2026年08月01日
[General] Amazon Aurora DSQL adds multi-Region cluster support in four more Regions
- 公開日: 2026-08-01 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-aurora-dsql-adds-multi-region-clusters-four-more-regions/
概要
Amazon Aurora DSQLが4つのリージョン(ストックホルム、スペイン、ムンバイ、シンガポール)でマルチリージョンクラスターをサポートしました。これにより、アクティブ・アクティブの強整合性を保ったまま、書き込み可能なエンドポイントを両リージョンに持つ単一論理データベースを利用できます。
変更内容・新機能の詳細
Aurora DSQLはサーバーレスで分散するSQLデータベースで、アクティブ・アクティブの高可用性とマルチリージョンの強整合性を特徴とします。今回の拡張により、Europe (Stockholm)、Europe (Spain)、Asia Pacific (Mumbai)、Asia Pacific (Singapore) の4リージョンでマルチリージョンクラスターの作成が可能になりました。マルチリージョンクラスターは“両(ピア)リージョンに書き込み可能なエンドポイントを持ち、1つの論理データベースとして振る舞い、片方のリージョンが利用不可になってもサービスを維持する”設計です。今回の拡張で、マルチリージョン対応リージョンは下記のとおりです:US East (N. Virginia)、US East (Ohio)、US West (Oregon)、Asia Pacific (Mumbai)、Asia Pacific (Osaka)、Asia Pacific (Seoul)、Asia Pacific (Singapore)、Asia Pacific (Tokyo)、Canada (Central)、Canada West (Calgary)、Europe (Frankfurt)、Europe (Ireland)、Europe (London)、Europe (Paris)、Europe (Spain)、Europe (Stockholm)。また、シングルリージョンクラスターは上記に加えて Asia Pacific (Hong Kong)、Asia Pacific (Melbourne)、Asia Pacific (Sydney)、South America (São Paulo) でも利用可能です。AWS Free Tierでの試用が可能で、詳細はAurora DSQLの製品ページとドキュメントを参照してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: グローバルに分散したアクティブな読み書きトラフィックを扱うアプリケーション開発者、SRE、プラットフォーム/データベース運用チーム
- 利用シーンまたは効果: マルチリージョンでの書き込み・読み取りを必要とするグローバルアプリ(例:クロスリージョンのオンライントランザクション、マルチリージョンの業務系システム、地域障害対策)において、単一論理データベースで強整合性を維持しつつ高可用性を提供できます
- 運用効果: リージョン障害発生時でも可用性を維持できるため、ダウンタイムの短縮とビジネス継続性の向上が期待できます
- 導入効果: アプリケーション側でリージョンごとのデータ整合性ロジックを大幅に簡素化でき、運用負荷が減少します
技術的な注意点
- IAM権限: マルチリージョンクラスターの作成・管理にはRDS/Auroraに関する適切なIAMポリシーが必要です(クラスター作成、VPC/サブネット設定、セキュリティグループ管理など)
- リージョン制限: マルチリージョンクラスターは今回追加された4リージョンを含む、記事記載のリージョンでのみ利用可能です。すべてのリージョンでマルチリージョン機能が有効というわけではありません(対象リージョンの確認が必要)
- コスト: クロスリージョンのデータ転送、マルチリージョン構成による追加のストレージ/コンピュート利用、オペレーションに伴う課金が発生する可能性があります。Free Tierでの試用は可能ですが、本番運用はコスト見積りが必要です
- ネットワーク/接続: ピアリングやVPC設定、セキュリティグループ、ネットワーク経路の設計が必要です。クロスリージョン通信によりネットワークレイテンシが発生するため、設計時に考慮してください
- 整合性とレイテンシ: Aurora DSQLは強整合性を提供しますが、強整合性の維持はリージョン間の遅延に影響を受けます。グローバルに書き込みを行う場合は書き込みレイテンシの影響を評価してください
- バックアップ/復旧: バックアップやポイントインタイムリカバリの挙動(リージョン間での可用性やリストア先)をドキュメントで確認し、運用設計に反映してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-aurora-dsql-adds-multi-region-clusters-four-more-regions/
- https://aws.amazon.com/aurora/dsql/
- https://docs.aws.amazon.com/aurora/latest/
[RDS] Amazon RDS for Oracle now offers Reserved Instances for R8i and M8i instances
- 公開日: 2026-08-01 (JST)
- カテゴリ: RDS
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-rds-oracle-r8i-m8i/
概要
Amazon RDS for Oracleで、R8iおよびM8iインスタンス向けの1年・3年Reserved Instancesが提供開始され、オンデマンド比で最大53%のコスト削減が可能になりました。
変更内容・新機能の詳細
今回のリリースにより、カスタムIntel Xeon 6プロセッサを搭載するR8iおよびM8iインスタンス向けに1年と3年のReserved Instances(RI)が購入可能になりました。これらのインスタンスはクラウド上の同等のIntelプロセッサと比べて最高のパフォーマンスと最速のメモリ帯域を提供し、旧世代のIntelベースインスタンスに対して最大15%の価格性能改善と最大2.5倍のメモリ帯域を実現します。RIの割引はMulti-AZおよびSingle-AZの両構成に適用され、同じデータベースインスタンスクラス内であれば構成(Single-AZ ⇄ Multi-AZ)を自由に変更できます。さらに、BYOL(Bring Your Own License)モデルではサイズ柔軟性が有効になり、同一インスタンスファミリ内の任意のサイズに対してRIの割引が自動適用されます。R8i/M8iが提供されている全リージョンで購入可能ですが、South America (São Paulo) リージョンでは未対応です。購入はAWS Management Console、AWS CLI、AWS SDKから行えます。詳細な価格と購入オプションはAmazon RDS for Oracleの価格ページおよびRDSユーザーガイドを参照してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: Oracleデータベースを本番運用しているクラウド/データベース管理者、コスト最適化を図るSREやプラットフォームチーム
- 利用シーン: 長期稼働する本番DB(Single-AZまたはMulti-AZ)のコスト削減、インスタンスファミリ内でのスケールアップ/ダウンが発生する可変負荷のワークロード
- 運用効果: RIによる最大53%のコスト削減、インスタンスファミリ内サイズ柔軟性で割引の自動適用が可能なためライセンス/キャパシティ管理の簡素化と費用効率の向上
技術的な注意点
- IAM権限: RI購入には rds:PurchaseReservedDBInstancesOffering 等のRDS予約関連権限が必要です。購入/閲覧用のIAMポリシーを事前に用意してください。
- リージョン制限: R8i/M8iが提供されているリージョンで利用可能ですが、South America (São Paulo) リージョンでは未対応です。利用予定リージョンでR8i/M8iの提供状況を確認してください。
- ライセンス: BYOL(Bring Your Own License)でサイズ柔軟性が利用可能です。Oracleのエディションやライセンス条件により対応状況が異なるため、RDSユーザーガイドで対象エディションとライセンスオプションを確認してください。
- 適用範囲: 割引の自動適用は同一インスタンスファミリ内(例: R8iファミリ内)のサイズに対して有効です。インスタンスファミリ間での適用はできません。
- 支払い/コスト: 1年/3年の契約でオンデマンドより割安になりますが、契約期間のコミットが必要です。前払/部分前払/分割等の支払いオプションと総TCOを購入前に確認してください。
- 運用変更: RIはMulti-AZおよびSingle-AZ双方に適用されますが、HA構成やバックアップ/メンテナンス方針に影響が出る場合があるため、構成変更時は運用手順を見直してください。