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2026年07月21日

[General] Amazon Managed Service for Prometheus supports 1.5B active metrics and 200K rules per workspace

概要

Amazon Managed Service for Prometheus (AMP) のワークスペースあたりのスケール上限が拡大され、アクティブな時系列が最大15億(1.5B)、記録およびアラート用ルールが最大20万(200K)までサポートされるようになりました。複数ワークスペースを作成できるため、組織全体で数十億規模のPrometheusメトリクスを扱えます。

変更内容・新機能の詳細

今回のアップデートにより、各AMPワークスペースでサポートされるアクティブメトリクス時系列数が最大1,500,000,000(1.5B)に、Recording/Alerting ruleの合計が最大200,000ルールに拡張されました。Amazon Managed Service for PrometheusはPrometheus互換のフルマネージドモニタリングサービスで、高カードinality(高ラベル分散)のワークロードに対して自動で取り込み・ストレージをスケールします。コンテナ化(EKSなど)、サーバーレス(Lambdaなど)、オンプレやハイブリッド環境のメトリクスを統合して分析・アラートが可能です。ワークスペース数はアカウント内で多数作成できるため、複数ワークスペースを組み合わせることで組織全体での「数十億」単位の時系列保存・照会が可能になります。上限超過が必要な場合は、AWS Support CenterまたはAWS Service Quotasからワークスペースのアクティブシリーズやルール上限の引き上げを申請してください。なお、セキュリティ面ではAWSの認証・ネットワーク機能(IAM、VPC エンドポイント / PrivateLink など)と連携して安全にデータへアクセスできます。

影響範囲・利用シーン

  • 対象ユーザー: クラウド/コンテナ運用チーム、SRE、プラットフォームエンジニア、Observabilityチーム
  • 利用シーンまたは効果: 高カードinalityなメトリクスを大量に生成するマイクロサービス環境や大規模Kubernetesクラスターでの監視、組織横断のメトリクス集約・長期保存、ルール多数運用による詳細なアラート設計が可能
  • 運用効果: 単一ワークスペースあたりの制約が緩和されることでワークスペース設計の単純化、アラート/録音ルールの集中管理、メトリクス分割に伴うオーバーヘッド低減が期待できる

技術的な注意点

  • IAM権限: ワークスペース作成や設定変更、データアクセスにはAMP関連の権限が必要です。上限引き上げ申請にはService QuotasまたはSupportの操作権限が必要なので、該当するIAMポリシーを確認してください。
  • リージョン制限: 新たな上限がすべてのリージョンで即時利用可能とは限りません。利用前に対象リージョンでの対応状況を公式ドキュメントまたはリージョン内のコンソールで確認してください。
  • コスト: 取り込み(ingestion)およびストレージ、クエリ実行、ルール評価の頻度増加により料金が増加します。大量時系列や多数ルールの運用はコストに影響するため、見積もりとモニタリングを行ってください。
  • 上限引き上げ手順: ワークスペースのアクティブシリーズ数やルール数の増加は、Service QuotasまたはAWS Support Center経由でリクエストしてください。申請にあたっては現在の利用状況・予想スケールを添えると審査がスムーズです。
  • 運用注意: ルール数や評価頻度が増えるとアラート評価負荷が高まり、評価遅延やコスト増につながるため、ルールの最適化(グループ化、評価間隔の調整、不要ルールの削減)を推奨します。

参考情報


[Rds For Sql Server] Amazon RDS now supports the latest CU and GDR updates for Microsoft SQL Server

概要

Amazon RDS for SQL Server が Microsoft SQL Server の最新 Cumulative Update (CU) と General Distribution Release (GDR) をサポートしました。これにより、複数の SQL Server バージョンにセキュリティフィックスと累積的な修正が適用可能になります。

変更内容・新機能の詳細

今回のリリースでサポートされたエンジンバージョンは以下のとおりです:

  • SQL Server 2016 SP3 + GDR KB5089271 (RDS version 13.00.6490.1.v1)
  • SQL Server 2017 CU31 + GDR KB5090354 (RDS version 14.00.3530.2.v1)
  • SQL Server 2019 CU32 + GDR KB5090407 (RDS version 15.00.4470.1.v1)
  • SQL Server 2022 CU25 KB5081477 (RDS version 16.00.4255.1.v1) GDR 更新には CVE-2026-40370 に関する脆弱性修正が含まれます。通常、CU はバグ修正や機能改善を累積して提供し、GDR は緊急のセキュリティ修正を安全かつ広範囲に配布するためのリリースです。Amazon RDS 上ではこれらのエンジン (上記の RDS バージョン識別子) にアップグレードすることで、該当する修正が適用されます。アップグレードは Amazon RDS コンソール、AWS CLI、または AWS SDK を使って実行可能で、実施前にはスナップショット取得やステージング環境での検証を推奨します。詳細な修正内容は各 Microsoft KB(KB5089271、KB5090354、KB5090407、KB5081477)を参照してください。

影響範囲・利用シーン

  • 対象ユーザー: RDS for SQL Server を利用しているデータベース管理者、SRE、アプリケーション開発チーム
  • 利用シーンまたは効果: セキュリティ脆弱性(CVE-2026-40370)の修正および累積バグ修正の適用による運用の安全性向上。法規対応やセキュリティ監査への対応がしやすくなる
  • 運用効果: 脆弱性リスクの低減、既知バグによるエラーやパフォーマンス問題の軽減。Multi-AZ 構成ではフェイルオーバーでダウンタイムを最小化可能(ただし再起動は発生)
  • 留意点: アップグレードは DB インスタンスの再起動(短時間の停止)を伴うため、メンテナンスウィンドウの調整や事前テストが必要

技術的な注意点

  • IAM権限: ModifyDBInstance などエンジンバージョン変更に必要な RDS 権限を持つ IAM ロール/ユーザーが必要です
  • ダウンタイム: エンジンのアップグレードは再起動を伴います。Multi-AZ 構成ではフェイルオーバーで影響を抑えられるが、短時間の接続断が発生します
  • バックアップ/ロールバック: 事前にスナップショットを取得してください。RDS のエンジンバージョンのロールバックは容易ではないため、復元用スナップショットやテスト計画が必要です
  • 互換性: 一部のアプリケーションや拡張機能(CLR、サードパーティ製ドライバ、トレースフラグ、非推奨機能など)に影響が出る可能性があるため、ステージング環境での動作確認を推奨します
  • リージョン制限: 新しい RDS エンジンバージョンの提供はリージョン毎に段階的に行われる場合があります。利用可能かどうかはコンソールで確認してください
  • コスト: アップグレード自体に追加課金は通常発生しませんが、ダウンタイム対策(別インスタンスでの検証や一時的なリソース増強)によるコストが発生する可能性があります
  • 運用手順: 本番適用前にスナップショット取得、リードレプリカ/ステージ環境での検証、メンテナンスウィンドウ設定、事後監視(ログ・パフォーマンス)を実施してください

参考情報


[General] Amazon RDS for SQL Server now supports Microsoft SQL Server 2025

概要

Amazon RDS for SQL Server が Microsoft SQL Server 2025 をサポートしました。RDS上で 2025 の新機能(T-SQLからの外部REST呼び出し、ネイティブベクタ型、エディション改善など)を利用できます。

変更内容・新機能の詳細

サポート対象は Enterprise、Standard、Developer 各エディションです。SQL Server 2025 の主な技術的追加点は以下の通りです。

  • T-SQL から外部 REST エンドポイントを直接呼び出す機能: ミドルウェアを挟まずにデータベース側から HTTPS ベースの外部サービス(例: Amazon Bedrock、SageMaker エンドポイント、カスタム API、Lambda 経由のエンドポイント)を呼べるため、AI 推論や外部連携をアプリケーション再設計なしで組み込めます。RDS 環境では VPC ネットワーク構成やセキュリティ設定により外部接続を制御します。
  • ネイティブなベクタ(vector)データ型: 埋め込みベクトルを DB 内に直接格納・検索でき、類似検索やベクトル検索をデータベース単体で実行するワークロードが簡素化されます(インデックス・クエリの設計とパフォーマンス調整が必要)。
  • Standard エディションの強化: Standard Edition の利用可能リソースが拡張され、最大 32 コア・256 GB バッファープールに対応。従来 Enterprise 専用だった Resource Governor が Standard に追加されました。これにより中堅〜大規模システムでのコスト効率が改善されます。
  • 新しい開発用無償エディション (Standard Developer Edition / Dev-SE): 開発/テスト向けにライセンス費用なしで利用できるエディションが追加されました(ただし RDS のインスタンス課金やストレージ課金は別途発生します)。
  • RDS 上の移行・アップグレードパス: 既存の RDS for SQL Server は DB エンジンバージョンの変更で SQL Server 2025 へアップグレード可能。オンプレミスから RDS へ移行すればこれらの機能をフルマネージド環境で利用できます。

なお、外部API呼び出しを多用する設計ではレイテンシ、可用性、コスト(API呼び出し料金、追加ネットワークトラフィック)を考慮する必要があります。

影響範囲・利用シーン

  • 対象ユーザー: データベース管理者、アプリケーション開発者、機械学習エンジニア、SRE/運用チーム
  • 利用シーン: データベース内でのAI推論(クエリアドバイザー、スマートインデックス提案)、ベクトル類似検索の実装、イベント駆動ワークフローから外部API呼び出し、オンプレミスからRDSへの移行
  • 運用効果: ミドルウェア削減によるアーキテクチャ簡素化、Standardエディションでの処理能力向上とコスト効率改善、RDS上での直接的なAI連携により開発工数削減と迅速な機能展開が可能

技術的な注意点

  • IAM/権限: RDS インスタンスから AWS サービスを呼ぶ場合は適切な IAM ロール/認証方法(シークレット管理や署名)を別途検討してください。データベース内に平文で資格情報を置かないこと。
  • ネットワーク/接続: 外部 REST 呼び出しにはインターネット経路(NAT ゲートウェイ)または VPC エンドポイント/PrivateLink の設定が必要です。セキュリティグループや NACL の確認を行ってください。
  • リージョン制限: SQL Server 2025 の RDS 提供状況および Bedrock 等の統合サービスの可用性はリージョン毎に異なります。利用前にリージョンの対応状況と料金ページを確認してください。
  • 互換性/アップグレード: 本番環境のアップグレードは事前検証を推奨します(互換性、クエリプランの変化、非推奨機能の確認など)。Major バージョンアップはダウンタイムやリストア検証が必要になる場合があります。
  • パフォーマンス/設計: ベクタ型・新機能を利用する場合はインデックス設計、ストレージ容量、IOPS を含むパフォーマンス評価が必要です。外部呼び出しのレイテンシはDBトランザクションに影響を与えるため、非同期化やキュー利用を検討してください。
  • コスト: Dev-SE はライセンス料が不要でも、RDS のインスタンス時間・ストレージ・データ転送・外部サービス(Bedrock/SageMaker)呼び出しは別途課金されます。Standard の大容量利用はより大きなインスタンスタイプの選定が必要になりコストに影響します。
  • 管理機能: RDS のバックアップ、スナップショット、Multi-AZ、監視(CloudWatch)は引き続き利用可能ですが、アップグレード前にバックアップ戦略とリカバリ手順を確認してください。
  • その他注意: RDS はホストレベルでのカスタムソフトウェア導入ができないため、外部ライブラリが必要な機能は利用制約がある場合があります。必要な機能がサポートされるか事前にドキュメントで確認してください。

参考情報


[Bedrock] AWS Data Exports now provides standardized Amazon Bedrock product metadata

概要

AWS Data Exports(Cost and Usage Report のエクスポート機能)で、Amazon Bedrock に関する標準化された製品メタデータが提供開始されました。FinOpsやクラウド管理者がBedrockのコストを一貫した属性で把握できるようになります。

変更内容・新機能の詳細

今回追加された標準化フィールドは、モデルプロバイダ(model provider)、モデル名(model name)、価格単位(pricing unit)、推論タイプ(inference type:入力トークン/出力トークン等)、機能(feature:On-Demand/Batchなどの推論提供モード)および統一された製品ファミリ名「Amazon Bedrock」を含みます。これらは AWS Data Exports(CUR 2.0)でデフォルトで出力され、Bedrock 顧客は追加費用なしに利用可能です。実際のデータでは、model provider/model name/inference type/feature は product_map カラム内に含まれ、pricing unit は個別のカラムとして出力されます。エクスポート先は Amazon S3 で、Amazon Athena やデータウェアハウスでクエリして費用配分や分析に利用できます。これにより、従来カスタムロジックで product metadata をパースしていた作業を簡素化し、モデル単位やプロバイダ単位でのコスト配分が容易になります。

影響範囲・利用シーン

  • 対象ユーザー: FinOps チーム、クラウド管理者、SRE、コスト管理/請求分析を行うチーム
  • 利用シーン: Bedrock モデル・プロバイダ別のコスト配分、モデル別/機能別の利用状況レポート作成、Athena や BI ツールでの自動集計
  • 運用効果: カスタムパースの不要化による運用負荷軽減、モデル単位での正確なコスト帰属、レポート作成やアラート条件の容易化による迅速なコスト最適化

技術的な注意点

  • IAM権限: Data Exports(CUR)の作成・管理、S3 バケットの書き込み権限、Athena やクエリ結果へのアクセス権限が必要です。事前に権限を確認してください。
  • リージョン制限: 公式発表では標準化フィールドはデフォルトで提供とあるものの、利用は Amazon Bedrock の提供リージョンに依存します。Bedrock が未提供のリージョンでは該当データは発生しません。
  • コスト: 標準化フィールド自体に追加料金は発生しませんが、Data Exports(CUR)のエクスポート設定、S3 ストレージ費用、Athena やデータウェアハウスでのクエリ実行コストは別途発生します。
  • CURバージョン: 標準化フィールドは CUR 2.0(AWS Data Exports)の出力形式で利用可能です。既存の古いフォーマットを利用している場合は CUR 2.0 へ移行が必要です。
  • データ形式: 一部の属性(model provider 等)は product_map カラム(JSON マップ)内に格納されます。Athena 等での集計時は JSON_EXTRACT 等で抽出するか、スキーマを適切に定義してアクセスしてください。
  • 互換性: 既にカスタムパースロジックを実装している場合、標準化フィールドの導入で簡素化できますが、既存レポートの照合(backfill)が必要になる可能性があります。
  • 注意点: サービス側での命名規則や将来の拡張によりフィールド値が変わる場合があるため、集計クエリは値の存在チェックやフォールバックを組み込むことを推奨します。

参考情報


[Ec2] Amazon EC2 R8i and R8i-flex instances are now available in additional regions

概要

Amazon EC2のメモリ最適化インスタンス R8i と R8i‑flex が、ヨーロッパ(ストックホルム、チューリッヒ)リージョンでも利用可能になりました。カスタムIntel Xeon 6プロセッサを採用し、前世代比で高いメモリ帯域と価格性能比を提供します。

変更内容・新機能の詳細

R8i と R8i‑flex はAWS専用のカスタム Intel Xeon 6 プロセッサを搭載するメモリ最適化インスタンスです。主な技術的特徴は以下の通りです。 1) 性能・帯域: 前世代のIntelベースインスタンスに対して最大で15%良好な価格性能比、メモリ帯域は最大2.5倍。R7iと比較すると平均で20%高い性能を示し、特定ワークロードではさらに大きな向上が見込まれます。 2) ワークロード別改善例: PostgreSQLで最大30%高速化、NGINX系Webアプリで最大60%高速化、AIのディープラーニング推奨モデルで最大40%高速化(R7i比)。 3) インスタンス構成: R8i は13サイズ(うち2つはベアメタル)、新たに96xlargeを含む大規模サイズを提供。R8i‑flex は“Flex”シリーズとしてメモリ最適化向けに一般的で多用されるサイズ(large 〜 16xlarge)を揃え、コンピュートを完全に使い切らないメモリ集約型アプリケーションでコスト効率を高める設計。 4) 認証: R8i は SAP 認定(142,100 aSAPS)を取得しており、ミッションクリティカルなSAPワークロードに適合。 5) リージョン: 本リリースにより Europe (Stockholm) と Europe (Zurich) で利用可能になりました。導入はAWS Management Consoleから行えます。詳細な導入・利用ガイダンスや追加の検証データは AWS News ブログおよびインスタンスタイプの公式ドキュメントを参照してください。

影響範囲・利用シーン

  • 対象ユーザー: メモリ最適化ワークロードを実行するクラウドエンジニア、SRE、データベース管理者、AI/推奨エンジン開発者
  • 利用シーンまたは効果: 大規模インメモリデータベース(PostgreSQL等)、メモリ集約型アプリ、推奨システムやディープラーニング推論、SAPミッションクリティカル環境でのパフォーマンス向上とコスト効率化
  • 運用効果: R8i‑flex を使うことで、コンピュートをフル活用しないメモリ集約ワークロードの総コストを削減しやすく、R8i は継続的な高CPU使用や最大サイズが必要なワークロードで性能を最大化可能
  • リージョン影響: 新たにストックホルムとチューリッヒで利用可能になったため、これらリージョンにデプロイする組織は低レイテンシかつ高性能なメモリ最適化環境を選択可能

技術的な注意点

  • IAM権限: EC2の起動・変更、インスタンスサイズの操作、必要なVPC/サブネット/EBS権限が必要です。ロールやポリシーを事前確認してください
  • リージョン制限: 本アナウンスは Europe (Stockholm) と Europe (Zurich) での追加提供を示します。すべてのリージョンで既に利用可能とは限らないため、使用前に対象リージョンでの提供状況を確認してください
  • コスト: 発表は価格性能比の改善を謳っていますが、インスタンスの時価(オンデマンド、予約、Savings Plans、スポット等)は別に発生します。実運用前に見積もりとコスト比較(サイズ/購入オプション別)を行ってください
  • サイズ/可用性: 全サイズがすべてのアベイラビリティゾーンで提供されるとは限りません。大規模サイズ(例: 96xlarge、ベアメタル)は需要やキャパシティ制約で利用可能性が異なるため、事前にAZ単位での在庫確認・事前のキャパシティ確保(必要ならリザーブドインスタンスやキャパシティ予約)を検討してください
  • ベンチマーク注意: 提示された性能向上(%や倍数)は特定条件下の比較に基づくため、自身のアプリケーションで必ずベンチマークを実施して効果を確認してください
  • SAP利用: R8i は SAP 認定を取得しており aSAPS 値が提示されていますが、SAP導入にあたってはSAP NotesやAWSのSAP向け設計ガイドに従い、サイジングとサポート要件を確認してください

参考情報


[Cloudtrail] Selectively log network activity events by identity in AWS CloudTrail

概要

AWS CloudTrailでVPCエンドポイント(Network Activity events)のイベントフィルタリングに、呼び出し元のIAMエンティティ(UserIdentity)を基準にした詳細なセレクタを追加できるようになりました。これにより、信頼された主体からの通常トラフィックを除外しつつ、未承認アクセスなど重要なイベントだけを効率的に記録できます。

変更内容・新機能の詳細

今回の更新で、CloudTrailのNetwork Activity events(VPCエンドポイントを通るAPIアクションを記録するイベントタイプ)に対して、UserIdentity条件を使った詳細セレクタ(advanced event selectors)を設定できるようになりました。具体的には、呼び出し元のIAMユーザー/ロールなどのアイデンティティ属性を条件に含めてログ記録対象を絞り込めます。例として、信頼済みのIAMロール集合に含まれない主体からのVpceAccessDeniedイベントのみを記録する、あるいはeventNameやvpcEndpointIdなど既存のフィールドと組み合わせて詳細に制御することが可能です。これにより、承認済み主体からの大量かつ成功したAPI呼び出しをログから除外してログ容量・コストおよびノイズを削減しつつ、不正アクセスの兆候(アクセス拒否や外部データ流出の試み)を効率的に検出できます。設定はAWS Management Console、AWS CLI、AWS SDKsから行え、CloudTrailのNetwork Activity eventsをサポートする全リージョンで利用可能です。

影響範囲・利用シーン

  • 対象ユーザー: セキュリティチーム、クラウド運用(SRE)チーム、コンプライアンス担当者
  • 利用シーン: VPCエンドポイント経由の不正アクセス検出(例:許可されていない主体からのアクセス拒否イベントのみを記録)やデータ周辺のペリメータ監視
  • 運用効果: 信頼済み主体の定型トラフィックをログから除外してログ量とコストを削減しつつ、不正な試行やデータ流出の兆候にフォーカスした監視が可能

技術的な注意点

  • IAM権限: CloudTrail設定を変更する権限(例: cloudtrail:PutEventSelectors、cloudtrail:UpdateTrail 等)が必要です。コンソール操作権限も適切に付与してください。
  • リージョン制限: CloudTrailのNetwork Activity eventsをサポートしているリージョンで利用可能です。利用前に対象リージョンでNetwork Activity eventsが有効か確認してください。
  • コスト: フィルタリングにより不要なログの蓄積を減らせますが、Network Activity events自体の有効化/イベントデータストアの利用は追加コストが発生する可能性があります。フィルタ設定で想定外のイベントを落としていないか検証してください。
  • 互換性/運用注意: eventNameやvpcEndpointId等の既存条件と組み合わせ可能です。フィルタが厳しすぎると検出漏れが発生するため、まずは非本番環境でフィルタの動作確認を行うことを推奨します。特に「VpceAccessDeniedのみを記録する」などの設定は承認済み失敗ケースや誤設定の見落としにつながらないよう注意してください。

参考情報


[Connect] Amazon Connect delivers more natural agentic voice experiences with expanded language support and speech controls

概要

Amazon Connectの「agentic voice」機能が拡張され、50以上の言語(日本語含む)と100以上の音声オプション、会話の流暢さ・応答タイミング制御(話速、音量、感情表現など)が追加され、より自然でブランドに沿った音声体験を提供できるようになりました。

変更内容・新機能の詳細

今回のアップデートで、Amazon Connectのagentic(エージェント的)なセルフサービス音声機能は、50以上の言語と100以上の新しい音声オプションに対応しました。これにより多言語のコールセンターやグローバルな顧客接点で、人間らしい自然な発話を用いた自動応答が可能になります。技術的には、AIエージェントが顧客のトーンやセンチメントを考慮して応答を調整し、会話の自然な間(ポーズ)を埋めるレスポンス・ペーシング、より正確なターンテイキング(会話の割り込み・被りの低減)、および速度・音量・感情トーンの制御パラメータが利用可能です。これらは既存のContact Flowやデジタルチャネル連携と組み合わせて利用でき、音声合成(TTS)や会話管理の品質向上、エスカレーションやアクション実行などのagentic能力(理解・推論・操作)を強化します。詳細な対応言語・音声一覧、管理ガイド、リージョン別の機能提供状況は公式ドキュメントを参照してください。

影響範囲・利用シーン

  • 対象ユーザー: コールセンター運用者、CX設計者、クラウド/音声プラットフォーム担当者
  • 利用シーン: 多言語IVR/セルフサービス、ブランド音声ガイドラインに合わせた自動応答、AIエージェントによる音声での注文・問い合わせ処理
  • 運用効果: 顧客体験の自然さ向上(応答遅延や被りの削減)、ハンドルタイム短縮、CSAT改善とオペレータ負荷の軽減

技術的な注意点

  • IAM権限: Amazon Connectおよび関連するagentic機能を操作するのに必要なConnect管理権限や、音声生成・AI機能へのアクセス権限を持つIAMロール/ポリシーが必要です
  • リージョン制限: 機能・言語・音声はリージョンごとに提供状況が異なります。導入前に対象リージョンでの提供可否を公式のリージョン一覧で確認してください
  • コスト: 追加の音声合成・会話AI処理に対する課金が発生する可能性があります。利用量(発話時間、APIコール数)に基づく課金モデルを事前に確認してください
  • 互換性/統合: 既存のContact Flowや外部CRM/バックエンド連携と組み合わせて利用可能ですが、会話制御(ターンテイキング等)を最適化するための設定やテストが必要です
  • プライバシー/コンプライアンス: 通話録音、顧客データの扱い、音声分析結果の保存場所(データリージョン)については企業のガバナンスに従って設定・監査してください

参考情報


[Govcloud Us] Amazon EC2 I8ge instances are now available in AWS GovCloud (US) Regions

概要

Amazon EC2 のストレージ最適化インスタンス「I8ge」が、AWS GovCloud (US-East, US-West) リージョンで利用可能になりました。Graviton4 搭載で計算性能とローカル NVMe ストレージ性能が大幅に向上しています。

変更内容・新機能の詳細

I8ge インスタンスは AWS Graviton4 プロセッサを採用したストレージ最適化インスタンスで、従来の Graviton2 ベースのストレージ最適化インスタンスに比べて最大60%の計算性能向上をうたっています。第3世代の AWS Nitro SSD を搭載したローカル NVMe ストレージ(最大120 TB、最大11種類のサイズ、うち2つはベアメタル)を備え、Im4gn インスタンス比でストレージ当たり最大55%のリアルタイム性能向上、最大60% のストレージ I/O レイテンシ低減、最大75% のレイテンシ変動低減を提供します。ネットワークは最大180 Gbps、EBS向け専用帯域は最大60 Gbps をサポートし、大容量データ転送や高スループットなワークロードにも耐えます。用途としては、大規模データセットのローカル低遅延アクセスが必要なデータベース、キャッシュ、ログ処理、分析、特定の機械学習前処理やストリーミング処理などが想定されます。なお、ローカル NVMe はインスタンス停止・終了でデータが消失する揮発性ストレージである点や、Graviton4 は Arm (aarch64) アーキテクチャであるため、OS/ソフトウェアの互換性確認が必要です。

影響範囲・利用シーン

  • 対象ユーザー: 高ランダムI/Oと低レイテンシを必要とするデータベース運用者、データ分析者、SRE/インフラエンジニア
  • 利用シーンまたは効果: ローカル NVMe を活用した大規模データセットの低遅延アクセス(DB、キャッシュ、ログ集約、分析ワークロード)により応答性・スループットが向上
  • 運用効果: ストレージI/O関連のレイテンシ低減と変動抑止により一貫したパフォーマンスが得られ、スループットボトルネックの緩和やクラスタ設計の簡素化が期待できる
  • 導入判断: Arm(aarch64)対応のバイナリ/AMIが利用可能か、ローカルストレージの耐久性要件(揮発性であること)と価格対価を評価して選定する

技術的な注意点

  • IAM権限: インスタンス操作やイメージ利用には通常の EC2 関連権限が必要です(RunInstances, CreateImage 等)。GovCloud 用のアカウント/権限管理が別管理になる点に注意してください
  • リージョン制限: 本アナウンスは AWS GovCloud (US-East, US-West) 向けの提供開始を示しています。商用リージョンの可用性はリージョン別の発表/ドキュメントで確認してください
  • AMI/互換性: Graviton4 は Arm (aarch64) アーキテクチャのため、使用する OS/ソフトウェアが aarch64 をサポートしている必要があります。Amazon Linux、主要ディストリビューションの aarch64 AMI を利用するか、アプリケーションをビルド/検証してください
  • ストレージ特性: ローカル NVMe(Nitro SSD)は揮発性(インスタンスの停止/終了でデータ消失)。永続化が必要なデータは EBS や S3 に保存してください。ローカル NVMe はスナップショット対象外です
  • EBS/ネットワーク: EBS 向け専用帯域は最大60 Gbps、ネットワークは最大180 Gbps。高帯域を活かすためにアプリケーションのネットワーク/ディスク並列化設計を検討してください
  • メタルインスタンス: ベアメタルサイズが提供されますが、停止/開始の挙動や管理要件が仮想インスタンスと異なる場合があります(例: 一部の操作制限)
  • コスト: 高性能ローカルストレージと高帯域のためインスタンス単価は高めに設定される可能性があります。利用時間やストレージ要件を基にコスト試算を行ってください
  • 利用開始: AWS Management Console / AWS CLI / AWS SDK から起動可能です。GovCloud 用のアカウントとリージョン指定を忘れないでください

参考情報


[Appstream 2 0] Amazon WorkSpaces Applications now supports Microsoft OneDrive and Google Drive on Multi-Session fleets

概要

Amazon WorkSpaces Applicationsのマルチセッションフリートで、Microsoft OneDrive for BusinessとGoogle Driveを永続ストレージとして利用できるようになりました。これにより、ユーザーはストリーミングセッション内でクラウド上のファイルを直接参照・保存・同期できます。

変更内容・新機能の詳細

Amazon WorkSpaces Applicationsのマルチセッションフリート(複数ユーザーが単一インスタンスを共有する環境)において、従来のAmazon S3バックのホームフォルダに加え、Microsoft OneDrive for BusinessおよびGoogle Driveを永続ストレージ選択肢としてサポートします。ユーザーは各自のOneDrive/Google Driveアカウントをセッション内で接続し、ファイルの参照、アップロード、ダウンロード、同期が途切れなく行えます。これにより、セッション密度を高めてコスト効率を出しつつ、エンドユーザーには企業で馴染みのあるクラウドストレージ体験を提供できます。機能はAmazon WorkSpaces Applicationsを提供している全リージョンで利用可能で、ストレージコネクタ自体に追加料金は発生しません(WorkSpaces Applicationsの標準利用料金は適用)。この機能を有効にするには、WorkSpaces Applicationsエージェントが2026年6月29日以降にリリースされたものを含むイメージ、または同日以降のManaged image更新を適用したイメージを使用する必要があります。

影響範囲・利用シーン

  • 対象ユーザー: VDI/仮想デスクトップ管理者、エンドユーザー(リモートワーカー、知識労働者)、SRE/運用チーム
  • 利用シーン: マルチセッション環境でのクラウドストレージ統合(ファイル共有・共同編集・セッション間のデータ持ち回り)
  • 運用効果: セッション密度を維持したままユーザーに企業用クラウドストレージを提供でき、ユーザー生産性とコラボレーションが向上する
  • コスト影響: WorkSpaces Applicationsの標準料金が適用され、ストレージコネクタ自体に追加料金は不要。ただしOneDrive/Google Drive側のストレージ課金やAWS側のデータ転送(egress)費用は別途発生する可能性がある
  • リージョン: Amazon WorkSpaces Applicationsが提供されている全リージョンで利用可能

技術的な注意点

  • イメージ/エージェント要件: WorkSpaces Applicationsエージェントが2026年6月29日以降にリリースされたものを含むイメージ、または同日以降のManaged image更新を適用したイメージが必要です
  • IAM権限: 管理者側でWorkSpaces Applicationsの設定権限やイメージ管理権限を確認してください。ユーザー側は各クラウドストレージへの認証(OAuth等)を行います
  • 認証/SSO: OneDrive for BusinessはAzure AD、Google DriveはGoogle WorkspaceのOAuthを使用するため、組織の管理者によるアプリ許可(管理者同意)や条件付きアクセスポリシーが影響する場合があります
  • ネットワーク/プロキシ: MicrosoftおよびGoogleのAPI/認証エンドポイントへのアウトバウンド通信を許可する必要があります。プロキシやファイアウォールの設定を事前確認してください
  • データ保護/コンプライアンス: データがサードパーティストレージに保存されるため、DLPポリシーやデータ保持・暗号化要件、地域別規制(データ主権)を確認してください
  • 互換性/制限: サポート対象はOneDrive for Business(法人向け)およびGoogle Drive。個人向けアカウントの挙動や制限は管理者向けドキュメントで確認してください
  • コスト: ストレージコネクタ自体は追加料金不要と明示されていますが、ストレージ利用料やネットワーク転送コストは別途発生する点に注意してください

参考情報


概要

Amazon Managed Service for Apache Flink が Apache Flink 2.3 ランタイムをサポート開始しました。バックプレッシャー対策やCDCの順序ずれ改善、変更ログと通常ストリーム間の変換を容易にする新しいSQL関数などを含む更新です。

変更内容・新機能の詳細

主な新機能と変更点:

  • Adaptive partition selection(適応的パーティション選択): 不均一な負荷下でのバックプレッシャーを緩和するために、パーティションやタスクの選択/配分を動的に調整し、レイテンシやスロット滞留を減らしてアプリケーションが安定稼働するようにします。
  • CDC(Change Data Capture)パイプラインの順序ずれ処理改善: アウトオブオーダーな更新をより正確に扱うロジックが導入され、状態の整合性とデータ正確性が向上します。イベント時間/ウォーターマーク設計と組み合わせることで効果を発揮します。
  • Changelog ↔ 標準ストリーム変換のSQL関数追加: SQLベースの変換で変更ログ(upsert/delete等)と通常ストリーム(append-only等)を相互変換するための関数群が追加され、CDCやストリーム処理ロジックの実装が容易になります。
  • 運用面: 新ランタイムは既存アプリの新規作成で指定可能なほか、互換性のあるアプリケーションはインプレース(同一アプリ上)でのバージョンアップグレードが可能で、アップグレード作業が簡素化されています。
  • 可用性: Flink 2.3 は Amazon Managed Service for Apache Flink が提供されている全リージョンで利用可能です(サービス提供リージョン内)。 (詳細と完全な改善項目はリリースノート参照)

影響範囲・利用シーン

  • 対象ユーザー: ストリーミングアプリ開発者、データエンジニア、SRE/運用チーム
  • 利用シーン: 不均一トラフィック下でのレイテンシ低減やバックプレッシャー対策、CDCパイプラインの整合性改善、SQLでのストリーム変換を多用するETL/ストリーミング処理
  • 運用効果: バックプレッシャーによるスローダウンやジョブ不安定化の抑制、CDCによるデータ不整合の減少、SQLベースでの実装工数削減とメンテナンス性向上

技術的な注意点

  • IAM権限: Amazon Managed Service for Apache Flink のアプリケーション作成・更新・実行に必要なIAM権限を事前に確認してください(コンソールやIaCでの操作時も同様)。
  • リージョン制限: Flink 2.3 はサービス提供リージョンすべてで利用可能とされていますが、ご利用のAWSリージョンでの提供状況をコンソールまたはドキュメントで確認してください。
  • 互換性・アップグレード: インプレースアップグレードは「互換性のある」アプリに対して可能です。アップグレード前にステージング環境で動作検証を行い、特にカスタムコネクタやサードパーティライブラリの互換性を確認してください。
  • 状態管理とsavepoint: アップグレード時は必ずsavepoint(またはチェックポイント)を取り、復元テストを行ってください。状態スキーマの変更がある場合はマイグレーション手順が必要になる可能性があります。
  • コネクタと設定: KafkaやCDCコネクタ等のバージョン互換性や設定(イベントタイム、ウォーターマーク、状態TTLなど)を確認してください。新機能は設定やアプリケーションロジックの見直しで効果を最大化できます。
  • コスト: Flink 2.3 を選択することで追加のAWS課金は発生しませんが、機能やリソース使用量の変化により計算リソース(タスクマネージャ数/インスタンスタイプ)やストレージが増えるとコストに影響します。性能試験でリソース要件を把握してください。

参考情報

AI要約はOpenAI APIによって生成されています。