2026年06月30日
[Govcloud Us] Claude Opus 4.8 is now available in AWS GovCloud (US)
- 公開日: 2026-06-30 (JST)
- カテゴリ: Govcloud Us
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/05/claude-opus-4.8-aws-govcloud-us
概要
AWS GovCloud (US) で Anthropic の高性能モデル Claude Opus 4.8 が利用可能になりました。Amazon Bedrock を通じて GovCloud インフラ内でモデルを呼び出せるため、政府・規制対象データを扱うワークロードでも利用しやすくなっています。
変更内容・新機能の詳細
Claude Opus 4.8 は、エージェント的な自律実行(長時間の連続実行や自己回復)、ソフトウェア開発支援(コードベースの読解、編集前の計画、長いセッションでのコンテキスト保持)、および専門的な知識作業(長文・複雑ソースの統合、自己検証、レビュー耐性のある構造化成果物生成)で性能向上を果たした一般公開モデルです。Amazon Bedrock 経由で提供されるため、モデル呼び出しは AWS インフラ内で完結し、Bedrock の Guardrails(ガバナンス機能)、Knowledge Bases(企業ナレッジの統合機能)、およびリージョナルなデータ居住性管理を組み合わせて利用できます。これにより、GovCloud (US) のアカウントで低レイテンシかつデータ居住要件を満たす形で Opus 4.8 を組み込んだプロダクションAIアプリケーションを構築できます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 政府機関、政府向けクラウド利用者、および米国内限定のデータ居住要件がある企業・組織
- 利用シーン: 長時間の自律タスク(自動化ワークフロー、エージェント運用)、大規模コードベースの自動修正・レビュー支援、複数文書にまたがるレポート作成や知識抽出
- 運用効果: 生産環境での信頼性向上(自己回復・障害回避能力)、コード作業の効率化(設計的編集と長期コンテキスト保持)、コンプライアンス要件を満たした地域内処理によるリスク低減
技術的な注意点
- IAM権限: Amazon Bedrock および該当する GovCloud (US) リソースにアクセスするための IAM ポリシーと権限(Bedrock の呼び出し権限など)を事前に設定してください
- リージョン制限: 本提供は AWS GovCloud (US) 向けの提供であり、他のパブリックリージョンとは別の GovCloud パーティション上のエンドポイントを利用します。利用前に GovCloud アカウントとリージョンの可用性を確認してください
- コスト: Bedrock のモデル呼び出しに基づく課金が適用されます。長時間セッションや大規模コンテキスト保持を要するユースケースでは呼び出し頻度・トークン量が増え、コストが増加します
- データ保護/コンプライアンス: Amazon Bedrock 経由でデータが AWS GovCloud (US) インフラ内で処理されますが、具体的なコンプライアンス(例: FedRAMP 等)の適合状況は用途に応じて確認し、必要なら追加審査・契約を行ってください
- Bedrock 統合: Claude Opus 4.8 は Bedrock のガードレール、Knowledge Bases 等のマネージド機能と組み合わせて使用できます。実装時は Bedrock の設定(ガードレールポリシー、ナレッジベースの接続・同期、ログ出力先)を設計してください
- モデル管理: Opus 4.8 を運用で利用する際はバージョン管理・テスト・モニタリング(応答品質、コスト、セキュリティ)を計画し、ロールバックや代替モデルの用意を検討してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/05/claude-opus-4.8-aws-govcloud-us
- https://aws.amazon.com/bedrock/
- https://docs.aws.amazon.com/bedrock/latest/devguide/
- https://aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/
[Govcloud Us] OpenAI GPT-5.4 and NVIDIA Nemotron 3 Super 120B now available on Kiro in AWS GovCloud (US-West) Region
- 公開日: 2026-06-30 (JST)
- カテゴリ: Govcloud Us
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/kiro-gpt-nemotron-launch-aws-govcloud-us/
概要
AWS GovCloud (US-West) の Kiro IDE/CLI で、OpenAI GPT-5.4 と NVIDIA Nemotron 3 Super 120B が利用可能になりました。両モデルは大規模コンテキストとエージェント型ワークフローに対応し、各種推論特性(コンテキスト長、コスト係数、実行エンジン等)が異なります。
変更内容・新機能の詳細
OpenAI GPT-5.4: 複雑な推論、コード生成、ドキュメント解析、マルチステップのエージェント処理向け。Amazon Bedrock の次世代推論エンジン上で動作し、isolated queues(隔離キュー)と durable execution(耐久実行)を提供して、回復性の高いワークロードに対応します。モデルは 272K トークンのコンテキストウィンドウをサポートし、料金計算におけるクレジット乗数は 1.2x です。NVIDIA Nemotron 3 Super 120B: オープンウェイトの選択肢として利用可能なハイブリッド Mixture-of-Experts モデル。全 120B パラメータ中、推論時に最大で 12B 相当を活性化する方式(高い計算効率)により、エージェントタスクでの高速推論と低コスト化を目指します。256K のコンテキストウィンドウ、最大出力長 32K、クレジット乗数は 0.25x。利用方法: Kiro IDE/CLI を最新版にアップデートし再起動するとモデルセレクタから選択可能になる点に注意してください。詳細は GovCloud ドキュメントまたは AWS アカウントチームに問い合わせてください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 政府機関や規制環境下での開発者、セキュアクラウド利用者、SRE/運用チーム、MLエンジニア
- 利用シーン: 大規模コンテキストを必要とするドキュメント解析、複雑なマルチステップエージェント(ツール連携や環境操作を伴う自動化)、コード生成・レビュー、セキュアな推論ワークロードの本番運用
- 運用効果: より長いコンテキストでの一貫した推論が可能になり、エージェントワークフローの精度向上やステップ間検証が容易に。Nemotron によるコスト効率の改善(低いクレジット乗数)や、GPT-5.4 による高い汎用推論能力の活用で運用負荷とトータルコストのバランスを最適化可能
技術的な注意点
- IAM権限: Kiro/Bedrock へのアクセス、モデル実行、ログ出力、ネットワーク設定などに必要な IAM 権限を事前確認してください(Bedrock/モデル呼び出し権限が必要)
- リージョン制限: 本アップデートは AWS GovCloud (US-West) リージョンでの提供です。他リージョンでは利用できない可能性があります
- コスト: 各モデルはクレジット乗数(GPT-5.4 = 1.2x、Nemotron = 0.25x)に基づき課金されます。大コンテキスト利用はトークンコストとレイテンシを増加させるため、運用コスト試算が必要です
- モデル選択・設定: Kiro IDE/CLI を最新版に更新して再起動することでモデルセレクタに表示されます。推論設定(コンテキスト長、max output、ストリーミング有無)を適切に設定してください
- オープンウェイト/ライセンス: Nemotron の "open weight" オプションは利用条件・ライセンスや輸出規制の影響を受ける可能性があります。利用前にライセンス条項と GovCloud の規制要件を確認してください
- パフォーマンス/レイテンシ: 大コンテキスト(256K/272K)や大出力(32K)はメモリ・レイテンシを増加させます。Nemotron の MoE による効率化はあるものの、実環境でのスループット/レイテンシ評価は推奨します
- ログ・監査: GovCloud 環境では監査・コンプライアンス要件が重要です。モデル呼び出しやデータアクセスのログ収集・保存ポリシーを整備してください
- その他: 不明点やリージョン特有の要件は AWS アカウントチームまたは GovCloud ドキュメントに相談してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/kiro-gpt-nemotron-launch-aws-govcloud-us/
- https://aws.amazon.com/bedrock/
- https://aws.amazon.com/govcloud-us/
- https://aws.amazon.com/kiro/
[Gamelift] Amazon GameLift Servers announces DDoS Protection client SDKs for C# and Unity
- 公開日: 2026-06-30 (JST)
- カテゴリ: Gamelift
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/amazon-gamelift-servers-ddos-protection-unity
概要
Amazon GameLift ServersがC#およびUnity向けのDDoS ProtectionクライアントSDKを提供開始しました。セッションベースのマルチプレイヤーゲームに対し、アクセストークン認証とUDPベースのリレー方式で低遅延のDDoS緩和を行います。
変更内容・新機能の詳細
今回のリリースでは、GameLift Serversに配置されたリレー・ネットワークを介してクライアント→サーバーのトラフィックを中継・制御するC#およびUnity用のDDoS ProtectionクライアントSDKが追加されました。主な技術要素は以下の通りです。
- リレー同居型プロキシ: ゲームサーバーと同じ環境にリレーを配置し、クライアントトラフィックを中継して直接サーバーへの不正到達を防ぎます。
- アクセストークン認証: サーバー側で発行するアクセス・トークンに基づきクライアントを認証し、認可されたトラフィックのみを許可します(トークン発行/検証はGameLift Servers側のAPIフローを利用する想定)。
- UDPベースのプロアクティブ保護: UDPプロトコルを前提に低遅延でトラフィックシェーピングとレート制限を行い、サービス妨害を低遅延で緩和します。
- プレイヤー単位のトラフィック制限: 各プレイヤーごとに送受信バイトやパケットレートの上限を設け、不正または過剰なトラフィックによるセッション破壊を抑制します。これにより手動でのバイトマッチング(パケット内容による判別)に依存せずに防御が可能です。
- SDKの幅: 既存のC++/Unreal向けサポートに加えC#/Unityが追加され、主要なゲームエンジンと言語で統一的に保護を導入できます。 また、追加費用なしでGameLift Serversの顧客が利用可能であり、対象リージョン(US East N. Virginia、US West Oregon、EU Frankfurt、EU Ireland、AP Sydney、AP Tokyo、AP Seoul)で提供されます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: マルチプレイヤーゲーム開発者(特にセッションベースのタイトル)、ネットワーク/セキュリティ担当者、SRE/運用チーム
- 利用シーン: 特定プレイヤーや試合単位を狙ったDoS/DDoS攻撃からの防御、競技性の高いマッチング環境での可用性維持、クライアント側実装(C#/Unity)での保護導入
- 運用効果: セッション切断やマッチ崩壊の予防、攻撃検知・緩和を自動化して運用負荷を低減、手動でのパケット内容解析(バイトマッチング)を不要にして対処速度を向上
技術的な注意点
- IAM権限: GameLift Serversでのトークン発行・管理やサーバー側設定に必要なGameLift関連IAM権限を事前に付与してください(トークン発行APIなど)。
- リージョン制限: 提供リージョンは US East (N. Virginia)、US West (Oregon)、Europe (Frankfurt)、Europe (Ireland)、Asia Pacific (Sydney)、Asia Pacific (Tokyo)、Asia Pacific (Seoul) です。その他リージョンでは未提供の可能性があります。
- コスト: GameLift ServersのDDoS Protection機能自体は追加料金なしで提供されますが、保護下で発生するデータ転送量やGameLift利用料は別途発生するためコスト影響を確認してください。
- プロトコル/ネットワーク: UDPベースの中継・制御を行うため、UDPトラフィックの通過やNAT越え(STUN/TURNなど)の挙動を事前に検証してください。UDPに依存するネットワーク設計の影響を考慮する必要があります。
- SDK統合: クライアント側に新しいC#/Unity SDKを組み込み、サーバー側でのアクセストークン発行フロー(GameLift Servers API)と連携する実装が必要です。
- 運用上の注意: プレイヤー単位のレート制限は過度に厳しく設定すると正当な高帯域プレイヤーを遮断する可能性があるため、ゲーム通信パターンに合わせたチューニングと事前テストを推奨します。
- ログと監視: DDoS緩和の発生状況やトラフィックメトリクスをCloudWatch等で監視し、アラートや運用手順を用意してください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/amazon-gamelift-servers-ddos-protection-unity
- https://docs.aws.amazon.com/gamelift/latest/developerguide/gamelift-server-sdk.html
[General] AWS Service Availability Updates
- 公開日: 2026-06-30 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/aws-service-availability/
概要
2026年6月30日の発表では、複数のAWSサービス・機能が「Maintenance(新規顧客受付停止)」「Sunset(終了予定)」「End of Support(サポート終了)」のステータス変更となりました。既存ユーザーは継続利用可能ですが、新規利用や移行検討が必要なサービスが含まれます。
変更内容・新機能の詳細
主な変更点は以下の通りです。 ・Maintenance(新規顧客は受付停止、既存顧客は継続利用・サポートあり、新規受付停止は2026-07-30開始): Amazon Bedrock Agents が "Amazon Bedrock Agents Classic" に名称変更、Amazon Cognito Sync、Amazon Kendra、Amazon Q Business、AWS Directory Service - Simple AD、AWS Mainframe Modernization(Self-Managed Experience)、AWS Management Console の myApplications、AWS Resource Groups の Group Lifecycle Events、AWS Service Catalog の Application Registry、AWS Systems Manager の Application Manager、および複数の Amazon SageMaker AI 機能(A2I, Clarify, Debugger, GeoSpatial, Ground Truth, Mechanical Turk, Model Monitor, Profiler, Role Manager, Studio Lab)。さらに AWS IoT Device Defender の Detect 機能は例外的に 2026-08-31 から新規顧客で利用不可となります。 ・Sunset(終了予定、運用・サポート終了日が発表済み。利用中は移行計画が必要): Amazon WorkSpaces – PCoIP、Amazon WorkSpaces – Pool、AWS Managed Services (AMS) Advanced、AWS re:Post Private。各サービスの個別ページでサンセットの具体的な終了日・移行手順を確認する必要があります。 ・End of Support(サポート終了、2026-06-30時点で利用不可): Amazon Chime SDK – Carrier Voice Focus、Amazon SageMaker AI – Ground Truth Plus、および一部リージョンの AWS Elemental MediaLive / MediaPackage(Select Regions only)。 AWSは影響を受ける顧客向けに移行ガイドを用意しており、プロダクトライフサイクルページと個別サービスのドキュメントで詳細を確認することを推奨しています。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 既存ユーザー(継続利用可)および新規導入を検討している顧客
- 利用シーン: 機械学習パイプライン(SageMaker系機能)、認証/同期(Cognito Sync)、エンタープライズディレクトリ(Simple AD)、VDI(WorkSpaces PCoIP/Pool)、メディア配信(MediaLive/MediaPackage)など既存の運用・新規導入シナリオ
- 運用効果: 既存環境は継続して稼働可能だが、新規導入が制限されるため新しいプロジェクトでは代替サービスの採用や移行計画が必要
- 移行必要性: Sunset対象やEnd of Supportとなった機能は早期に代替サービスへ移行する必要がある(移行ガイド参照)
- コスト影響: 並行稼働による二重コスト、移行作業(開発/テスト/データ移行)や代替サービスへの切替コストが発生する可能性あり
- リージョン影響: MediaLive/MediaPackage は "Select Regions only" の表記あり。リージョンごとの影響範囲は個別ページで必ず確認すること
技術的な注意点
- 移行タイムライン: Maintenance開始は 2026-07-30(新規顧客受付停止)。IoT Device Defender – Detect は 2026-08-31 から新規不可。End of Support は 2026-06-30。Sunsetサービスは個別に終了日が設定されているため各サービスページで確認。
- データ保護/エクスポート: サンセットやEOS対象のサービスはデータエクスポート/バックアップ手順を事前に確認し、保存・移行を計画してください(SageMaker Ground Truth 関連データやWorkSpacesイメージなど)
- 互換性/API: 既存API/SDKの互換性やバージョン差異を確認。サービス名変更(例: Bedrock Agents → Bedrock Agents Classic)はAPI/エンドポイントやSDKの挙動確認が必要
- IAM権限: 移行/データエクスポートや代替サービス導入に伴い必要なIAM権限を事前に準備。運用手順や自動化スクリプトの権限見直しが必要
- リージョン制限: 一部機能(MediaLive/MediaPackage)は選択リージョンのみ影響。サービスごとにリージョン対応状況を確認
- コスト: 新規受付停止は無料化を意味しない。既存利用分は引き続き課金される可能性が高く、移行中は二重課金の可能性あり。代替サービスの料金体系も確認すること
- サポート: AWSは移行ガイドとサポートを提供。移行支援を希望する場合はサポートケースや専任の担当窓口を利用
- 運用手順: テスト環境で代替サービスとの接続・性能検証を行い、カットオーバー計画(フェーズ分け、ロールバック手順、監視)を明確にすること
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/aws-service-availability/
- https://aws.amazon.com/about-aws/product-lifecycle/
[Clean Rooms] AWS Clean Rooms now supports intermediate tables for SQL
- 公開日: 2026-06-30 (JST)
- カテゴリ: Clean Rooms
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/aws-clean-rooms-intermediate-tables
概要
AWS Clean RoomsがSQLクエリの結果を書き出せる「中間テーブル(intermediate tables)」をサポートしました。これによりコラボレーション内でのマルチステップ分析が容易になり、再利用によるコスト削減とパフォーマンス改善が期待できます。
変更内容・新機能の詳細
今回の機能追加により、コラボレーション内で実行したSQLクエリの結果を中間テーブルとして保存し、後続の分析や別クエリから再利用できるようになりました。中間テーブルはコラボレーションのプライバシー境界内に保持され、参加者間で生データを共有・複製することなく、複雑な結合やIDマッピングテーブルの構築・再利用を行えます。典型的なユースケースとして、パブリッシャーと広告主がそれぞれのファーストパーティデータを結合してIDマッピングを作成し、それをリーチ・フリークエンシー・アトリビューション分析で繰り返し参照するといったマルチステップワークフローが簡素化されます。中間テーブルの作成・参照はClean Roomsの既存のアクセス制御、出力制限、プライバシーガードレール(最小集合サイズ等)の適用下で行われます。詳細なSQLのサポート範囲、テーブルのライフサイクル・クォータ・料金体系については公式ドキュメントで確認してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: データサイエンティスト、データエンジニア、マーケティング/広告の分析担当者、パートナー間での共同分析を行う組織
- 利用シーンまたは効果: マルチステップ分析ワークフロー(複雑な結合の再利用、IDマッピングテーブルの共有、到達・頻度・アトリビューション分析の効率化)
- 運用効果: 同じ処理を繰り返し実行するコスト削減、後続クエリのパフォーマンス向上、コラボレーション内でのデータ移動を減らしてプライバシー保持を強化
- 導入前提: 対象のコラボレーションに参加し、適切なアクセス権限とClean Roomsでの利用設定が必要
- 注意される影響: 中間テーブルの保存と読み出しによりストレージ/クエリコストが増加する可能性
技術的な注意点
- IAM権限: 中間テーブルの作成・参照はコラボレーション内の権限設定に依存します。必要な権限を事前に確認してください。
- プライバシー制約: 中間テーブルでもClean Roomsの出力制約(例:最小集合サイズや集約要件など)が適用されます。期待する集計が制約でブロックされる場合があるため設計時に考慮してください。
- データライフサイクル: 中間テーブルの寿命や削除ポリシーを決めておくと運用コストとプライバシーリスクを管理しやすくなります。
- クォータ/制限: 中間テーブル数・サイズ・クエリ同時実行数などのサービス制限が存在する可能性があります。利用前にドキュメントでクォータを確認してください。
- コスト: 中間テーブルの保存(ストレージ)とそれを読み出すクエリに対して追加料金が発生する可能性があります。コスト見積りを行ってください。
- リージョン制限: Clean Rooms自体の提供状況はリージョンごとに異なります。利用するリージョンで中間テーブル機能が有効か公式リージョン一覧を確認してください。
- 互換性/SQL機能: サポートされるSQL構文や関数、エンジン固有の挙動はドキュメント参照が必要です。複雑なウィンドウ関数や外部関数のサポート状況を確認してください。
- 監査と可観測性: 中間テーブル作成やアクセスのログを収集して、データ利用のトレーサビリティとコンプライアンス対応を行ってください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/aws-clean-rooms-intermediate-tables
- https://aws.amazon.com/clean-rooms/
- https://aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/
- https://docs.aws.amazon.com/clean-rooms/latest/userguide/
[WAF] AWS WAF adds support for Amazon Bedrock AgentCore Gateway
- 公開日: 2026-06-30 (JST)
- カテゴリ: WAF
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/aws-waf-amazon-bedrock-agentcore/
概要
AWS WAFがAmazon Bedrock AgentCore Gatewayの保護に対応し、エージェント型AIワークロードを一般提供(GA)でWeb攻撃や悪用から防御できるようになりました。ゲートウェイレイヤーで一貫したWAF保護パックを適用できます。
変更内容・新機能の詳細
Amazon Bedrock AgentCore Gatewayに対してAWS WAFの保護パック(Web ACL)を関連付けできるようになりました。これによりIPベースのアクセス制御、レートベースルール(過剰なリクエストのスロットリング)、AWS Managed Rule Groups(一般的なルールセット、既知の悪意ある入力、Bot Controlなど)をゲートウェイ単位で設定し、ゲートウェイの背後にあるすべてのターゲット(エージェント、ツール、統合先)に一括適用できます。保護パックは1回の設定でゲートウェイ配下の全ターゲットに適用されるため、プロダクション化したエージェントアプリケーションに対して一貫したポリシー適用と運用の簡素化が可能です。サポートはAWS WAFおよびAgentCore Gatewayが利用可能なすべてのリージョンで有効です。既存のWAF機能(ログ取得、CloudWatchメトリクス、マネージドルールの利用など)は引き続き利用できます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: プラットフォーム/セキュリティチーム、AI/MLエンジニア、SRE・運用チーム
- 利用シーン: AgentCore Gateway経由で提供するエージェント型AIサービスの不正アクセス防止、ボット対策、リクエストレート制御(DoS/濫用の軽減)
- 運用効果: ゲートウェイ単位での一括保護によりポリシー管理が簡素化され、下流ツールやエージェントごとの個別設定を減らして攻撃面を縮小できる
技術的な注意点
- IAM権限: AWS WAFのWeb ACL作成/関連付け、およびAgentCore Gatewayの設定変更を行うための適切なIAM権限が必要です(waf:CreateWebACL, wafv2:AssociateWebACL など)。
- リージョン制限: AWS WAFおよびAmazon Bedrock AgentCore Gatewayの両方が利用可能なリージョンでサポートされます。どちらかが未提供のリージョンでは利用不可です。
- コスト: AWS WAFの利用に伴う追加料金(Web ACL、ルール数、リクエスト単位の課金、マネージドルールやBot Controlの追加コスト)が発生します。トラフィック量とルール構成により費用が増加します。
- ロギング/監視: ログ収集(Kinesis Data Firehose等)やCloudWatchメトリクスを有効にして監視・アラート設定を行ってください。サンプルリクエストの取得設定も検討してください。
- レート制御の仕様: レートベースルールはIPごとのリクエスト数でしきい値超過時に適用されます(WAFのレートウィンドウ仕様に準拠)。
- 互換性/適用範囲: 保護パックはゲートウェイ単位で適用され、ゲートウェイ配下の全ターゲットに一貫適用されます。個別の例外や細かいターゲット別ルールが必要な場合は追加設定が必要です
- その他: Bot Controlや特定マネージドルールは追加コストや運用上のチューニング(誤検知対策)が必要になる場合があります。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/aws-waf-amazon-bedrock-agentcore/
- https://docs.aws.amazon.com/waf/latest/developerguide/
- https://docs.aws.amazon.com/bedrock/latest/userguide/agentcore.html
[Mwaa] Amazon MWAA Serverless now supports shared VPC configurations
- 公開日: 2026-06-30 (JST)
- カテゴリ: Mwaa
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/amazon-mwaa-serverless-vpc/
概要
Amazon MWAA Serverlessが共有VPCサブネット(AWS RAMで共有されたサブネット)を正式にサポートするようになりました。これにより、共有VPCを採用するマルチアカウント環境でMWAA Serverlessワークフローがエラーなく作成できます。
変更内容・新機能の詳細
これまでAWS Resource Access Manager (AWS RAM)を使って共有されたサブネットを指定してMWAA Serverlessワークフローを作成すると、サブネット所有権の検証エラーが発生していました。今回の更新により、MWAA Serverlessは共有VPC構成でのサブネット所有権を正しく検証するようになり、MWAA Provisioned環境と同等の振る舞いになります。これにより、ネットワークを中央管理する組織(Landing Zone等)で、メンバーアカウントから共有サブネット上に直接MWAA Serverlessワークフローを起動できるようになり、従来の回避策は不要になります。さらに、Amazon SageMaker Unified Studio Workflowsを共有VPCで利用している場合も同様の恩恵を受けられます。更新は、Amazon MWAA Serverlessがサポートされている全リージョンで利用可能です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: マルチアカウント構成で共有VPC(AWS RAM)を利用しているクラウド/ネットワーク管理者、データエンジニア、SRE
- 利用シーン: 中央でネットワークを管理するLanding Zoneや共有ネットワーク設計で、メンバーアカウントからMWAA Serverlessワークフローを共有サブネット上で起動する場合
- 運用効果: サブネット所有権の検証エラーが解消され、追加の回避策やネットワーク構成変更なしにワークフローを展開可能。SageMaker Unified Studio Workflows等、関連サービスとの連携運用が容易に
- 互換性: MWAA Provisioned環境と同等のサブネット検証ロジックになり、既存の共有VPCパターンと整合的に動作します
技術的な注意点
- IAM権限: 共有サブネットを利用するアカウントで必要なRAM関連権限(ram:ListResourceShareInvitations, ram:AcceptResourceShareInvitation等)およびEC2関連権限(ec2:DescribeSubnets, ec2:DescribeVpcs, ec2:CreateNetworkInterface, ec2:DescribeNetworkInterfaces, ec2:DeleteNetworkInterface等)が適切に付与されていることを確認してください
- ネットワーク設定: サブネット、ルートテーブル、NACL、セキュリティグループがMWAA Serverlessの通信要件(外部通信が必要な場合のNAT/IGWまたは必要なVPCエンドポイント)を満たしていることを確認してください
- 共有サブネットの受諾: AWS RAMで共有されたリソースは、メンバーアカウントでリソース共有を受諾済みである必要があります。受諾されていない共有は利用できません
- リージョン制限: 本機能はAmazon MWAA Serverlessがサポートされている全リージョンで利用可能です。利用可能リージョンは公式ドキュメントで必ず確認してください
- コスト: 本機能自体に追加料金は発生しませんが、VPC間通信やインターネットトラフィック、ENI使用に伴う通常のネットワーク転送料金やリソース費用は発生します
- 互換性注意: カスタムネットワーク構成や特殊なサブネットポリシーを使用している場合は事前テストを推奨します