2026年02月17日
[General] AWS HealthImaging launches additional metrics for monitoring data stores
- 公開日: 2026-02-17 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/02/aws-healthimaging-additional-metrics/
概要
AWS HealthImaging が Amazon CloudWatch でデータストアおよびアカウント単位のストレージ指標を追加しました。これにより医療画像ストレージのボリュームや成長トレンドをより詳細に把握できます。
変更内容・新機能の詳細
HealthImaging は新たに CloudWatch メトリクスを提供し、アカウントレベルおよびデータストアレベルでのストレージ監視を可能にします。提供される主な指標はストレージ容量(バイト単位)、イメージセット数、DICOM の検査(Study)数、シリーズ(Series)数、インスタンス(Instance)数などです。これらのメトリクスは単一テナント/マルチテナントのワークロードをペタバイト規模で管理するための可視化や傾向分析に利用でき、CloudWatch ダッシュボードやアラーム、GetMetricData を使った自動監視や運用ルールの構築に組み込めます。HealthImaging は HIPAA 適格サービスであり、現時点で一般提供されているリージョンは US East (N. Virginia)、US West (Oregon)、Asia Pacific (Sydney)、Europe (Ireland) です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 医療機関のクラウド運用チーム、医用画像管理ソフトウェア開発者、SRE
- 利用シーン: ストレージ使用量の月次/日次トレンド分析、データストア別の容量しきい値アラート設定、テナントごとの利用状況把握
- 運用効果: ストレージ不足やコスト増加の早期検出、キャパシティプランニングの精度向上、マルチテナント環境での公平なリソース配分の可視化
- スケーラビリティ: ペタバイト規模のストレージ増加を含む長期トレンド監視に対応可能
技術的な注意点
- IAM権限: CloudWatch(cloudwatch:GetMetricData、cloudwatch:ListMetrics 等)と HealthImaging のリード権限を付与してメトリクス参照・ダッシュボード作成を行ってください
- リージョン制限: 現時点での一般提供リージョンは us-east-1, us-west-2, ap-southeast-2, eu-west-1 のみです。その他リージョンでは未対応の可能性があります
- コスト: Service が CloudWatch メトリクスを発行する場合は通常の CloudWatch 使用料(データ取得 API、ダッシュボード、カスタムアラーム等)が発生する可能性があります。メトリクスの長期保存や高度なクエリ利用はコストに注意してください
- メトリクス粒度・保持: 発行されるメトリクスは CloudWatch の標準的な粒度・保持ポリシーに従います。高解像度(1 秒)や長期保存が必要な場合は CloudWatch の設定と料金を確認してください
- 統合注意点: 既存の監視基盤(SIEM、Ops チームのダッシュボード等)へ組み込む場合は CloudWatch のネームスペース/メトリクス名とディメンション(DataStore・Account 等)を確認してマッピングしてください
- その他: HIPAA 適用での利用は適切な管理(BAA 等)を行った上で実施してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/02/aws-healthimaging-additional-metrics/
- https://docs.aws.amazon.com/healthimaging/latest/userguide/
- https://docs.aws.amazon.com/healthimaging/latest/userguide/using-cloudwatch.html
[Ec2] Announcing new high performance computing Amazon EC2 Hpc8a instances
- 公開日: 2026-02-17 (JST)
- カテゴリ: Ec2
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/02/announcing-amazon-ec2-hpc8a-instances/
概要
Amazon EC2 Hpc8a インスタンスが発表されました。5th Gen AMD EPYC(Turin)プロセッサと第6世代 Nitro カードを採用し、Hpc7a 比で最大40%の性能向上と最大25%の価格性能改善を実現します。
変更内容・新機能の詳細
Hpc8a は高性能計算(HPC)向けに最適化された新世代 EC2 インスタンスです。主な仕様は最大周波数 4.5GHz の 5th Gen AMD EPYC(コードネーム Turin)プロセッサ、192 コア、768 GiB メモリ、および Elastic Fabric Adapter(EFA)経由で最大 300 Gbps のネットワーク帯域です。第6世代の AWS Nitro カードを採用しており、ノード間の低遅延・高スループット通信を必要とするタイトに結合された並列アプリケーション(CFD、気象予測、explicit FEA、マルチフィジックスシミュレーション等)に適しています。Hpc7a と比較して最大 42% のメモリ帯域向上が報告されており、メモリ集約型シミュレーションの性能改善に寄与します。購入はオンデマンドおよび Savings Plans に対応。現時点で利用可能なリージョンは米国東部(オハイオ)と欧州(ストックホルム)です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: HPC エンジニア、計算科学者、シミュレーション/CAE チーム、大学・研究機関、石油・ガスや気象分析などの業界ユーザー
- 利用シーンまたは効果: 大規模な MPI や RDMA を利用する密結合並列計算(CFD、FEA、気象・気候モデル、マルチフィジックス)でノード間通信遅延を低減し、ジョブの実行時間を短縮
- 運用効果: より高いコア数・メモリ帯域・EFA 帯域によりクラスターのスケールアウト効率と時間当たりのスループットが向上し、総所有コスト(TCO)の低減が期待できる
- 費用面の影響: 報告されている価格性能(price-performance)は向上するが、インスタンスの単価は高くなる可能性があるためワークロード別にベンチマークを実施して最適な購入方式(オンデマンド / Savings Plans)を選定する必要がある
- 運用上の考慮点: 大規模クラスターでの利用は EFA と Nitro 機能の適切な設定(クラスタ配置、ドライバ、MPI ライブラリ)を前提とするため、クラスター構築・管理の自動化(ParallelCluster、Slurm、Kubernetes+MPI 等)との連携が重要
技術的な注意点
- IAM権限: ec2:RunInstances、ec2:CreateNetworkInterface、ec2:AttachNetworkInterface 等、インスタンス起動・ネットワーク操作に必要な権限を確認してください
- ドライバ/OS: EFA と ENA のカーネルドライバ、対応する MPI(OpenMPI/Intel MPI/MVAPICH2)や libfabric が必要です。最新の Amazon Linux、Ubuntu などサポート済み AMI を利用することを推奨します
- 配置とネットワーク: 低遅延を得るためにはクラスタ配置(cluster placement group)や同一アベイラビリティゾーン内での配置が推奨されます。EFA を有効にするためには対応 AMI と設定が必要です
- リージョン制限: 発表時点では US East (Ohio) と EU (Stockholm) のみで提供されています。利用可能リージョンは順次拡大する可能性があります
- コスト: 発表では価格性能の改善が示されていますが、オンデマンド料金と Savings Plans の両方を見て費用対効果を評価してください。ネットワーク転送量は別途課金されます
- 互換性/ベンダー依存: 既存の Hpc7a ベースの最適化やライセンス(商用 MPI、ライセンス付きソフトウェア)は動作確認が必要です
- 注意点がない場合は: 特になし
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/02/announcing-amazon-ec2-hpc8a-instances/
- https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/hpc8a/
- https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/efa.html
- https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/nitro.html
[General] Announcing Amazon DocumentDB long-term support (LTS) on 5.0
- 公開日: 2026-02-17 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/02/announcing-amazon-documentdb-5-0-long-term-support
概要
Amazon DocumentDB (MongoDB互換) のバージョン5.0がLong-Term Support (LTS)対象になりました。これにより、機能追加を伴わない重要な安定性・セキュリティ修正のみを受け取ることで、アップグレード頻度と保守負荷を下げられます。
変更内容・新機能の詳細
LTS対象のDocumentDB 5.0は、機能追加を行わずクリティカルな安定性およびセキュリティパッチのみを提供するサポートチャネルです。利用方法は新規クラスタをエンジンバージョン5.0.0で作成するか、既存のエンジン5.0.0クラスタを次回のメンテナンスウィンドウでパッチ適用してLTSに移行します。実行中のクラスタで現在のエンジンパッチバージョンを確認するには、クラスタに接続して db.runCommand({getEngineVersion: 1}) を実行し、Engine Patch Version が 3.0.17983 以上であることを確認してください。LTSリリースはDocumentDBが提供されているすべてのAWSリージョンで利用可能です。LTSは新機能を導入しないため、アプリケーション互換性のリスクを抑えつつ長期間安定稼働させたいワークロードに適しています。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: Database管理者、SRE、プラットフォーム運用チーム、長期安定稼働を重視するアプリケーション開発者
- 利用シーンまたは効果: バージョンアップの頻度を抑えたい本番データベース(法令対応や長期運用の要件がある環境)での採用。セキュリティと安定性の重要な修正は受けつつ機能変化を避けられるため、リスクの低い運用が可能
- 運用効果: 頻繁なバージョン移行テストやスケジュール調整の負荷軽減、互換性検証工数の削減
- 可用性・ダウンタイムへの影響: パッチ適用時に再起動や短時間の接続中断が発生する可能性があるため、メンテナンスウィンドウの計画が必要
- リージョン: DocumentDBがサポートされているすべてのAWSリージョンで利用可能
技術的な注意点
- エンジンバージョン確認: クラスタに接続して db.runCommand({getEngineVersion: 1}) を実行し、Engine Patch Version が 3.0.17983 以上であることを確認してください
- 適用方法: 新規作成時はエンジンバージョン5.0.0を選択、既存は次回メンテナンスウィンドウでパッチ適用(手動での即時適用も可能)
- 事前準備: パッチ適用前にスナップショットを取得し、ステージング環境で互換性テストを実施してください
- 互換性: DocumentDBはMongoDB互換ですが、完全互換ではありません。LTSでもアプリ側ドライバやクエリの動作検証が必要です
- ダウンタイムとコスト: LTS自体に追加料金は発生しませんが、パッチ適用に伴う再起動による短時間の影響や検証作業に伴う運用コストが発生する可能性があります
- 権限: クラスタの作成・変更・パッチ適用を行うIAM権限(DocumentDBに関する管理権限)が必要です。事前にIAMポリシーを確認してください
- リージョン制限: 記事発表時点ではDocumentDB提供リージョンすべてで利用可能とされていますが、利用前に対象リージョンでの提供状況を確認してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/02/announcing-amazon-documentdb-5-0-long-term-support
- https://docs.aws.amazon.com/documentdb/latest/developerguide/
[Backup] AWS Backup announces PrivateLink support for SAP HANA on AWS
- 公開日: 2026-02-17 (JST)
- カテゴリ: Backup
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/02/aws-backup-announces-privatelink-sap-hana-aws/
概要
AWS Backup が SAP HANA を Amazon EC2 上で利用するワークロードのバックアップに対して AWS PrivateLink をサポートしました。これによりバックアップトラフィックをパブリックインターネットを経由させずにプライベート接続で送受信できます。
変更内容・新機能の詳細
今回のリリースでは、AWS Backup のストレージエンドポイントに対して AWS PrivateLink(Interface VPC Endpoints)を利用できるようになりました。これにより、SAP HANA(EC2上、Backint を使用する構成)のバックアップデータを送る際のネットワーク経路を VPC 内の ENI 経由に限定でき、パブリックエンドポイントを経由する必要がなくなります。導入にあたっては、SAP HANA 用の Backint エージェントを最新版に更新し、バックアップストレージ用の VPC エンドポイント(backup-storage VPCE)を VPC に追加します。エンドポイントはセキュリティグループで制御でき、プライベート DNS を有効化することで AWS Backup のストレージ API 呼び出しが自動的にエンドポイント経由になるケースが一般的です。リージョン可用性は「AWS Backup が EC2 上の SAP HANA をサポートするリージョン」で利用可能とのことです。なお、Interface エンドポイントは時間課金とデータ処理料金が発生するためコスト影響があります。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: SAP HANA を EC2 上で稼働させ、AWS Backup + Backint でバックアップを行う企業(金融、医療、政府など規制産業)
- 利用シーン: バックアップトラフィックをパブリックインターネットに出さずに完全にプライベートな経路で送信する必要がある場合(コンプライアンス準拠、データ保護方針)
- 運用効果: バックアップ通信の攻撃面縮小・データ転送の所在可視化が可能になり、HIPAA、PCI DSS など規制基準への準拠策として利用できる
- 導入作業: Backint エージェントのアップデートと VPC への backup-storage VPCE 追加が必要で、ネットワークおよびセキュリティグループの設定変更が発生する
技術的な注意点
- IAM権限: VPC エンドポイントや関連リソース(EC2、ENI)作成に必要な IAM 権限が必要です。Backint の更新作業に対する実行権限も確認してください
- リージョン制限: 本機能は「AWS Backup が EC2 上の SAP HANA をサポートするリージョン」で利用可能です。お使いのリージョンでサポートされているか確認してください
- コスト: Interface VPC Endpoint(PrivateLink)は時間単位のエンドポイント料金とデータ処理料金が発生します。バックアップデータ量に応じた追加コストを見積もってください
- ネットワーク設定: エンドポイントに割り当てるセキュリティグループ、サブネット、DNS(プライベート DNS の有効化)を適切に設定する必要があります。NACL やルーティング要件も確認してください
- エージェント更新: Backint(SAP HANA 用)エージェントを公式にサポートされるバージョンへ更新する必要があります。アップデート手順と互換性を事前検証してください
- 運用監視: エンドポイントの状態監視、ログ(VPC Flow Logs 等)やバックアップジョブの成功/失敗の監視設定を確認してください
- その他: PrivateLink によりトラフィックは AWS ネットワーク内に留まりますが、暗号化要件やデータ保管場所(リージョン)などのコンプライアンス要件は別途確認が必要です
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/02/aws-backup-announces-privatelink-sap-hana-aws/
- https://docs.aws.amazon.com/privatelink/latest/userguide/what-is-privatelink.html
- https://docs.aws.amazon.com/aws-backup/latest/devguide/
[Ec2] Amazon EC2 M7i instances are now available in the Israel (Tel Aviv) Region
- 公開日: 2026-02-17 (JST)
- カテゴリ: Ec2
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/02/amazon-ec2-m7i-israel-tel-aviv-regions
概要
Amazon EC2のM7iインスタンスがイスラエル(テラビブ)リージョンで利用可能になりました。カスタムの第4世代Intel Xeon(Sapphire Rapids)を搭載し、M6i比で最大15%の価格性能向上をうたっています。
変更内容・新機能の詳細
M7iはAWS専用にカスタムされた第4世代Intel Xeon Scalableプロセッサ(コード名:Sapphire Rapids)を採用した汎用(メモリ最適化寄りの汎用)インスタンスファミリーです。記事のポイントは以下の通りです:
- 性能・価格性能: 他クラウドで使われる同等のx86ベースIntelプロセッサと比べて最大15%の性能向上をうたっており、M6i比で最大15%の価格性能改善を提供します。
- インスタンスサイズ: 単一インスタンスで最大48xlargeまでの大きなサイズを提供し、さらに2つのベアメタルサイズ(metal-24xl、metal-48xl)を用意しています。
- Intelハードウェアアクセラレータ: ベアメタルサイズはData Streaming Accelerator(DSA)、In-Memory Analytics Accelerator(IAX)、QuickAssist Technology(QAT)を組み込みでサポートし、データ操作のオフロードや暗号化/圧縮/メモリ解析処理の高速化に利用できます。
- 適したワークロード: 大規模インスタンスや継続的な高CPU使用率が必要なゲームサーバ、CPUベースの機械学習(トレーニング/推論の一部)、ビデオストリーミング、その他高スループットのデータ処理などが想定されています。
- 利用開始: AWS マネジメントコンソールから利用可能(リージョンをIsrael (Tel Aviv)に切り替えて選択)。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: クラウド上で大規模CPUリソースやベアメタルを必要とするアプリケーション開発者、SRE、ゲーム運営者、MLエンジニア
- 利用シーン: 大規模ゲームサーバホスティング、CPU中心のMLワークロード、ライブ/オンデマンド動画配信、低レイテンシかつ高スループットを求めるデータ処理パイプライン
- 運用効果: より高い単位当たり性能(価格性能)によりコスト効率の改善、ベアメタルでのハードウェアアクセラレータ利用により暗号化・圧縮・データ処理のオフロードが可能になりレイテンシ低下やスループット向上が見込まれる
技術的な注意点
- IAM権限: EC2インスタンスの起動には通常のec2:RunInstancesなどの権限が必要。ベアメタル/大容量インスタンスは追加のQuota申請が必要になる場合があります。
- リージョン制限: 本発表はIsrael (Tel Aviv) リージョンでの提供開始を指します。他リージョンでの可用性はリージョンごとに確認してください。
- OS/ドライバ: DSA/IAX/QATなどのハードウェアアクセラレータを利用する場合は対応するカーネルドライバやユーザーランドライブラリ(Intel提供のドライバやSDK)が必要です。AMIやカーネル互換性を事前確認してください。
- ベアメタル注意点: metal-24xl/metal-48xlはハイパーバイザを介さないため、ホスト側機能(例:一部のAWSマネージド機能やカスタムエージェント)の挙動やサポート要件が異なる場合があります。OSレベルでのハードウェア管理が必要です。
- ネットワーク/性能: 大きなインスタンスは高いネットワーク帯域やENI数/IP数を消費する可能性があるため、VPC設計やENI/サブネットの容量管理を行ってください。
- コスト: 「価格性能の向上」をうたっていますが、実際の料金はリージョンとインスタンスタイプごとに異なります。コスト試算やReserved/ Savings Planの適用検討を推奨します。