2026年08月10日
[Elastic Disaster Recovery] AWS Elastic Disaster Recovery now preserves UEFI boot mode for Linux servers
- 公開日: 2026-08-10 (JST)
- カテゴリ: Elastic Disaster Recovery
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/aws-drs-linux-uefi
概要
AWS Elastic Disaster Recovery (AWS DRS)は、UEFIファームウェアで起動するLinuxソースサーバーを復旧する際に、起動モード(UEFI)を保持するようになりました。これにより、復旧後にレガシーBIOSモードへ変わって追加設定が必要になる問題が解消されます。
変更内容・新機能の詳細
従来、UEFIで起動しているLinuxソースサーバーをAWS DRSで復旧すると、復旧先インスタンスがレガシーBIOSモードで起動することがあり、ESP(EFI System Partition)やカーネルコマンドライン、ブートローダー設定、Secure Bootに依存する構成で追加作業が必要になる場合がありました。今回の更新により、AWS DRSはソースサーバーの起動モードを自動的に検出して復旧インスタンスに同一のUEFIブートモードを維持して起動します。設定変更や追加操作は不要で、DRSが提供されているすべてのリージョンで追加料金なしで利用可能です。これにより、UEFIに依存するアプリケーションやブート周りの動作がソース環境と一致した状態で復旧されます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: システム管理者、SRE、クラウドエンジニア、ディザスタリカバリ/BCP担当者
- 利用シーン: 災害復旧テストやフェイルオーバー時の迅速な復旧(UEFI依存のサービスやカスタムブート設定を持つLinuxサーバーの復旧)
- 運用効果: 復旧後の手動でのブートモード切替やブートローダー修正作業が不要になり、リカバリ作業時間とヒューマンエラーを削減
- 互換性影響: UEFIベースの起動とSecure Bootなどファームウェア依存機能を利用しているワークロードでの再現性が向上
技術的な注意点
- IAM権限: AWS DRSを操作するIAMロール/ユーザーに既存のDRS関連権限が必要(復旧実行権限やレプリケーション設定の閲覧・管理権限等)
- リージョン制限: DRSが提供されているすべてのリージョンで利用可能(リージョン未提供の場合は該当なし)
- コスト: 機能自体に追加料金は発生しませんが、復旧中のEC2インスタンスや関連ストレージの利用料金は通常通り発生します
- 対応条件: 対象はUEFIで起動するLinuxソースサーバー。復旧先のインスタンスタイプやAMIがUEFIブートをサポートしていることを確認してください
- Secure Boot等: Secure BootやカスタムUEFI設定を使用している場合は、復旧後の鍵やファームウェア設定の整合性を検証することを推奨します
- テスト推奨: 本番フェイルオーバー前に復旧手順のテストを実施し、ブートやサービスの正常性を必ず確認してください