2026年07月18日
[General] Amazon GameLift Streams now supports IAM role credentials for stream sessions
- 公開日: 2026-07-18 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-gamelift-streams-iam/
概要
Amazon GameLift StreamsがストリームセッションにIAMロールを割り当てる機能をサポートしました。これにより、アプリケーションは短命の自動更新されるAWS認証情報を通じてS3やDynamoDBなどのアカウント内リソースに安全にアクセスできます。
変更内容・新機能の詳細
技術的には、ストリームセッション開始時にRoleArnパラメータを渡すことで、GameLift Streamsがセッション用の短期的かつ自動更新される認証情報を発行します。発行された認証情報は標準のAWS SDKの認証情報解決チェーン(コンテナ資格情報プロバイダ)を経由してアプリケーションに提供されるため、SDKのデフォルト認証チェーンを利用していればアプリ側のコード変更は不要です。従来は長期有効なアクセスキーをバンドルや環境変数で渡す必要がありましたが、今回の対応で鍵管理や漏洩リスクが低減します。セッション開始時にロールの設定ミスは検証され、実行時ではなく開始時点で明確なエラーが返るためトラブルシューティングが容易になります。コンソール上でもIAMロールを設定でき、信頼ポリシーのテンプレートが事前入力されているのでロール作成が簡単になります。本機能はAmazon GameLift Streamsが利用可能な全リージョンで有効です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: ゲーム開発者、ストリーミングアプリケーション開発者、SRE/運用チーム
- 利用シーン: ストリーム中のアプリケーションからS3バケットへのアセット保存や、DynamoDBへのスコア/メタデータ書き込みといったAWSサービス利用
- 運用効果: 長期鍵の配布/管理が不要になりセキュリティと運用負荷が低減。セッション開始時点でロール誤設定を検出できるためデバッグが容易化
技術的な注意点
- IAM権限: セッションに割り当てるロールは最小権限のポリシーを与えてください。GameLift Streamsの信頼ポリシーテンプレートを基に設定するのが推奨です。
- Role指定方法: ストリーム開始時にRoleArnパラメータを渡す必要があります。コンソールからも設定可能です。
- 認証情報方式: 発行される認証情報は短命で自動更新され、AWS SDKの標準プロバイダ(コンテナ資格情報プロバイダ)を通じて提供されます。アプリがカスタム認証処理をしている場合は、SDKデフォルトチェーンを利用するよう確認してください。
- リージョン制限: Amazon GameLift Streamsが利用可能なリージョンで本機能が利用可能です。サービス未提供リージョンでは利用できません。
- コスト: 新機能自体に追加料金は明記されていませんが、ストリーム内アプリケーションがアクセスするS3/DynamoDB等のサービス利用料は別途発生します。
- 運用上の注意: 認証情報は短期間で失効するため、長時間の外部処理やバッチ処理を行う場合はセッション継続性を考慮してください。
- 互換性: 既に長期アクセスキーをアプリに埋め込んでいる場合は、キーの削除や運用フローの切替を計画的に行ってください。
- エラーハンドリング: ロール構成ミスはセッション開始時に検出されるため、開始時のエラーロギングと監視を整備すると早期検出に有効です。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-gamelift-streams-iam/
- https://docs.aws.amazon.com/gameliftstreams/latest/developerguide/session-credentials-setup.html
[Opensearch Service] Amazon OpenSearch UI now supports one-click dashboard migration
- 公開日: 2026-07-18 (JST)
- カテゴリ: Opensearch Service
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-opensearch-ui-one-click-dashboard-migration
概要
Amazon OpenSearch Serviceは、従来のOpenSearch Dashboardsから新しいOpenSearch UIへ、ドメインおよびサーバーレスコレクション単位でワンクリック移行をサポートしました。テナントや大量の保存オブジェクトを再作成せずに移行でき、ダウンタイムなしでOpenSearch UIのサーバーレス体験へ切り替えられます。
変更内容・新機能の詳細
新機能は、既存のOpenSearch Dashboardsで作成された複数テナント(multi-tenant)と数千に及ぶ「saved objects」(ダッシュボード、可視化、Saved Search等)を、OpenSearch UIのワークスペースにワンクリックで移行できる仕組みを提供します。移行はAmazon OpenSearch Serviceの「ドメイン」と「サーバーレスコレクション」双方で動作し、移行先は新規ワークスペースか既存ワークスペースを選択可能です。複数テナントを単一ワークスペースに統合するか、チーム別に分けて移行するかを選べます。OpenSearch UI自体はゼロダウンタイムでの利用を想定したサーバーレスインターフェースで、複数データソースにまたがる検索と統合的なオブザーバビリティを提供します。本機能により、従来のDashboardsでの設定や保存物を手作業で再作成する必要がなくなり、移行に伴う運用負荷と人的ミスを大幅に低減します。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: OpenSearch Dashboardsを運用している開発者、SRE、データ解析チーム、組織内複数テナントを管理する運用チーム
- 利用シーンまたは効果: 既存DashboardsからOpenSearch UIへダウンタイム無しで移行し、保存オブジェクト(ダッシュボード・可視化等)を再利用してUI統一や運用簡素化を実現
- 運用効果: 手動での再作成工数と移行リスクの削減。複数テナントを統合して管理コストを下げるか、チーム別に保持して分離管理を継続する選択が可能
- 適用範囲: Amazon OpenSearch Serviceのドメインおよびサーバーレスコレクションの両方で利用可能(OpenSearch UIが提供されているリージョン)
技術的な注意点
- IAM権限: 移行を実行するには保存オブジェクトの読み取り/書き込みやワークスペース作成に関するOpenSearch Serviceの権限が必要です。実行前に管理者権限または該当API/コンソール操作権限を確認してください。
- リージョン制限: OpenSearch UIが利用可能なAWSリージョンで提供されます。リージョンにより未対応の可能性があるため事前に対象リージョンの対応状況を確認してください。
- バックアップ: 移行前に既存Dashboardsの保存オブジェクト(例: .kibana 相当のデータやSaved Objects)のスナップショット/エクスポートを推奨します。万が一の差異やロールバックが必要な場合に備えて下さい。
- 互換性: 大半の保存オブジェクトは移行されますが、プラグイン固有の要素や非標準的なカスタマイズは手動対応が必要になる場合があります。移行後に表示や動作を検証してください。
- コスト: OpenSearch UIはサーバーレス機能を含むため、利用形態により課金が発生する場合があります。移行後の運用コスト(データ転送、ストレージ、UI関連の利用料金等)を事前に確認してください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-opensearch-ui-one-click-dashboard-migration
- https://aws.amazon.com/opensearch-service/
- https://docs.aws.amazon.com/opensearch-service/latest/developerguide/
[General] Amazon SageMaker HyperPod now supports partition-level topology for Slurm orchestrated clusters
- 公開日: 2026-07-18 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/hyperpod-partition-topology-slurm/
概要
Amazon SageMaker HyperPodが、Slurmオーケストレーション環境においてパーティション単位でネットワークトポロジー(tree / block)を自動設定する機能をサポートしました。これにより同一クラスター内でインスタンスタイプごとに最適なトポロジーを使用でき、分散トレーニングの通信性能とスループットが向上します。
変更内容・新機能の詳細
HyperPodはSlurmで管理されるクラスターにおいて、各パーティション(Slurm partition)ごとにネットワークトポロジー情報を判定し、最適なトポロジーを用いてジョブ配置を行います。判定は各パーティションで定義されたコンピュートインスタンスグループのインスタンスタイプに基づき行われ、例として Amazon EC2 UltraServer(例: ml.p6e-gb200.36xlarge)を含むパーティションは block トポロジーを、階層型インターコネクトを持つ GPU インスタンス(例: ml.p5.48xlarge, ml.p5e.48xlarge, ml.p5en.48xlarge)を含むパーティションは tree トポロジーをそれぞれ使用します。トポロジー情報を提供しないインスタンスタイプのパーティションは従来どおりスケジュール可能ですが、トポロジー最適化は行われません。HyperPodはスケールアップ/スケールダウン、ノード交換といったクラスタ変更時にも各パーティションのトポロジー設定を自動で維持・更新します。利用条件としては Slurm 25.11 以降を使用した SageMaker HyperPod Slurm クラスタで、サポートされる GPU インスタンスタイプを含めることが必要です。トポロジー対応スケジューリングはデフォルトで有効化され、追加設定は不要です。機能は Amazon SageMaker HyperPod がサポートされるすべてのリージョンで利用可能です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 分散学習を行う機械学習エンジニア、SRE、クラスタ管理者
- 利用シーン: 大規模GPUクラスタでの分散トレーニング(NCCLを使ったAll-Reduce等の集団通信が多いジョブ)で、インスタンスタイプ混在のSlurmクラスタを運用するケース
- 運用効果: インスタンスのインターコネクト特性に応じてジョブ配置が最適化されるため、GPU間通信遅延が低下しNCCLの集団通信効率が向上。結果としてトレーニングのスループット向上とジョブ完了時間短縮が期待できる
技術的な注意点
- Slurmバージョン: Slurm 25.11 以降が必要です
- 対応インスタンスタイプ: UltraServer(例: ml.p6e-gb200.36xlarge)は block トポロジー、階層型インターコネクト(例: ml.p5.48xlarge / ml.p5e.48xlarge / ml.p5en.48xlarge)は tree トポロジーを使用します。その他のインスタンスタイプはトポロジー情報がない場合はトポロジー非考慮でスケジュールされます
- IAM権限: SageMaker HyperPod クラスタの作成・更新には SageMaker と EC2 に対する適切な IAM 権限(クラスタ作成、インスタンス管理、セキュリティグループ、IAM ロールの紐付け等)が必要です
- コスト: 新機能自体に追加料金は明記されていませんが、最適化対象となる高性能GPUインスタンス(p5/p6系など)を利用すると EC2 料金が増加します。スケール動作に伴う起動・停止コストも考慮してください
- リージョン制限: 機能は SageMaker HyperPod がサポートされるすべてのリージョンで利用可能ですが、各インスタンスタイプの提供状況はリージョンごとに異なるため注意してください
- 運用注意: パーティションごとのトポロジー判定はインスタンスタイプ情報に依存します。混在構成で意図しないパーティション割当が発生しないよう、Slurm の partition とコンピュートグループ設計を確認してください
- 設定: トポロジー対応スケジューリングはデフォルトで有効。クラスタ作成/更新で特別な設定は不要です
- 可用性維持: HyperPod はスケール・ノード置換イベント時に自動でトポロジー設定を更新します。手動での同期は原則不要ですが、カスタム構成を導入する場合は検証を推奨します