2026年01月03日
[Clean Rooms] AWS Clean Rooms now supports detailed monitoring for collaboration queries
- 公開日: 2026-01-03 (JST)
- カテゴリ: Clean Rooms
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/01/clean-rooms-detailed-monitoring-collaboration-queries
概要
AWS Clean Roomsがコラボレーション内で実行されるSQLクエリの詳細なモニタリングをCloudWatchへ公開できる機能を追加しました。これによりクエリのパフォーマンスやリソース利用状況の可観測性が向上します。
変更内容・新機能の詳細
今回の追加機能では、Clean Roomsコラボレーション内で実行されるSQLクエリに関する詳細メトリクス(クエリパフォーマンスやリソース利用の指標)をCloudWatchへ公開できるようになりました。詳細モニタリングはコラボレーション単位で有効化でき、コラボレーション作成者が有効にするか、分析実行者(analysis runner)や設定された支払者(payor)がコラボレーションメンバーシップ設定時に有効化できます。公開されたメトリクスを用いてCloudWatchのダッシュボードやアラームを構築することで、クエリ遅延やリソース過剰利用の検出、コスト最適化が可能になります。なお、これはログではなくメトリクスとしてCloudWatchへ送られるため、可視化・アラートや集計に適しています。利用可能リージョンについてはAWS Regionsの表を参照してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: データ分析者、広告主、SRE/運用チーム、コラボレーションを管理する組織
- 利用シーン: キャンペーンリフト解析などコラボレーションで実行するSQLクエリのパフォーマンス監視、リソース利用の追跡、クエリ実行コストの最適化
- 運用効果: クエリ遅延やリソースボトルネックの早期検出、CloudWatchアラームによる自動通知、ダッシュボードでの傾向把握による運用効率化とコスト管理の改善
技術的な注意点
- IAM権限: コラボレーションの設定変更や詳細モニタリング有効化にはClean Rooms関連の権限が必要です。CloudWatchへメトリクスを公開するための権限(例: CloudWatch PutMetricData 等)も必要になる可能性があるため、事前にIAMポリシーを確認してください。
- リージョン制限: 機能の提供状況はリージョンによって異なります。利用前にAWS Regionsの対応状況を確認してください。
- コスト: CloudWatchへの追加メトリクス公開によりCloudWatchのメトリクス取り扱い・保存に関する料金が発生する可能性があります(高解像度メトリクスやアラーム数の増加もコスト増要因)。
- 有効化範囲: 詳細モニタリングはコラボレーション単位で有効化されます。コラボレーション作成者、または分析実行者/支払者がメンバーシップ設定時に有効化できます。
- データ保護/プライバシー: Clean Roomsはデータ共同分析向けのプライバシー保護機能を提供しますが、公開されるメトリクスが運用情報を含むため、組織のセキュリティ・コンプライアンス要件に沿ってアクセス制御を設計してください。
- Snowflake等との連携: AWS以外(例: Snowflake)とコラボレーションする場合でもメトリクス公開の挙動や必要な設定を事前に確認してください(連携構成に依存する部分があるため)。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/01/clean-rooms-detailed-monitoring-collaboration-queries
- https://aws.amazon.com/clean-rooms/
[Connect] Amazon Connect now provides the capability to store nested JSON object and looping arrays
- 公開日: 2026-01-03 (JST)
- カテゴリ: Connect
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/01/amazon-connect-nested-json-object-looping-arrays
概要
Amazon ConnectのフローでネストしたJSONオブジェクトや配列を保存・参照し、配列を自動でループ処理できるようになりました。これにより、業務システムから返された複雑な構造データをそのまま扱い、動的な自動応対を簡単に構築できます。
変更内容・新機能の詳細
新機能では、フロー内で完全なデータレコード(ネストされたJSONオブジェクトやリスト)を保存でき、特定の要素(例:注文リストの特定の注文)を個別に参照できます。さらに、配列(リスト)を自動的にループ処理でき、現在のインデックス(ループ位置)を追跡しながら各要素の詳細に順次アクセスして提示できます。これにより、外部ビジネスシステムへの多重呼び出しを減らし、フロー設計を簡素化して、顧客の全行程や取引履歴などを順に案内・更新するような高度な自動化体験を実現します。機能はAmazon Connectが利用可能なすべてのリージョンで提供されています。詳細な実装方法や構文・制限はAmazon Connect Administrator Guideを参照してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: コンタクトセンター開発者、IVR/フロー設計者、SRE/運用チーム
- 利用シーン: 顧客の予約一覧や取引履歴を一括取得して各アイテムを順に案内・更新するフロー、注文一覧から特定注文をピンポイントで参照する処理
- 運用効果: 外部API呼び出し回数の削減によるレイテンシ改善とコスト削減、フロー実装の簡素化により開発速度とメンテナンス性が向上
技術的な注意点
- IAM権限: フロー編集・属性操作にはAmazon Connectの適切な管理権限が必要です。必要なIAMポリシーを事前に確認してください。
- リージョン制限: Amazon Connectが利用可能なすべてのリージョンで提供されていますが、利用するリージョンのサービス制限やローカル規制は確認してください。
- コスト: 外部システムへのAPI呼び出しは減少する可能性がありますが、保存するデータ量増加やログ/Contact Trace Recordのサイズ増大に伴うストレージ・ログコストを考慮してください。
- データサイズ/制限: 属性や保存できるペイロードのサイズ・ネストの深さなどに制限がある可能性があります。具体的なクォータや制限値はAdministrator Guideを参照のこと。
- セキュリティ/個人情報: ネストJSONに顧客のPIIが含まれる場合は暗号化・アクセス制御・最低特権の原則を適用してください。データ保持ポリシーに従って処理・削除を設計してください。
- 互換性: 既存フローでの属性参照方法や外部連携の実装は見直しが必要な場合があります。移行時はテスト環境でフローの動作確認を行ってください。