2026年06月13日
[Lightsail] Amazon Lightsail is now available in three additional AWS Regions
- 公開日: 2026-06-13 (JST)
- カテゴリ: Lightsail
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/amazon-lightsail-aws-regions/
概要
Amazon Lightsail が新たにアジア太平洋(香港)、南米(サンパウロ)、欧州(スペイン)の3リージョンで利用可能になりました。これにより、これらの地域のユーザーは低遅延・高パフォーマンスでLightsailの簡易なインフラを利用できます。
変更内容・新機能の詳細
今回の拡張により、Lightsail のフル機能(汎用/コンピュート最適化/メモリ最適化のインスタンスバンドル、マネージドデータベース、コンテナサービス、ロードバランサー、スナップショット等)がアジア太平洋(香港)、南米(サンパウロ)、欧州(スペイン)で利用可能になりました。Lightsail はコンソール、AWS CLI、AWS SDK を通じてリソース作成が可能で、従来どおりシンプルで予測しやすい価格モデルを提供します。地域内での配置によりレイテンシ低下やデータ居住性(data residency)要件への対応が容易になり、スタートアップや中小企業、開発者がエンドユーザーに近い場所でアプリケーションを運用できます。利用可能なリージョン一覧は記事中に記載の通りで、既存の US/Canada/Europe/Asia/South America の複数リージョンに加わっています。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: スタートアップ、中小企業、個人開発者、SRE/運用チーム
- 利用シーン: エンドユーザーに近い場所でのウェブアプリ/API/小~中規模サービスのホスティング、低遅延が求められるアプリケーションのデプロイ、ローカルのデータ居住性要件への対応
- 運用効果: レイテンシ改善によるユーザー体験向上、地域内でのバックアップ/復旧の短縮、データ所在地要件を満たすことでコンプライアンス対応が容易化
- リージョン範囲: 新たにアジア太平洋(香港)、南米(サンパウロ)、欧州(スペイン)が追加され、Lightsail の利用可能リージョンが拡大
技術的な注意点
- IAM権限: Lightsail リソース作成には適切な Lightsail 用 IAM ポリシー(例: lightsail:* または必要最小限のアクション許可)が必要です。AWS アカウントの IAM 設定を確認してください。
- リージョン制限: 機能は地域ごとに段階的に提供される場合があるため、特定のバンドルやエンジン(例: 特定の DB エンジンやコンテナ機能)が直ちに全リージョンで完全に同一の可用性を持つとは限りません。公式ドキュメントでリージョンごとの対応状況を確認してください。
- コスト: Lightsail は「シンプルで予測可能な価格」を提供しますが、リージョンごとの定価やデータ転送費用は異なる場合があります。利用前に対象リージョンの料金表を確認してください。
- データ移動/バックアップ: スナップショットやスナップショットのコピーはリージョン間で手動移動が必要で、リージョン間転送には追加コストや時間が発生します。
- サービスクォータ: デフォルトのリソース上限(インスタンス数やデータベース数など)はリージョンごとに設定されているため、必要に応じて Service Quotas で引き上げを申請してください。
- アクセス方法: Lightsail はコンソール、AWS CLI、AWS SDK 経由で利用可能です。自動化や CI/CD からの操作は CLI/SDK を推奨します。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/amazon-lightsail-aws-regions/
- https://docs.aws.amazon.com/lightsail/latest/userguide/where-is-lightsail-available.html
- https://docs.aws.amazon.com/cli/latest/reference/lightsail/
- https://lightsail.aws.amazon.com/console/
[SageMaker] SageMaker AI now supports serverless fine-tuning for NVIDIA Nemotron models
- 公開日: 2026-06-13 (JST)
- カテゴリ: SageMaker
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/05/amazon-sagemaker-ft-nemotron-3/
概要
Amazon SageMaker AIがNVIDIAのオープンウェイトモデル「Nemotron 3 Nano(約30Bパラメータ)」に対するサーバーレスでのファインチューニング(SFTおよびRFT)をサポートしました。インフラ管理不要でモデルをドメイン固有データに適合させられます。
変更内容・新機能の詳細
今回の更新で、SageMaker AIはNemotron 3 Nanoモデルに対する監督学習によるファインチューニング(Supervised Fine-Tuning:SFT)と強化学習によるファインチューニング(Reinforcement Fine-Tuning:RFT)をサーバーレスで実行できるようになりました。Nemotron 3 NanoはNVIDIAの公開重みモデルで、約300億(30B)パラメータを持ちます。サーバーレス・カスタマイズでは、SageMaker側がインフラのプロビジョニング、トレーニングのオーケストレーション、リソース管理を自動で行うため、ユーザーはデータ準備や評価に集中できます。課金はサーバーレスの従量課金モデル(使用した分に応じた支払い)となり、必要なときだけ利用する運用が可能です。操作はSageMaker StudioのModelsページからジョブを起動するか、SageMaker Python SDKを使ったプログラム的な制御で行えます。対応リージョンは US East (N. Virginia), US West (Oregon), Asia Pacific (Tokyo), Europe (Ireland) です。詳細なパラメータ設定、チェックポイント、データフォーマットや評価方法についてはSageMakerのモデルカスタマイズドキュメントを参照してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 機械学習エンジニア、データサイエンティスト、SRE/運用チーム、アプリ開発者
- 利用シーン: ドメイン固有の応答精度向上(医療・金融・カスタマーサポート等)、企業トーンに合わせた出力調整、ラベル付きデータを使った新タスクへの適応、プロトタイプの高速検証
- 運用効果: インフラ管理負荷の削減とオンデマンド課金によりファインチューニングの導入コストを低減し、短期間でモデル適応と評価を繰り返せる(迅速な実験→本番化が可能)
技術的な注意点
- IAM権限: SageMakerでのカスタマイズ実行にはSageMaker関連の実行ロールとS3アクセス権(データ/アーティファクト格納)が必要です。必要なポリシーを事前に確認してください。
- リージョン制限: 現時点での対応リージョンは US East (N. Virginia), US West (Oregon), Asia Pacific (Tokyo), Europe (Ireland) のみです。その他リージョンでは未対応の可能性があります。
- コスト: サーバーレスは従量課金ですが、データ量やトレーニングステップ数、RFTでの追加実行によりコストが増加します。大規模データや長時間トレーニングのコスト見積は事前に行ってください。
- データ準備/フォーマット: 教師付き学習(SFT)や強化学習(RFT)それぞれで適切なラベル形式/報酬設計が必要です。SageMakerの推奨する入力フォーマットや前処理を確認してください。
- モデルライセンス・コンプライアンス: Nemotronはオープンウェイトですが、商用利用や再配布に関するライセンス条件を確認し、自社データの取り扱い(個人情報・機密情報)についても留意してください。
- サービスクォータと制限: サーバーレス実行に関するジョブ同時実行数や最大実行時間、チェックポイント保存の上限などのクォータが存在する可能性があります。必要に応じてAWSサポートへクォータ引き上げを申請してください。
- ネットワーク/VPC: 機密データやプライベートリソースにアクセスする場合はVPC設定やSageMakerのネットワーク設定(プライベートサブネット、エンドポイント)を確認してください。
- SDK/操作方法: SageMaker StudioのModelsページまたはSageMaker Python SDKでジョブを起動可能です。自動スケールや再現性確保のためにジョブ設定(ハイパーパラメータ、シード、チェックポイント)を明示的に管理してください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/05/amazon-sagemaker-ft-nemotron-3/
- https://docs.aws.amazon.com/sagemaker/latest/dg/
[General] Amazon EC2 I7i instances now available in AWS Europe (Paris) Region
- 公開日: 2026-06-13 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/amazon-ec2-i7i-instances-europe-paris-region/
概要
Amazon EC2のストレージ最適化インスタンス「I7i」が AWS Europe (Paris) (eu-west-3) リージョンで利用可能になりました。I4i世代比で計算性能とストレージ性能が大幅に改善されています。
変更内容・新機能の詳細
I7iインスタンスは第5世代Intel Xeonプロセッサ(オールコアターボ3.2GHz)を採用し、I4iと比べて最大で約23%の計算性能向上、価格性能比で10%超の改善を実現します。ストレージ面では第3世代AWS Nitro SSD(ローカルNVMe)を搭載し、最大45TBのインスタンスローカルNVMeを提供します。これによりリアルタイムのストレージ性能が最大50%向上、ストレージI/Oレイテンシが最大50%低下、レイテンシ変動は最大60%低減されます。ランダムIOPS性能とリアルタイムレイテンシが重要な、小〜中規模データセット向けのI/O集約・レイテンシセンシティブなワークロードに最適です。破損(torn write)防止機能は最大16KBのブロックサイズまでサポートされ、データベースなどでの性能ボトルネックを軽減できます。提供サイズは仮想インスタンス9種類(最大48xlarge)とベアメタル2種類の合計11サイズで、ネットワーク帯域は最大100Gbps、Amazon EBS向け帯域は最大60Gbpsです。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: ストレージ最適化が必要なデータベース運用者、HPCやOLTP/NoSQLのSRE、I/O集約アプリケーション開発者
- 利用シーン: 高ランダムIOPSが要求されるデータベース(例:トランザクションDB、NoSQL)、リアルタイム分析キャッシュ、ログ集約・インデックス作成、低レイテンシのストレージアクセスが重要なアプリケーション
- 運用効果: レイテンシ低減とIOPS向上によりスループット改善と一貫した応答性が期待でき、データベースのスケールやコスト最適化(同等性能で世代交代による価格性能向上)が可能
技術的な注意点
- IAM権限: 通常のEC2起動権限(ec2:RunInstances 等)およびEBS/ネットワーク関連の権限が必要です。必要に応じて容量上限(vCPUクォータ)引き上げ申請が必要です。
- リージョン制限: 本発表は Europe (Paris) (eu-west-3) での提供開始を示します。他リージョンでの提供状況はリージョンごとに異なります。
- コスト: インスタンスの時間課金に加え、EBSやデータ転送の料金が発生します。I7iはI4iより価格性能比は改善されているもののインスタンス単価は世代やサイズにより変動するため、コスト試算が必要です。
- インスタンスストレージの性質: ローカルNVMeはインスタンスストア(揮発性)です。停止・終了でデータが消失するため永続化が必要なデータはEBS/S3等にバックアップしてください。
- OS/ドライバ: Nitroベースの第3世代Nitro SSDや最大帯域を利用するには最新のカーネル/ENA/NVMeドライバや公式AMIsの利用が推奨されます。
- 破損防止(torn write): 最大16KBブロックまでサポート。データベースやファイルシステムのブロック/IOサイズ設定を考慮し、想定する書き込み単位で効果を確認してください。
- EBSとローカルNVMeの使い分け: 高速な永続性が必要ならEBS(プロビジョンドIOPSなど)との組合せ、キャッシュや一時データならローカルNVMeを検討してください。
- クォータ/制限: 高いネットワーク帯域やvCPUを利用する場合はアカウントのクォータ(vCPU上限、ENI数など)確認・申請を推奨します。