2026年03月03日
[General] AWS Batch now supports configurable scale down delay
- 公開日: 2026-03-03 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/03/aws-batch-configurable-scale-down-delay/
概要
AWS Batchがマネージドコンピュート環境でインスタンスのスケールダウン遅延を設定できるようになりました。これにより、断続的/周期的なワークロードで不要なインスタンス停止と再起動を避け、ジョブ処理の遅延を減らせます。
変更内容・新機能の詳細
新しいパラメータ minScaleDownDelayMinutes により、各インスタンスが最後にジョブを完了してからそのインスタンスを維持する時間を20分〜1週間の範囲で指定できます。設定は CreateComputeEnvironment または UpdateComputeEnvironment API、あるいは AWS Batch 管理コンソールから行えます。遅延はインスタンス単位で適用され、各インスタンスの「最後のジョブ完了時刻」を基準に評価されます。これにより、短時間に継続してジョブが流れるような間欠的/周期的ワークロードでインスタンスの不要な終了と再起動を抑え、ジョブ開始までのウォームアップ時間(例:AMI起動、コンテナプル、初期化処理)による遅延を低減します。機能は AWS Batch が提供されるすべてのリージョンで利用可能です。詳細は AWS Batch API Guide の該当 API ドキュメントを参照してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: AWS Batch を利用するバッチ処理開発者、SRE、データ処理チーム
- 利用シーンまたは効果: 断続的/周期的にジョブが発生するワークロードで、インスタンスの継続稼働時間を延ばすことでジョブ起動遅延を削減(例:短間隔で繰り返しバッチが送られるETLや夜間バースト処理)
- 運用効果: インスタンスの不要なterminate/relaunchを削減してジョブの待ち時間を短縮、安定したスループットが得られる
- コスト影響: インスタンスを長く保持するため短期的にEC2コストが増加する可能性があるが、頻繁な起動処理によるオーバーヘッドや再起動に伴う非効率を低減できる
- 設定運用: Compute Environment 単位で設定し、ワークロード特性に応じて値(20分〜1週間)を調整することを推奨
技術的な注意点
- IAM権限: CreateComputeEnvironment/UpdateComputeEnvironment の実行権限が必要(AWSBatchFullAccess などの適切なポリシーを確認)
- リージョン制限: AWS Batch が利用可能なすべてのリージョンでサポートされています(一般提供)。ただし利用前に対象リージョンのサービスアップデートを確認してください
- コスト: インスタンスを長時間保持することで EC2/Spot の課金対象時間が増加します。コストとレイテンシのトレードオフを評価してください
- 適用単位: 遅延はインスタンス単位で適用され、Compute Environment レベルで設定します。ジョブ単位での個別設定はできません
- API/コンソール: CreateComputeEnvironment/UpdateComputeEnvironment の minScaleDownDelayMinutes パラメータで設定可能。コンソールからも設定できます
- 運用監視: スケールダウン動作の影響を確認するため、CloudWatch メトリクス(EC2 インスタンス数、ジョブキューの待ち時間など)を監視してください
- 注意点: 値の最小は20分、最大は1週間です。短時間保持では効果が小さく、長時間保持ではコスト増につながるためワークロードに応じた調整が必要
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/03/aws-batch-configurable-scale-down-delay/
- https://docs.aws.amazon.com/batch/latest/APIReference/API_CreateComputeEnvironment.html
- https://docs.aws.amazon.com/batch/latest/APIReference/API_UpdateComputeEnvironment.html
- https://docs.aws.amazon.com/batch/latest/userguide/what-is-batch.html
[Config] AWS Config now supports 30 new resource types
- 公開日: 2026-03-03 (JST)
- カテゴリ: Config
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/03/aws-config-new-resource-types/
概要
AWS Configが30種類の追加リソースタイプをサポートしました。これにより、より広範なAWSリソースの検出、監査、評価、修復をConfigで一元的に行いやすくなります。
変更内容・新機能の詳細
今回のアップデートで、Amazon Bedrock AgentCoreやAmazon Cognitoなどを含む30のCloudFormationリソースタイプがAWS Configのサポート対象に追加されました。主な効果は以下のとおりです。
- リソースの変更履歴(Configuration Items)とスナップショットの収集が可能になり、構成の追跡と差分確認が行えます。
- 追加されたリソースタイプは、Config Rules(マネージドルール/カスタムルール)とConfig Aggregatorで利用可能になり、ポリシー評価や複数アカウント・リージョンの収集が行えます。
- 既に「すべてのリソースタイプの記録」を有効にしている場合は、今回の追加は自動で記録対象になります。個別に記録設定している場合は、該当リソースタイプを明示的に有効にする必要があります。 追加されたリソースタイプ(CloudFormation形式の名前): AWS::AppSync::DataSource, AWS::Deadline::LicenseEndpoint, AWS::Batch::ConsumableResource, AWS::Deadline::QueueEnvironment, AWS::Bedrock::DataSource, AWS::Detective::OrganizationAdmin, AWS::BedrockAgentCore::Gateway, AWS::GameLift::ContainerFleet, AWS::BedrockAgentCore::Memory, AWS::GameLift::ContainerGroupDefinition, AWS::Cognito::IdentityPoolRoleAttachment, AWS::GameLift::GameServerGroup, AWS::Cognito::LogDeliveryConfiguration, AWS::GameLift::Location, AWS::Cognito::UserPoolUICustomizationAttachment, AWS::IoT::TopicRule, AWS::Connect::RoutingProfile, AWS::Omics::ReferenceStore, AWS::DataBrew::Dataset, AWS::PCAConnectorAD::Template, AWS::DataBrew::Job, AWS::PCAConnectorSCEP::Challenge, AWS::DataBrew::Project, AWS::ResourceExplorer2::View, AWS::DataBrew::Recipe, AWS::ResourceGroups::Group, AWS::DataBrew::Ruleset, AWS::Scheduler::ScheduleGroup, AWS::DataBrew::Schedule, AWS::VerifiedPermissions::IdentitySource ※これらは「各サービスが提供されているリージョン」で利用可能です。Configの既存機能(スナップショット、履歴検索、ルール評価、集約)と組み合わせて運用できます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: クラウドインフラエンジニア、セキュリティ/コンプライアンスチーム、SRE/運用チーム
- 利用シーンまたは効果: 新しくサポートされたリソースを含めた包括的な構成監査、ポリシー評価(Config Rules)、複数アカウント/リージョンの集約レポート作成
- 運用効果: サポート対象が拡大することで見落としリソースが減り、監査カバレッジ向上とセキュリティ・コンプライアンス違反の早期検出が可能になる
- リスク低減: 特定サービス(例: Bedrock AgentCoreやCognito等)の設定変更を追跡できるため、誤設定や権限過剰などのリスク検出が容易に
技術的な注意点
- IAM権限: AWS Configが各リソースのメタデータを収集するために必要な読み取り権限(Describe/List/Get相当)を持つことを確認してください。Config用IAMロール(AWSConfigRole等)が最新のアクセス範囲を持つ必要があります。
- リージョン制限: 追加リソースは「各サービスが提供されているリージョン」でのみサポートされます。BedrockやGameLift、DataBrewなどはリージョン提供状況が限定されているため、東京リージョン等での可用性を事前確認してください。
- コスト: Configは記録されたConfiguration Item数、スナップショット、評価ルールの数などで課金されます。監視対象リソースが増えるとコストが増加する可能性があるため、記録設定(すべてのリソース vs 選択的)を見直してください。Config Aggregatorやマネージドルールの評価にも追加コストが発生する場合があります。
- 設定注意事項: 既に「すべてのリソースタイプの記録」を有効にしている場合は自動で追加リソースを記録しますが、個別記録を使用している場合は新リソースを明示的に追加してください。
- Config Rulesとの連携: 追加リソースはマネージドルールやカスタムルールでターゲットにできますが、カスタムルール(Lambdaやイベント駆動型)の場合はイベントフォーマットや権限要件を確認してください。