2026年08月07日
[Gamelift] Amazon GameLift Servers now supports 21 new EC2 instance types
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: Gamelift
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/gamelift-ec2-instance-expansion/
概要
Amazon GameLift Serversが21種類の追加EC2インスタンスタイプ(C8a/C8i/C9g、M8a/M8i/M9gファミリー)をサポートしました。これによりx86/Armの選択肢が広がり、性能・コスト・互換性に応じた最適なゲームサーバー構成が可能になります。
変更内容・新機能の詳細
追加サポートは、管理されたEC2フリートおよび管理されたコンテナフリートの両方に対して行われ、合計21のインスタンスタイプが利用可能になりました。対象はコンピュート最適化のCシリーズ(C8a, C8i, C9g)と汎用のMシリーズ(M8a, M8i, M9g)で、プロセッサは第5世代AMD EPYC(x86/AMD)、カスタムIntel Xeon 6(x86)、およびAWS Graviton5(Arm)を含みます。これにより、CPU負荷の高いマルチプレイヤーゲームロジックはCシリーズで高性能化でき、Graviton5搭載のM9gでコスト効率よくスケールするなどワークロードに応じた選択が可能です。新しいインスタンスタイプはAmazon GameLift Serversのサポートリージョンで利用可能(AWS Chinaを除く)。フリート作成時は、インスタンスアーキテクチャに合わせたゲームサーバービルド(バイナリ/コンテナイメージ)を用意し、GameLiftのフリート設定(インスタンスタイプ指定、起動テンプレート/起動設定、スケーリングポリシー)を適用してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: ゲーム開発者、スタジオのインフラ/運用エンジニア
- 利用シーンまたは効果: CPU集約型のマルチプレイヤーサーバーはCシリーズで性能向上、一般用途の大規模フリートはGraviton5搭載M9gでコスト最適化が可能
- 運用効果: インスタンス選択肢が増えることで性能・コスト・互換性のトレードオフを改善し、サーバーのスケール計画やTCO最適化がしやすくなる
技術的な注意点
- アーキテクチャ互換性: x86(Intel/AMD)とArm(Graviton5)を選べます。選択したアーキテクチャ向けにビルドしたバイナリやコンテナイメージが必須です
- AMI/コンテナ: フリートで使用するOSイメージやコンテナが対象プロセッサをサポートしているか確認してください(特にArmは再ビルドや依存ライブラリの対応が必要)
- IAM権限: GameLiftでフリートを作成・管理するためのIAM権限(gamelift:、ec2:, iam:PassRoleなど)が必要です。最小権限の検討を推奨します
- リージョン制限: AWS Chinaを除くGameLift Serversサポートリージョンで利用可能です。利用予定リージョンでの提供状況を事前に確認してください
- コスト: インスタンスタイプごとに価格が異なります。Graviton5は同等性能でコスト効率が高い場合が多いですが、ゲームエンジンやミドルウェアの互換性も考慮して試験的に評価してください
- その他注意事項: Windowsベースのゲームサーバーやライセンス要件があるミドルウェアを利用する場合はライセンス/対応可否を確認してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/gamelift-ec2-instance-expansion/
- https://docs.aws.amazon.com/gamelift/latest/developerguide/servers.html
[Govcloud Us] Amazon OpenSearch Service announces additional upgrade runway for existing domains and support dates for additional versions
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: Govcloud Us
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-opensearch-service-additional-upgrade-runway-support-dates
概要
Amazon OpenSearch Serviceは、既存のExtended Support対象エンジンのセキュリティ/OSパッチ提供期間を追加で12か月延長し(~2027年11月7日)、さらに一部の追加バージョンについてStandard/Extended Supportの期間と料金を発表しました。
変更内容・新機能の詳細
主な内容は以下の通りです。
- 既存のExtended Support対象バージョン(Elasticsearch 1.5~7.8 ※5.6は既に2028-11-07まで延長済み、OpenSearch 1.0~1.2、OpenSearch 2.3~2.9)について、セキュリティパッチおよびOSパッチの提供をさらに12か月延長し、期間を2027年11月7日まで継続します。これらのドメインは隔離(isolation)されません。
- 料金の扱い:該当バージョンのExtended Supportについて、2026年11月7日以降はExtended Supportの追加料金が“該当バージョンのインスタンス料金と同額”に相当するレートへ変更されます(ストレージ料金への影響はありません)。Elasticsearch 5.6については既存のExtended Support料金体系が継続されます。
- 追加でStandard/Extended Support日程の発表:Elasticsearch 6.8、7.9、7.10、OpenSearch 1.3、およびOpenSearch 2.11~2.19についてサポート期間を確定。内訳は例として、Elasticsearch 6.8/7.10 と OpenSearch 1.3/2.19 は3年のExtended Support、Elasticsearch 7.9 と OpenSearch 2.11~2.17 は1年のExtended Supportが付与されます。
- 料金例:発表済みの一部バージョンのExtended Support料金は、米国東部(バージニア北部)で0.0065 USD/Normalized Instance Hour(NIH)。詳細なリージョン別料金は料金ページを確認する必要があります。
- 推奨:パフォーマンス・セキュリティ・新機能を得るため、できるだけ最新のOpenSearchバージョンへのアップグレードを推奨しています。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: Amazon OpenSearch Serviceを利用中で旧バージョン(Elasticsearch 1.5~7.8、OpenSearch 1.0~1.2、2.3~2.9 等)を稼働中のユーザー
- 利用シーン: 長期運用中のクラスタのバージョン移行計画(アップグレードスケジュール調整)、レガシーバージョンを段階的に最新へ移行するための猶予期間利用
- 運用効果: セキュリティ/OSパッチが延長されることで、移行期間中も既存ドメインの運用継続が可能(ドメイン隔離なし)。ただしExtended Support料金の変更により運用コストが増加する可能性あり
技術的な注意点
- IAM権限: Extended Supportの有効化や請求に関する操作は通常のOpenSearch/AWSアカウント権限(billing閲覧やOpenSearchの管理権限)で管理します。必要なIAMポリシーは事前に確認してください。
- リージョン制限: 一部料金や提供時期がリージョン毎に異なる可能性があります。記事で示された料金は米国東部(N. Virginia)例のため、利用リージョンの料金ページを必ず確認してください。
- コスト: 影響大。対象バージョンのExtended Supportは2026-11-07以降、該当バージョンのインスタンス料金相当のサーチャージ(ストレージは影響なし)に変更されます。追加で発表されたバージョンは例として0.0065 USD/NIH(us-east-1)という設定が示されています。移行計画に合わせてコスト試算を行ってください。
- サポート範囲: Extended SupportはセキュリティおよびOSパッチの提供が主であり、新機能やパフォーマンス改善の保証は含みません。長期的には最新バージョンへのアップグレードが推奨されます。
- ドメイン運用: 対象バージョンのドメインは「隔離(isolation)されない」と明記されていますが、既知の機能制限や互換性問題は継続するためアップグレード計画と検証を行ってください。
- 移行作業: バージョン間の互換性(API/設定/プラグイン)検証、スナップショット・リストアやブルー/グリーン移行などダウンタイム低減手順を事前に設計してください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-opensearch-service-additional-upgrade-runway-support-dates
- https://aws.amazon.com/opensearch-service/pricing/
[General] AWS Parallel Computing Service is now in scope for FedRAMP, SOC, ISO, CSA STAR, and PCI
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-pcs-august/
概要
AWS Parallel Computing Service (PCS) がセキュリティ/コンプライアンスの適合範囲を拡大しました。これにより、連邦機関や規制業界の企業が機密・ミッションクリティカルなHPCワークロードをPCS上で運用しやすくなります。
変更内容・新機能の詳細
AWS Parallel Computing Service (PCS) は Slurm を用いた高性能コンピューティング(HPC)ワークロードの実行・スケーリングを簡素化するマネージドサービスです。今回の更新で PCS は以下のコンプライアンス/認証分野の対象になりました:
- FedRAMP Class C(旧 Moderate):米国東部(オハイオ)、米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン)リージョンで対応
- FedRAMP Class D(旧 High):AWS GovCloud (US) リージョンで対応
- SOC 1/2/3:第三者監査による管理策の有効性確認が含まれる
- ISO:国際標準に基づく認証(ISO 規格に準拠)
- CSA STAR(CCM 4.0):クラウド固有のセキュリティフレームワークへの適合
- PCI(PCI DSS / PCI 3DS):支払カードデータを扱うワークロードに関する AWS 側の適合性に含まれる
- HIPAA:ヒートルスルーのための適格性(HIPAA 対象ワークロードでの利用可能)
技術的には、PCS は Slurm のマネージド制御プレーンを提供し、EC2 インスタンス(インスタンスタイプの選定、EFA 等のネットワーク機能)、ストレージ(Amazon FSx for Lustre、EBS、S3 との連携)や IAM、VPC ネットワーク設定と組み合わせて大規模並列ジョブを運用します。今回のコンプライアンス適用により、これらの基盤となる AWS 管理コントロールが上記の監査/認証レポートに含まれるため、顧客は自身の統制(アプリケーション固有の設定やアクセス制御など)と組み合わせて規制要件を満たしやすくなります。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 連邦政府機関、公的機関、軍事・行政系サプライヤー、金融・ヘルスケアなどの規制業界で機密性の高いHPCを必要とする組織
- 利用シーン: 大規模シミュレーション(気象、流体力学)、ゲノミクス解析、リスク解析・金融モデリング、製品設計のCAEなど、コンプライアンス要件下でのHPCジョブ実行
- 運用効果: PCS を利用することで、AWS 側の管理コントロール(物理・インフラ・一部の運用プロセス)が既に監査済みとなり、顧客は自組織の追加統制や監査対応コストを削減しつつ、迅速に規制対応環境を構築可能
- リージョン影響: FedRAMP Class C の範囲は米国主要リージョン(オハイオ、バージニア北部、オレゴン)に限定され、GovCloud では Class D が適用されるため、該当するデータ居住要件や運用リージョンの選定に影響する
技術的な注意点
- IAM権限: PCS の利用には適切な IAM ロール/ポリシー(クラスタ管理、ジョブ送信、EC2/FSx 操作など)を設定する必要があります。また、監査ログやジョブ操作ログへのアクセス権限を設計してください
- リージョン制限: FedRAMP の適用は記載の特定リージョンに限定されています(US East (Ohio), US East (N. Virginia), US West (Oregon) および GovCloud のみ)。リージョン要件がある場合は対象リージョンでの利用を確認してください
- 監査証跡・レポート入手: SOC/ISO/PCI 等の監査報告書や認証証明書は AWS Artifact 経由で取得できます(顧客が追加で必要とする報告書はここで確認)
- HIPAA: PCS は HIPAA 適格(HIPAA-eligible)ですが、HIPAA 準拠で運用するには AWS と顧客間の BAA(Business Associate Addendum)締結と、顧客側での適切な設定・アクセス管理が必要です
- PCI: PCS が PCI 対象サービスに含まれることは、カード会員データ環境(CDE)構築時の AWS 側コントロールに関する前提を満たしますが、最終的な PCI 準拠は顧客側のネットワーク分離、ログ管理、暗号化等の実装にも依存します
- 共有責任モデル: PCS に対するコンプライアンス適用は『AWS 管理領域のコントロール』を含みますが、アプリケーション層やユーザ設定、データ保護は顧客の責任です
- コスト: 監査・認証対応自体での追加料金は通常ありませんが、コンプライアンス要件を満たすためのログ保持(CloudWatch/CloudTrail の保管)、専用リージョン利用、GovCloud での運用、より高耐久性のストレージ利用などにより運用コストが増加する可能性があります
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-pcs-august/
- https://aws.amazon.com/parallel-computing-service/
- https://docs.aws.amazon.com/parallel-computing-service/latest/
- https://aws.amazon.com/compliance/services-in-scope/
- https://aws.amazon.com/compliance/fedramp/
- https://aws.amazon.com/compliance/soc-faqs/
- https://aws.amazon.com/compliance/iso-standards/
- https://aws.amazon.com/compliance/csa-star/
- https://aws.amazon.com/compliance/pci-dss-level-1/
- https://aws.amazon.com/compliance/hipaa-compliance/
- https://aws.amazon.com/artifact/
[ECS] Amazon ECS now supports fractional GPU scheduling with Amazon EC2 G6f instances
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: ECS
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-ecs-fractional-gpu/
概要
Amazon ECSがAmazon EC2 G6fインスタンス上での分割(fractional)GPUスケジューリングをサポートしました。コンテナごとにNVIDIA L4 Tensor Core GPUの1/8(3GB)単位でGPUを割り当て可能になり、小型AI推論や実験、軽量なグラフィックス処理でコスト効率よくGPUリソースを使えます。
変更内容・新機能の詳細
主な仕様と動作:
- サポート対象: Amazon EC2 G6fインスタンス上での分割GPUスケジューリング。ECS Managed Instances(ECSがインスタンス管理を行うモード)とECS on EC2の両方をサポート。
- 割当単位: コンテナ定義で GPU=0.125, GPU=0.25, GPU=0.5 を指定可能(最小1/8、3GB相当)。ECSはタスクの要求に合致するG6fインスタンスへタスクを配置する。
- 利用方法: AWS Management Console、AWS CLI、AWS SDK、CloudFormation等から、G6fを含むキャパシティプロバイダーを構成し、タスク定義のコンテナ定義でfractional GPU値を設定して起動する。
- ECS Managed Instancesの付加価値: インスタンスのプロビジョニング/スケーリング/パッチ適用/ライフサイクル管理を自動化。さらに、CloudWatch Container Insights経由のGPUメトリクス取得やGPUハードウェア障害検知による自動置換など、アクセラレーテッドワークロード向けの運用機能を提供。
- 可用性: Amazon EC2 G6fが提供されているすべてのAWSリージョンで利用可能(ただし実際の利用可否はリージョンに依存)。
- 注意点: 本機能はG6fインスタンス上での分割割当を前提とするため、他のインスタンスタイプやFargateでは利用できない(記事にFargate対応の記載なし)。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 機械学習エンジニア、小型モデルの推論運用者、グラフィックスレンダリングやモデル実験を行う開発者/SRE
- 利用シーン: 小〜中規模の推論サービス(低レイテンシな推論)、モデルA/B実験、レンダリングジョブのバッチ処理、GPUをフルで必要としないワークロードのコンテナ化
- 運用効果: GPUを細かく分割して割り当てられるため、フルGPUをプロビジョニングする場合と比べてインフラコストを削減できる。ECS Managed Instancesを使えばインスタンス運用コストと運用負荷(パッチ・置換など)も低減される
技術的な注意点
- IAM権限: ECSのタスク生成・タスク定義登録(ecs:RegisterTaskDefinition, ecs:RunTask 等)、キャパシティプロバイダーやオートスケーリングを操作する権限、EC2インスタンスのプロビジョニングに必要なEC2/AutoScaling権限が必要です。ECS Managed Instances利用時は追加のサービスロールが必要になります。
- リージョン制限: 本機能はAmazon EC2 G6fインスタンスが提供されているリージョンで利用可能です。G6fが未提供のリージョンでは利用できません。
- コスト: 分割GPUにより1コンテナあたりのリソースコストは下がりますが、課金は基盤となるEC2インスタンス(G6f)に対して発生します。CloudWatch Container Insightsやマネージド運用機能の利用は追加コストがかかる可能性があります。
- 互換性: 現時点ではG6f専用の機能です。Fargateや他インスタンスファミリーでのfractional GPUサポートは明記されていません。
- タスク定義の指定方法: コンテナ定義で GPU=0.125 / 0.25 / 0.5 を指定してリクエストします。ECSは要求を満たすG6fインスタンスへタスクを配置します。
- 運用上の注意: 分割割当を有効にする場合、インスタンスの総GPU容量と既存タスクの割当状況を考慮したスケジューリング(packing)設計が重要です。GPUハードウェア障害時の自動置換があるものの、アプリケーション側でのGPU例外処理や再試行設計を推奨します。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-ecs-fractional-gpu/
- https://docs.aws.amazon.com/AmazonECS/latest/developerguide/fractional-gpus.html
- https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/g6f/
[General] AWS Lambda console extends console-to-IDE integration to Kiro and Cursor
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-lambda-ide-kiro-cursor/
概要
AWS Lambdaコンソールがコンソール→IDE連携のサポート対象を拡張し、KiroおよびCursorの各IDEからローカル開発へシームレスに移行できるようになりました。既存のVS Code対応に続く拡張で、関数コードや設定を保ったままローカル開発やSAMテンプレート化が可能です。
変更内容・新機能の詳細
Lambdaコンソールの「Open in Kiro/Open in Cursor」ボタン(Codeタブおよび新規関数作成時のGetting Startedポップアップ)を使って、選択したIDEを自動的に起動し、当該関数のコードと設定をローカル環境へ取り込むガイド付きセットアップを提供します。開発者はコンソール上で開始した作業をローカルIDEに引き継ぎ、KiroまたはCursor上でアプリケーションをAWS Serverless Application Model(AWS SAM)テンプレートへ変換するオプションを利用できます。これによりInfrastructure as Code(IaC)化やCI/CDパイプラインへの統合が簡素化されます。機能はLambdaが利用可能な全ての商用リージョンで追加費用なしに提供されます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: サーバーレス開発者、SRE、CI/CDエンジニア、ローカルでのデバッグやIaC化を行う開発チーム
- 利用シーン: コンソールで作成・確認したLambda関数をそのままローカルIDEで編集・デバッグするワークフロー(Kiro/Cursor)
- 運用効果: ローカルでの高速な開発サイクル、SAMテンプレート化によるIaC導入の容易化、CI/CDパイプラインへの組み込みが簡単に
- 導入効果: IDE上でのテスト・ビルドからデプロイまでの流れが短縮され、ミスや設定差分の削減につながる
技術的な注意点
- 前提: 利用者のローカルPCにKiroまたはCursorがインストールされ、ブラウザが該当IDEのURIスキームをハンドルできること
- IAM権限: 関数コード・設定を取得するためにLambdaの参照/取得権限が必要(例: lambda:GetFunction, lambda:GetFunctionConfiguration、場合によってはS3からの取得が伴うためs3:GetObjectなど)
- 認証: ローカルIDE側でAWS認証情報(AWS CLI/SDKの認証設定やIDE拡張の認証)が必要になる場合があります
- SAM変換: Kiro/Cursor経由でSAMテンプレートを生成するオプションがあるが、生成後のビルドやローカル実行にはAWS SAM CLIや対応ランタイム・依存関係の整備が必要
- ネットワーク/セキュリティ: ローカル起動時にブラウザやOSのポップアップ許可、ファイアウォールやプロキシ設定でIDEの起動がブロックされないよう注意
- リージョン制限: Lambdaが利用可能な商用リージョンで提供。AWS ChinaやGovCloudなど商用リージョン外は対象外の可能性あり
- コスト: 本機能自体に追加料金は発生しません。だだしローカルでのビルド/テストや、その後のデプロイで発生するLambda実行やその他AWSサービスの通常の利用料金は発生します
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-lambda-ide-kiro-cursor/
- https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/welcome.html
[Ec2] Amazon EC2 G7 instances are now available in the AWS Europe (Spain) Region
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: Ec2
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-ec2-g7-available-spain
概要
Amazon EC2の新しいGPU世代「G7インスタンス」が AWS Europe (Spain) リージョンで利用可能になりました。NVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPUを最大8枚搭載し、AI推論やグラフィックス、GPUアクセラレーテッド分析で高性能を発揮します。
変更内容・新機能の詳細
G7インスタンスはNVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPU(GPUあたり32GB)を最大8基まで搭載でき、カスタムIntel Xeon 6プロセッサを組み合わせたインスタンスタイプです。仕様として最大192 vCPU、最大768 GiBのシステムメモリ、最大7.6 TiBのローカルNVMeストレージ、およびElastic Fabric Adapter(EFA)で最大700 Gbpsのネットワーク帯域をサポートします。性能面では前世代のG6と比較してAI推論で最大4.6倍、グラフィックス性能で最大2.1倍の改善が報告されており、GPUを活用するデータ分析ワークロードでも高速化が期待できます。ユースケースには、機械翻訳、映像・画像解析、音声認識、リアルタイムかつシネマ品質のレンダリングやゲームストリーミング、ビデオトランスコーディング、空間コンピューティング、レコメンダーやRAG(Retrieval Augmented Generation)推論、低遅延のデータパイプラインなどが含まれます。G7はオンデマンド、スポット、Savings Plansで購入可能で、AWS Management Console、CLI、SDKから起動できます。現時点での提供リージョンは米国東部(N. Virginia、Ohio)、米国西部(Oregon)、および欧州(Spain)です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 機械学習エンジニア、データサイエンティスト、CG/ゲーム開発者、HPC/リアルタイムストリーミング運用者
- 利用シーンまたは効果: 大規模なAI推論(翻訳、RAG、レコメンダー等)、高品質レンダリング/ゲームストリーミング、GPUアクセラレーテッドデータ分析やビデオトランスコーディングの処理時間短縮
- 運用効果: モデル推論レイテンシ低減とスループット向上によりコスト効率が改善(同等性能をより小さなフリートで実現可能)、EFAによる高速スケールアウトで分散GPUワークロードの性能向上が期待できる
技術的な注意点
- IAM権限: ec2:RunInstances、ec2:DescribeInstances、ec2:CreateTags、ec2:ModifyInstanceAttributeなどの権限が必要です。EFAやネットワーク/ENI操作権限も検討してください。
- リージョン制限: 現時点での公開リージョンは US East (N. Virginia, Ohio)、US West (Oregon)、Europe (Spain) のみ。その他リージョンでは未提供のためコンソールで可用性を確認してください。
- コスト: G7は大容量GPU・高帯域インスタンスのため単価は高めです。スポットおよびSavings Plansでコスト削減の検討を推奨します。
- ドライバ/AMI: NVIDIAドライバ、CUDA、必要に応じてNVIDIA Container Toolkitや適切なAMI(Amazon Linux/UbuntuのGPU対応AMIなど)が必要です。最新ドライバとCUDA互換性を事前確認してください。
- EFA/ネットワーキング: EFAを利用する場合は対応AMIとカーネル/ドライバの導入、配置グループ(placement group)やENI設定が必要です。EFAを最大活用するにはアプリケーション側でlibfabric等のサポートが必要になります。
- ストレージ: 最大7.6 TiBのローカルNVMeはインスタンスストア(揮発性)です。永続化が必要なデータはEBSまたはS3を利用してください。
- サービスクォータ: vCPUやGPUの割当(サービスクォータ)により起動可能数が制限されます。大量導入前にクォータ増加申請を行ってください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-ec2-g7-available-spain
- https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/g7/
- https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/efa.html
- https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/install-nvidia-driver.html
[Bedrock] AgentCore runtime instances are now generally available
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: Bedrock
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-bedrock-agentcore-runtime-instances-generally-available/
概要
Amazon Bedrock AgentCoreの新機能「runtime instances」が一般提供され、ユーザーのAmazon EC2インスタンス上でエージェントを実行できるようになりました。インフラ管理(プロビジョニング、パッチ、スケーリング、ライフサイクル管理)はAgentCoreにより行われます。
変更内容・新機能の詳細
runtime instancesは、AgentCoreにおける新しい実行オプションで、microVMベースのサーバーレス実行(短時間セッション向け)を補完します。ユーザーはコンソール、CLI、SDK、APIからCapacity Providerを作成し、必要なEC2インスタンスタイプ(GPUアクセラレータやメモリ最適化、コンピュート最適化など)を指定してエージェントを紐付けます。AgentCoreは指定されたEC2インスタンスのプロビジョニング、パッチ適用、スケーリング、ライフサイクル管理を行うため、利用者は個々のインフラ管理を行う必要がありません。runtime instancesは最大14日間の長時間セッションをサポートし、対照的に既存のmicroVMベースのランタイムは迅速な起動を重視した最大8時間のセッションを想定しています。エージェントごとに適切なコンピュートを選ぶ、または混在させることが可能で、デプロイや呼び出し方法を変える必要はありません。現時点で利用可能なリージョンは、米国東部(バージニア北部、オハイオ)、米国西部(オレゴン)、アジア太平洋(ムンバイ、シンガポール、シドニー、東京)、欧州(フランクフルト、アイルランド)です。料金はプロビジョニングされたEC2コストに加えて、AgentCoreによるcompute管理の料金が発生します。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: AIエージェントを大規模/長時間/GPUなど専用ハードウェアで実行したい開発チーム、SRE、機械学習エンジニア
- 利用シーン: GPUを利用する推論ワークロード、メモリ集約の長時間バッチ処理、カスタムハードウェア要件があるエージェントの常時稼働
- 運用効果: インフラ管理負荷(インスタンスのプロビジョニング、パッチ、スケール、ライフサイクル)をAgentCoreに委任できるため、運用コストと運用時間を削減可能
- コスト: EC2使用料に加えてAgentCoreのcompute管理料が発生。長時間・高性能インスタンス利用でコストが増加する可能性あり
- リージョン: 利用可能リージョンは限定(N. Virginia, Ohio, Oregon, Mumbai, Singapore, Sydney, Tokyo, Frankfurt, Ireland)。他リージョンは未対応の可能性あり
技術的な注意点
- IAM権限: AgentCoreがEC2インスタンスを操作するためのIAMロール/権限設定が必要(EC2、IAM、必要に応じてVPC関連権限)
- リージョン制限: 現時点で利用可能なリージョンは限られているため、対象リージョンでの提供状況を確認してください
- セッション制限: runtime instancesは最大14日間の長時間セッションをサポート。microVMベースは最大8時間で、用途に応じて使い分けが必要です
- インスタンスタイプ: GPUやメモリ最適化など幅広いEC2ファミリーが指定可能。ただしインスタンスの在庫や起動時間、アップグレード制約はEC2側の仕様に依存します
- ネットワーク/セキュリティ: VPC、サブネット、セキュリティグループ、ENI設定などネットワーク設計と接続要件を事前に確認してください
- コスト: AgentCore管理料に加えEC2料金が発生。長時間稼働や高性能インスタンスを使う場合は総コストを見積もってください
- 既存ランタイムとの共存: microVMベースのランタイムと混在して運用可能だが、セッション長や起動時間の違いを考慮した設計が必要です
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-bedrock-agentcore-runtime-instances-generally-available/
- https://docs.aws.amazon.com/bedrock/latest/userguide/
- https://aws.amazon.com/bedrock/pricing/
[ElastiCache] Amazon ElastiCache now supports Graviton4-based M8g, R8g, and C8gn nodes
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: ElastiCache
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-elasticache-graviton4-m8g-r8g-c8gn/
概要
Amazon ElastiCacheがGraviton4ベースのM8g、R8g、C8gnノードファミリをValkeyおよびMemcachedでサポート開始しました。Graviton3相当ノードと比べてスループットやP99レイテンシ、オンデマンドでの価格性能が大幅に改善されています。
変更内容・新機能の詳細
新たにサポートされたノードファミリはM8g、R8g、C8gn(Graviton4ベース)で、対象エンジンはValkeyとMemcachedです。Graviton4ノードは同等サイズのGraviton3ノードに比べて最大でスループット+47%、P99レイテンシ-43%、オンデマンドの価格性能最大+31%を実現するとされています(実際の改善幅はノードファミリ、サイズ、ワークロードに依存します)。また、同サイズで最大約20%のメモリ増(例:m8g.8xlargeは124.65 GiB、m7g.8xlargeは103.68 GiB)を提供します。C8gnノードは最大200 Gbpsのネットワーク帯域をサポートし、ネットワーク集約型ワークロードでスループットとコスト効率を両立できます。ノードサイズはlarge〜16xlargeまで提供され、30を超えるAWSリージョン(AWS GovCloud (US)、中国リージョン含む)で利用可能です。導入は新規クラスタ作成または既存クラスタの変更(AWS コンソール/SDK/CLI)で行えます。詳細なリージョン別の可用性や料金はElastiCacheの料金ページとユーザーガイド(サポートされるノードタイプ)を参照してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: キャッシュを多用するアプリケーションの運用者、SRE、データプラットフォームエンジニア
- 利用シーンまたは効果: 高スループット/低レイテンシを要するセッションストア、レイテンシ制約のある読み取りキャッシュ、ネットワーク集約型のキャッシュ処理で性能向上とコスト最適化が可能
- 運用効果: 同一ノードサイズでメモリ増加と性能向上によりノード数削減やスケール設計の簡素化が期待できる
- コスト影響: オンデマンドでの価格性能が向上する一方、リージョンやサイズによって料金差があるため移行前に料金確認が必要
- スケーラビリティ: C8gnの高帯域によりネットワークボトルネックを回避しつつ水平/垂直スケールが容易になる
技術的な注意点
- エンジン互換性: 現時点でのサポート対象はValkeyとMemcachedです。Redis等他エンジンのサポート状況は公式ドキュメントで確認してください
- ノード変更時の影響: 既存クラスタのノードタイプ変更はクラスター置換や再起動、短時間のダウンタイムを伴う可能性があります。メンテナンスウィンドウやフェイルオーバー動作を事前に検証してください
- パラメータ/設定: 新しいノードファミリではパラメータグループの互換性やパフォーマンス調整が必要な場合があります。ワークロードに応じて接続数やメモリ設定を見直してください
- IAM権限: クラスタ作成・変更にはElastiCache関連のIAM権限(例: elasticache:ModifyCacheCluster、elasticache:CreateCacheCluster 等)が必要です。自動化ツール利用時は適切な権限付与を確認してください
- リージョン制限: 記事では30+リージョンで提供とありますが、全リージョンで即時利用可能とは限りません。利用予定リージョンでの提供状況は公式のリージョン別情報で確認してください
- ネットワーク/VPC: C8gnなど高帯域ノードを利用する場合はVPCサブネット、ENI数、アベイラビリティゾーンやセキュリティグループの構成が性能に影響します。必要に応じてVPC設計を見直してください
- コスト: Graviton4は価格性能が改善されていますが、オンデマンド以外(リザーブド、Savings Plans等)の料金差も考慮の上で総合コスト評価を行ってください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-elasticache-graviton4-m8g-r8g-c8gn/
- https://aws.amazon.com/elasticache/pricing/
- https://docs.aws.amazon.com/elasticache/latest/userguide/SupportedCacheNodeTypes.html
- https://console.aws.amazon.com/elasticache/
[Glue] AWS Glue Schema Registry is now available in ten more AWS regions
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: Glue
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-gsr-10-more-regions
概要
AWS Glue Schema Registry(Glueのサーバーレスかつ無料の機能)がさらに10のリージョンで利用可能になりました。ストリーミングデータのスキーマ管理とバリデーションを、Avro/JSON/Protobuf形式で中心化できます。
変更内容・新機能の詳細
Glue Schema Registryは集中型のスキーマリポジトリで、登録したApache Avro、JSON、Protobufスキーマを使ってストリーミングデータのバリデーションと進化(バージョン管理)を行います。提供されるApacheライセンスのシリアライザ/デシリアライザを用いることで、C#・Javaアプリケーション(Apache Kafka / Amazon MSK、Amazon Kinesis Data Streams、Apache Flink / Amazon Managed Service for Apache Flink、AWS Lambdaと連携)に組み込めます。主な機能はスキーマの登録、バージョン管理、互換性ルール(例:後方互換/前方互換など)によるスキーマ進化制御、送受信時の自動バリデーションです。今回の拡張で、Asia Pacific(New Zealand、Thailand、Hyderabad、Osaka、Malaysia、Melbourne、Taipei)、Mexico(Central)、Israel(Tel Aviv)、Canada West(Calgary)の各リージョンで利用可能になりました。導入はスキーマをRegistryに登録し、プロデューサ/コンシューマ側で公式シリアライザを利用するだけで、アプリケーション側のデータ検証ロジックを簡素化できます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: ストリーミングアーキテクチャを採用するデータエンジニア、プラットフォーム/インフラチーム、SRE/アプリケーション開発者
- 利用シーン: Kafka/MSKやKinesisを使ったイベント駆動アプリケーションでのスキーマ検証、データレイク前処理パイプラインでの形式統一、複数チーム間でのデータ契約(schema-as-contract)の運用
- 運用効果: データ品質の向上により下流アプリケーションの障害を削減し、チーム間のクロスチェックや独自バリデーションコードを排除して開発・運用コストを低減できる
技術的な注意点
- IAM権限: Glueのスキーマ操作(例: glue:CreateSchema, glue:PutSchemaVersionMetadata, glue:GetSchemaVersion など)や統合先サービス(Kinesis/ MSK/ Lambda等)向けの必要なIAM権限を事前に付与してください
- リージョン制限: 今回追加された10リージョン(Asia Pacific: New Zealand, Thailand, Hyderabad, Osaka, Malaysia, Melbourne, Taipei; Mexico Central; Israel (Tel Aviv); Canada West (Calgary))で利用可能。利用前にAWS Regional Services Listで対応状況を確認してください
- コスト: Schema Registry自体はサーバーレスで追加料金なしと案内されていますが、実際の利用ではMSK/Kinesis/ Lambda/Flint等の基盤サービス利用料、データ転送や保存コストが発生します
- 互換性と運用: 互換性ルール(後方/前方等)を適切に設定し、スキーマのバージョン運用ポリシーを定義してください。プロデューサ/コンシューマ側はスキーマIDやバージョンを扱うよう実装する必要があります
- ランタイム/言語: 公式に提供されているのはApacheライセンスのシリアライザ/デシリアライザ(主にJava/C#)。他言語での利用は公式ライブラリの有無を確認するか、REST/APIやコミュニティ実装を検討してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-gsr-10-more-regions
- https://docs.aws.amazon.com/glue/latest/dg/schema-registry.html
- https://aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/
[General] AWS Transform for migrations automates post-launch actions
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-transform-for-migrations-automates-post-launch-actions
概要
AWS Transform for migrations が、移行ワークフロー内でのポストローンチ操作(post-launch actions)の定義・適用・実行を自動化できるようになりました。これにより、マルチアカウント環境でもソースサーバー単位の面倒な手作業を削減できます。
変更内容・新機能の詳細
主な機能と動作
- アカウント単位でポストローンチ操作を定義し、ターゲットアカウント内の各ソースサーバーへ自動適用可能(マルチアカウント対応)。
- ポストローンチ操作はテスト起動(test)またはカットオーバー起動(cutover)の直後に AWS Systems Manager (SSM) を通じて実行される。事前定義済みアクションの利用か、ユーザー定義の SSM ドキュメント(Bring Your Own SSM Document)を指定できる。
- 大量のソースサーバーを扱うために、移行インベントリファイルにポストローンチ操作用の新しい構造が追加され、サーバー毎のアクションの確認・編集が容易になった。
- AWS Transform for migrations のエージェントは、複製テンプレート(replication templates)、EC2 の起動テンプレート、EC2 のライトサイズ(right-sizing)と合わせてポストローンチ操作の設定までエンドツーエンドで自動化しつつ、ソースサーバー単位での作成・編集の柔軟性を保つ。
- 利用可能リージョン: AWS Transform が提供されている全リージョンで利用可能(詳細なリージョン対応はドキュメントで確認)。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: クラウド移行チーム、SRE/運用チーム、マイグレーションプロジェクトマネージャー
- 利用シーン: 大量サーバーやマルチアカウント環境での移行後の初期設定(パッケージ導入、サービス起動、構成スクリプト実行等)を自動化
- 運用効果: サーバーごとの手動設定の削減、設定ミスの低減、移行スループット向上(より少ない手作業で多くのサーバーを移行可能)
技術的な注意点
- IAM権限: Transform と SSM がポストローンチ操作を実行するために必要な IAM 権限(例: ssm:SendCommand / ssm:StartAutomationExecution / ssm:GetDocument / ssm:CreateDocument、必要に応じて iam:PassRole 等)を事前に付与する必要があります。
- SSM エージェント・インスタンスプロファイル: ポストローンチ対象の EC2 インスタンスには SSM エージェントが稼働し、適切なインスタンスプロファイル(例: AmazonSSMManagedInstanceCore 相当)がアタッチされている必要があります。
- ネットワーク要件: SSM の API エンドポイントへのアクセス(インターネット経由または VPC エンドポイント)を確保してください。プライベートサブネットの構成やプロキシ設定に注意が必要です。
- クロスアカウントとロール設計: マルチアカウントで自動適用する場合、ターゲットアカウント側でのロール信頼設定やドキュメント配布(カスタム SSM ドキュメントは各アカウントに存在している必要がある)を検討してください。AWS Organizations や CloudFormation StackSets での配布が有効です。
- インベントリ変更: 移行インベントリファイルのスキーマにポストローンチ操作用の新構造が追加されています。大規模移行前にインベントリをレビューし、意図しないアクション適用を防いでください。
- 実行タイミングと副作用: ポストローンチ操作はテスト/カットオーバー直後に即実行されます。ブート直後に依存する処理や再起動が発生するスクリプトは、タイミングや冪等性を検証しておく必要があります。
- ログ・トラブルシューティング: SSM の実行ログ(Systems Manager コンソール、CloudWatch Logs)を参照して実行状況を確認してください。失敗時のリトライ方針やエラー通知の設計が重要です。
- コスト: 直接の追加料金が発生するかは構成次第です(EC2 のテスト・複製に伴う使用時間、データ転送、SSM Automation の一部機能に対する料金等)。運用前に想定コストを確認してください。
- リージョン制限: "AWS Transform が提供されているリージョン" で利用可能です。対象リージョンでのサービス提供状況はドキュメントで必ず確認してください。
- エージェント/バージョン管理: AWS Transform エージェントや SSM ドキュメントのバージョン互換性に注意し、エージェントは最新の推奨バージョンに更新しておくことを推奨します。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-transform-for-migrations-automates-post-launch-actions
- https://docs.aws.amazon.com/transform/latest/userguide/
[General] AWS Security Agent now supports email-based MFA for penetration testing
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-security-agent-mfa/
概要
AWS Security Agent(現在はAWS Continuumの一部)は、ログインフローでメール経由のワンタイムコードや確認リンクを使うアプリケーションに対する自動化ペネトレーションテストで、メールベースのMFAを取り扱えるようになりました。これによりこれまで検査対象外だったメールMFA搭載アプリのカバレッジが拡大します。
変更内容・新機能の詳細
新機能は各テスト用資格情報ごとに一意の転送先メールアドレスをエージェント側で生成し、既存のメールプロバイダに転送ルールを追加することで動作します。ペネトレーション実行時、エージェントは転送されたメールを自動で取得して本文中のワンタイムコードや検証リンクを抽出・提出し、認証フローを完了させます。エージェントはメールアカウントの認証情報を保存しない設計になっており、プライバシー保護に配慮されています。従来のTOTP(Time-based One-Time Password)サポートと合わせて、複数MFA方式を横断する統合的なテストが可能です。本機能はAWS Security Agentがサポートされる全リージョンで利用可能です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: ペネトレーションテスト事業者、アプリケーションセキュリティ担当者、SRE/運用チーム
- 利用シーン: メールでワンタイムコードや確認リンクを送るログイン/登録フローの自動化ペネトレーションテスト
- 運用効果: メールベースMFAを用いるアプリも自動検査対象になり、認証フロー周りの脆弱性や誤設定(リンクの扱い、リプレイ耐性、セッション管理等)を発見しやすくなる
技術的な注意点
- メール設定: 各テスト対象のメールアドレスでプロバイダ側に転送ルールを追加し、エージェントが生成する一意の転送先にメールを送る必要があります
- 認証情報保存: エージェントはメールアカウントのログイン情報を保存しない設計ですが、転送されるメール本文(ワンタイムコードやリンク)はテスト中に処理されます。プライバシー方針とデータ保持設定を確認してください
- サポートするMFA種別: メール送信によるワンタイムコードや検証リンクを想定(既存のTOTPサポートと併用可能)
- IAM権限: エージェントのデプロイ・実行に必要な通常のAWS権限(エージェント製品の要件)を満たしてください。詳細な権限はユーザーガイド参照が必要です
- リージョン制限: AWS Security Agentがサポートされている全リージョンで利用可能。ただしエージェント自体の提供可否はリージョンに依存しますので事前確認を推奨します
- コスト: エージェントの利用やペネトレーションサービスに伴う料金が発生する可能性があります。料金は利用形態(エージェント数・テスト量)により変動するため事前に確認してください
- 運用上の注意: メール転送設定の作業はメールプロバイダ側で行うため、アカウントポリシーや管理者承認、監査ログの扱いを確実にしておいてください
参考情報
[RDS] Amazon RDS now provides visibility into storage volume initialization status
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: RDS
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-rds-storage-volume-initialization-visibility
概要
Amazon RDSは、スナップショットから作成されたデータベースのストレージボリュームの初期化(ブロックのダウンロード・書き込み)状況を可視化する機能を追加しました。RDSコンソールおよび DescribeDBInstances API で StorageOperationStatus と StorageOperationPercentProgress を確認できます。
変更内容・新機能の詳細
スナップショットからのリストア、ポイントインタイムリカバリ、リードレプリカ作成、Single‑AZ→Multi‑AZ 変換やストレージ変更時に、RDS は S3 からブロックをダウンロードしてボリュームへ書き込む「初期化」処理を行います。初期化中はアクセスするブロックに依存して初期化速度が変化し、I/O レイテンシが上昇することがあります(既存はインスタンスは "available" と表示されるが性能は安定していない場合があった)。今回の更新で、コンソール・CLI・SDK(DescribeDBInstances API)から以下のフィールドが取得可能になり、初期化/最適化の進捗をリアルタイムに監視できます:
- StorageOperationStatus: 現在のストレージ操作の状態(初期化中、最適化中、完了などの状態を示す。詳細な状態名はドキュメント参照)
- StorageOperationPercentProgress: 操作の完了割合(0–100のパーセンテージ) これにより、遅延に敏感なワークロードをボリュームの初期化完了(または最適化完了)まで待機させる、パフォーマンスが安定したタイミングで負荷をかけるといった運用が可能になります。ストレージ変更後の「最適化」進捗も同様に報告され、フルプロビジョンド性能に到達するタイミングを計画できます。機能はすべての商用リージョンとUS GovCloudリージョンでデフォルト有効、追加料金なしで利用可能です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: DB 管理者、SRE、データベース運用チーム、アプリケーション運用担当者
- 利用シーン: スナップショットからのリストア後やリードレプリカ作成後に、遅延に敏感なバッチやトランザクションを開始するタイミングを制御するための監視
- 運用効果: 初期化完了を正確に把握できるため、パフォーマンス劣化期間を回避してユーザー影響を低減し、リカバリ後の切替やスケジュールを最適化できる
技術的な注意点
- IAM権限: DescribeDBInstances を呼び出す権限(rds:DescribeDBInstances)およびコンソール表示に必要なRDSの読み取り権限が必要です
- リージョン制限: すべての商用AWSリージョンおよびUS GovCloudリージョンでデフォルト有効(ただし最新の対応状況はドキュメントで確認してください)
- コスト: 本機能自体に追加料金は発生しないと記載されていますが、追加監視やポーリングによるAPI呼び出し頻度増加はAPIコール数課金や運用コストに影響する可能性があります
- API/CLI利用: DescribeDBInstances のレスポンスに StorageOperationStatus および StorageOperationPercentProgress が含まれます。ポーリングで進捗を取得し、百分率が100%またはステータスが完了になったことを確認してから負荷をかける運用を推奨します
- 挙動: インスタンスは初期化中でも "available" と表示される場合があるため、可用性状態だけで性能が確保されていると判断しないでください
- 対応範囲: スナップショットから作成されたボリュームの初期化とストレージ変更後の最適化進捗に対して報告されます。詳細な状態値や遷移は公式ドキュメントを参照してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-rds-storage-volume-initialization-visibility
- https://docs.aws.amazon.com/AmazonRDS/latest/UserGuide/USER_Storage.html
[Govcloud Us] Amazon WorkSpaces now publishes enhanced observability metrics
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: Govcloud Us
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-workspaces-observability-metrics
概要
Amazon WorkSpacesが追加のパフォーマンスおよびセッション健全性メトリクスをAmazon CloudWatchへ公開するようになりました。ネットワーク、CPU/GPU、ストレージ、セッションライフサイクルに関する詳細な指標でエンドユーザー体験の可視化とトラブルシューティングが容易になります。
変更内容・新機能の詳細
今回追加されたメトリクスは主に以下のカテゴリにわたります:ネットワーク(TCP再送率、congestion windowなどでネットワーク劣化を特定)、コンピュート(GPU使用率、CPUキュー長で計算ボトルネックを検出)、ストレージ(ディスクI/Oキュー長、メモリページのハードフォルトでディスク飽和やメモリ圧力を可視化)、およびセッションライフサイクルイベント(セッションの接続・切断・再接続など)。これらの指標は追加料金なしでCloudWatchに配信され、管理者はCloudWatchアラームを設定してパフォーマンス問題を即時検出したり、カスタムダッシュボードやWorkSpacesの自動ダッシュボードでフリート全体の状態を俯瞰できます。結果として問題の発見から対処までの平均復旧時間(MTTR)を短縮できます。利用開始はCloudWatchコンソールで該当メトリクスを参照するか、既存のWorkSpacesカスタムダッシュボードを更新するだけです。詳細はWorkSpacesドキュメントおよびCloudWatchメトリクスリファレンスを参照してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 仮想デスクトップを運用・監視するIT管理者、SRE、エンドユーザーサポートチーム
- 利用シーン: ネットワーク劣化やGPU/CPU/ディスクのボトルネック検出、セッション切断原因の特定、フリート全体のパフォーマンス可視化
- 運用効果: CloudWatchアラームやダッシュボードにより早期検出と迅速なトラブルシューティングが可能になり、エンドユーザーの体験改善とMTTR短縮につながる
技術的な注意点
- IAM権限: CloudWatchメトリクスの表示やアラーム作成にはcloudwatch:GetMetricData、cloudwatch:ListMetrics、cloudwatch:PutMetricAlarm等の権限が必要です。WorkSpaces管理操作にはWorkSpaces関連のIAM権限も確認してください。
- リージョン制限: すべてのAmazon WorkSpacesがサポートされているリージョンで利用可能(WorkSpaces未対応のリージョンでは提供されません)。GovCloudリージョンでの可用性は、対象リージョンのサポート状況を確認してください。
- コスト: メトリクス自体は追加料金なしで提供されますが、CloudWatchのアラーム数、ダッシュボード、Get/Put API呼び出しなどの利用によりCloudWatch側の課金対象となる場合があります。使用量に応じてコスト影響を評価してください。
- メトリクス設計: 監視やアラート作成時はメトリクスの粒度(統計/周期)とアラームしきい値を、フリート規模やピーク負荷に合わせてチューニングしてください。
- 互換性/命名: 具体的なメトリクス名やネームスペースはドキュメントで確認してください(既存のダッシュボードや自動監視ツールと名前が一致するか確認すること)。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-workspaces-observability-metrics
- https://docs.aws.amazon.com/workspaces/latest/adminguide/monitoring-cloudwatch.html
- https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/CW_Supported_Metrics.html
[Govcloud Us] Amazon WorkSpaces Applications now publishes enhanced observability metrics
- 公開日: 2026-08-07 (JST)
- カテゴリ: Govcloud Us
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-workspaces-applications-observability-metrics
概要
Amazon WorkSpaces ApplicationsがCloudWatchへ追加のパフォーマンスおよびセッションヘルスのメトリクスを公開開始しました。ネットワーク、GPU/メモリなどのリソース利用、セッションライフサイクル指標が含まれ、追加料金なしで利用できます。
変更内容・新機能の詳細
今回追加されたメトリクスは主に3つの領域に分かれます。1) ネットワーク: TCP再送率(TCP retransmission rate)や輻輳ウィンドウ(congestion window)など、ネットワーク劣化を特定できる指標。2) 計算リソース: GPU利用率やメモリのページハードフォールト(page hard faults)など、リソース不足やボトルネックを早期に察知できる指標。3) セッションライフサイクル: 接続失敗数や接続継続時間といったセッションの健全性を示す指標。これらはすべてAmazon CloudWatchに送られ、CloudWatchアラームの設定、カスタムダッシュボードの作成、WorkSpaces Applicationsの自動ダッシュボードからの監視が可能です。記事ではOSごとのメトリクス可用性やCloudWatchのメトリクス参照ドキュメントも参照するよう案内しています。なお、メトリクス自体の公開は追加料金不要で、Amazon WorkSpaces Applicationsがサポートされているすべてのリージョンで利用可能です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: デスクトップ仮想化/アプリケーションストリーミングを運用するIT管理者、SRE、インフラエンジニア
- 利用シーン: セッション品質の監視(接続失敗や接続時間の監視)、ネットワーク劣化の特定(TCP再送や輻輳の監視)、リソースボトルネック検出(GPU/メモリの監視)
- 運用効果: アラームとダッシュボードで早期検出・可視化が可能になり、エンドユーザー体験の劣化に対するMTTR(平均復旧時間)を短縮できる
技術的な注意点
- IAM権限: CloudWatchのメトリクス参照やアラーム/ダッシュボード操作にはCloudWatch関連の権限(例: cloudwatch:GetMetricData、cloudwatch:ListMetrics、cloudwatch:PutMetricAlarm、cloudwatch:DescribeAlarms、cloudwatch:PutDashboardなど)が必要です
- リージョン制限: Amazon WorkSpaces Applicationsがサポートされているリージョンで利用可能。GovCloudなど特定リージョンではサービス提供状況を別途確認してください
- コスト: メトリクスの公開自体は追加料金なしとされていますが、CloudWatchでの高頻度API呼び出し、カスタムダッシュボード、アラーム数、ダッシュボード表示やGetMetricData呼び出し等にはCloudWatchの料金が発生する可能性があります。料金体系を確認してください
- メトリクス解像度/OS依存: 公開されるメトリクスや粒度はOSやエージェントのバージョンに依存する可能性があるため、OS別の可用性は公式ドキュメントで確認してください
- 導入運用上の注意: 監視アラート閾値は環境ごとに最適化する必要があります。特にTCP再送やGPU利用率はワークロード特性によってベースラインが異なります