2026年09月16日
[Management Console] Monitor cost anomalies directly in Billing and Cost Management Dashboards with the new Detected Anomalies widget
- 公開日: 2026-09-16 (JST)
- カテゴリ: Management Console
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/monitor-detected-anomalies-using-dashboards
概要
AWS Billing and Cost Management(BCM)ダッシュボードに「Detected Anomalies」ウィジェットが追加され、コスト異常(Cost Anomaly)を既存のコストダッシュボード上で直接可視化・確認できるようになりました。ダッシュボードから異常の概要、影響額、原因、期間を把握し、そのままCost Anomaly Detectionコンソールへ飛んで調査できます。
変更内容・新機能の詳細
Detected Anomaliesウィジェットは、ダッシュボード内に検出済みのコスト異常の件数とそれらが月初からの支出(month-to-date)に対して占める合計影響額を表示します。各異常についてはコスト影響額、推定される根本原因(root cause)、発生期間を確認可能です。ウィジェットは過去30/60/90日の振り返り期間を選択でき、重大度(severity)、AWSサービス、アカウント、リージョンでフィルタリングできます。複数ウィジェットを同一ダッシュボードに追加することで、アカウントやチームごとにカスタマイズした異常監視ビューを作れます。ウィジェットはCost Anomaly Detectionコンソールへの直接リンクを持ち、調査結果をその場で記録可能です。ダッシュボードのエクスポート(スケジュールメール配信含む)やCSV/PDFダウンロード、クロスアカウント共有にも対応します。公式発表によれば、商用リージョン全域で追加費用なしに利用可能です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 財務/FinOpsチーム、クラウド運用(SRE/クラウド管理者)、コスト管理者
- 利用シーン: 月次コストレビュー、異常コストの早期検出とトリアージ、複数アカウント/組織単位でのコスト監視ダッシュボードへの統合
- 運用効果: ダッシュボード上でコスト、予算、RI/Savings Plans利用状況と異常を一元的に把握でき、異常発生時の調査フローを短縮して対応時間を削減できる
技術的な注意点
- IAM権限: BCMダッシュボードとCost Anomaly Detectionの表示/操作権限が必要です(ダッシュボード表示権限およびCost Explorer/Cost Anomalyに関する権限を確認してください)。
- リージョン制限: 記事では「商用AWSリージョン全域で利用可能」と記載されていますが、組織のガバナンスやリージョンごとのデータ可視化設定に注意してください。
- コスト: Detected Anomaliesウィジェット自体は追加料金なしで利用可能と記載されています。Cost Anomaly Detectionの設定やダッシュボードエクスポートに伴うその他のサービス利用(例: 大量のレポート出力によるS3/転送コスト等)が発生する可能性は考慮してください。
- データ遅延と精度: 異常検出はCost Anomaly Detectionのモデルに基づきます。検出タイミングや影響額は後続の請求データ更新や調査により変動する可能性があります。
- クロスアカウント共有: クロスアカウントダッシュボードに含めるには、共有先アカウントでの閲覧権限やリソースアクセス設定が必要です。
- エクスポート: ダッシュボードに含めたウィジェットはスケジュール配信やCSV/PDFでのダウンロードに含まれますが、エクスポート形式での表現内容はUIによる表示に依存します。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/monitor-detected-anomalies-using-dashboards
- https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/cost-anomaly-detection.html
[Direct Connect] AWS Direct Connect announces flat-rate pricing for dedicated connections
- 公開日: 2026-09-16 (JST)
- カテゴリ: Direct Connect
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/aws-direct-connect-announces-flat-rate-pricing/
概要
AWS Direct Connectは、10Gbpsおよび100Gbpsの専用接続に対して月額固定(フラットレート)料金を導入しました。選択した地理的カバレッジ内ではデータ転送(DTO)課金が撤廃され、冗長化用の「ポートペア」も標準でサポートします。
変更内容・新機能の詳細
主な技術的内容:
- 対象帯域: 10 Gbpsおよび100 GbpsのDedicated Connectionsに対して月額固定料金を提供します。従来のポート時間+データ転送量(DTO)課金モデルと並行して選択可能です。
- 地理的ティア: 同一メトロからグローバルまで5つの地理ティアが用意され、選んだティア内のデータ転送についてはDTO課金が不要になります。ティアはトラフィックの送受信範囲に合わせて選択します。
- ポートペア: 同一帯域・同一地理ティアを共有する2つの専用接続(別デバイス/別ロケーション)を組でプロビジョニングする概念が導入されます。1本がアクティブでトラフィックを運び、もう1本が冗長(スタンバイ)として含まれ、追加料金はかかりません。ポートペアは推奨ですが任意です。
- 適用範囲: 商用の全AWSリージョン(中国リージョンを除く)のDirect Connectロケーションで利用可能。適用はDedicated Connectionsのみ(Hosted接続やその他の接続タイプは対象外)。
- 運用面: フラットレートは接続単位で設定でき、任意のタイミングで従量課金モデルと切り替え可能(切替時の課金処理や按分は料金ガイド参照)。これにより大量かつ継続的なDTOを持つワークロードで予測可能な固定費化が可能です。
- 注意点(技術的補足): ポートペアはアクティブ/スタンバイ方式であり、2本で帯域を合算してアクティブに利用する(アクティブ/アクティブ)前提ではありません。したがってアクティブ帯域上限は単一ポートの帯域に依存します。LAGや他の冗長化構成との相互作用や、ティア境界外でのデータ転送の扱い(追加課金の有無)については料金ガイド/ユーザーガイドで詳細確認が必要です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: ネットワークアーキテクト、エンタープライズIT、FinOps(コスト管理)
- 利用シーン: 大量かつ継続的なアウトバウンドトラフィックを伴う本番ワークロード(データセンタ間同期、クラウドへの大規模バックアップ、メディア配信、マルチリージョンレプリケーション)
- 運用効果: 月次ネットワーク費用の予測性が向上し、DTOの増加によるコスト変動リスクを低減。冗長用ポートが追加費用なしで含まれるため高可用性設計のコスト効率が改善される可能性が高い。
技術的な注意点
- IAM権限: Direct Connectの接続作成や課金モード変更には適切なIAM権限(Direct Connect管理権限、または組織の管理者権限)が必要です。運用者に付与する権限を事前に確認してください。
- リージョン制限: 商用リージョンのすべてのDirect Connectロケーションで利用可能ですが、中国リージョンは対象外です。特定ロケーションの対応状況はDocumentation/Pricingページで確認してください。
- コスト: 月額固定料金によりDTOが削除される範囲ではコストが予測可能になりますが、トラフィック量が少ない場合は従量課金のほうが安価になる可能性があります。ポートペアの冗長接続は追加課金不要と明示されていますが、切替タイミングの按分やティア超過時の追加課金、LAGや他サービスに伴う別途料金は発生し得ます。料金詳細・請求挙動はPricing Guideを必ず確認してください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/aws-direct-connect-announces-flat-rate-pricing/
- https://docs.aws.amazon.com/directconnect/latest/UserGuide/
- https://aws.amazon.com/directconnect/pricing/
[General] AWS Billing Conductor now supports custom rates and usage tier pricing configurations
- 公開日: 2026-09-16 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/AWS-Billing-Conductor-custom-rates-usage-tier
概要
AWS Billing ConductorがSKUスコープの価格ルールでカスタムレートとカスタム使用量ティアを直接定義できるようになりました。これにより、パブリックのオンデマンド料金に対するパーセンテージベースのマークアップ/マークダウン計算をせずに、商用契約を正確にプロフォーマ請求に反映できます。
変更内容・新機能の詳細
今回の機能追加により、Billing ConductorのSKU(サービス/サブスクリプションの識別単位)単位で価格ルールを作成する際に、任意の「カスタムレート」を入力し、使用量に応じた「カスタム使用量ティア(tier thresholds)」を設定できます。従来は事前定義されたAWSの使用量ティアに紐づくパブリックオンデマンド料金からの割合でマークアップ/マークダウンを行う手法が一般的でしたが、本機能ではティア区切り(ティアブレイク)と各ティアの正確な単価をルールに直接定義できます。これにより、子会社・関連会社・エンドカスタマー向けの交渉済み料金をプロフォーマ請求(見積り/内部課金)に忠実にモデル化できます。設定はコンソールおよびAPI/CLI経由で操作可能(既存のPricing Rule作成/更新ワークフローに組み込まれます)。本機能は全ての商用AWSリージョンで利用可能ですが、Amazon Web Services China (Beijing) Region(Sinnet運営)とAmazon Web Services China (Ningxia) Region(NWCD運営)は除きます。なお、Billing Conductorでの設定はプロフォーマ(内部モデル化・請求レポート)に影響するものであり、AWSからの実際の請求金額そのものを変更するものではありません。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: クラウド管理者、FinOpsチーム、パートナー・リセラー、子会社向けの内部課金を行う組織
- 利用シーン: 交渉済み料金を反映したプロフォーマ請求書の作成、内部のコスト配賦・チャージバックモデルの精密化、顧客/サブアカウント向け差額料金の再現
- 運用効果: パーセンテージ計算や外部スプレッドシートによる手作業が不要になり、料金モデルの精度と再現性が向上。複雑なティアベース料金やボリュームディスカウントの再現が容易になることで、レポート作成と請求シミュレーションの工数削減が期待できる
- コスト影響: 直接の追加AWS請求は発生しない可能性が高いが、設定によりプロフォーマ結果(内部請求・請求書レポート)が変わるため、内部収益やコスト配賦の見直しが必要になる場合がある
技術的な注意点
- IAM権限: Billing Conductorの価格ルール作成・更新・表示に関するIAM権限が必要(コンソール操作ならBilling Conductor関連の管理権限、API/CLI利用時は対応するCreate/Update/Get PricingRule系アクションを許可)
- リージョン制限: すべての商用リージョンで利用可能。ただし China (Beijing) Region(Sinnet運営)と China (Ningxia) Region(NWCD運営)は対象外
- 既存ルールとの互換性: カスタムレート/カスタムティアを既存のマークアップ/マークダウンルールと混在して使う場合、ルールのスコープと評価順(優先度)に注意。想定外の価格適用が発生しないようテスト環境で検証することを推奨
- 実請求への影響: Billing Conductorはプロフォーマ(内部のモデル化・請求レポート)を生成するサービスであり、AWS公式の実際の請求額を直接変更するものではない点を確認してください
- コスト: 新機能自体での追加課金は明示されていないが、プロフォーマに基づく内部請求ルール変更によるビジネス上の収支影響を事前に評価してください
- 運用上の注意: 大量のSKUに対してカスタムティアを適用する場合、管理やメンテナンス負荷が増える可能性があるため、命名規則・ドキュメント化・自動化(IaC)での運用を検討してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/AWS-Billing-Conductor-custom-rates-usage-tier
- https://docs.aws.amazon.com/billingconductor/latest/userguide/
[Sagemaker Training] Amazon SageMaker AI now supports instance preference lists for training and processing jobs
- 公開日: 2026-09-16 (JST)
- カテゴリ: Sagemaker Training
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/amazon-sagemaker-training-processing-instance-pref-lists/
概要
Amazon SageMakerが学習(training)と処理(processing)ジョブで優先順位付きのインスタンス候補リスト(instance preference lists)をサポートしました。ジョブ提出時に複数のインスタンスタイプ/台数を優先順で指定でき、空き容量がある最初の構成で自動的に実行されます。
変更内容・新機能の詳細
従来はジョブ提出時に1つのインスタンスタイプしか指定できず、需要が高いGPUインスタンスでは待ち時間が長引いたり、複雑なリトライロジックや並列提出が必要になることがありました。今回の機能追加により、学習・ファインチューニング・データ処理のジョブ提出時に「(インスタンスタイプ + 必要台数)」の組み合わせを優先順で並べたリストを指定できます。SageMakerはリストを先頭から順に評価し、利用可能な最初の構成でジョブを起動します。さらに、同一ジョブ提出内でオンデマンドソースまたは予約(SageMaker Flexible Training Plans)からのキャパシティ調達を選択できます。CLI/API/SDK/コンソールの既存のジョブワークフローに統合され、すべてのSageMaker提供リージョンで利用可能です(公式ドキュメントとランチブログあり)。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 機械学習エンジニア、データサイエンティスト、SRE/運用チーム
- 利用シーンまたは効果: 高需要期のGPUキャパシティ不足時にジョブ開始待ち時間を短縮し、複雑なリトライや複数ジョブ提出の必要を低減します
- 運用効果: ジョブの起動成功率とスループットが向上し、運用ロジック(リトライやフォールバック)の簡素化が可能です
- コスト最適化: Flexible Training Plans(予約枠)を優先的に使用することでコスト削減が見込めますが、候補で選ばれたインスタンスにより単価は変動します
- 互換性注意点: 異なるインスタンス(GPU世代やアーキテクチャ)が選ばれる可能性があるため、コンテナ/ドライバ/ライブラリ(CUDA/cuDNN 等)の互換性確認が必要です
技術的な注意点
- IAM権限: ジョブ提出と(必要に応じて)Flexible Training Plansを利用するためのSageMaker関連権限を確認してください(sagemaker:CreateTrainingJob等)。
- リージョン制限: 全てのSageMaker提供リージョンで利用可能とされていますが、各リージョンの特定インスタンスタイプの可用性は異なります。必ず対象リージョンでのインスタンス提供状況を確認してください。
- コスト: 実際に割り当てられたインスタンスの料金が適用されます。Flexible Training Plansの予約枠を使用した場合は単価が変わるため、コスト影響を事前に評価してください。
- 分散トレーニング: 候補ごとに指定するインスタンス数が変わるとワールドサイズやバッチ分割が変動します。トレーニングコード(ランチャー、分散設定、チェックポイント)が可変ノード数に対応しているか確認してください。
- 実行環境互換性: 異なるGPUアーキテクチャやドライバ/ライブラリの差異により、カスタムコンテナや深層学習フレームワークの互換性問題が発生する可能性があります。必要に応じて複数アーキテクチャ対応のイメージを用意してください。
- スポット/その他の調達方法: 記事はオンデマンドとFlexible Training Plansでのキャパシティ指定を明示しています。スポットインスタンス(Managed Spot)の取り扱いや優先度の組み合わせについてはドキュメントで事前確認してください。
- ログ/監視: 起動されたインスタンスがどれかをログで追跡できるようにし、運用監視(CloudWatch メトリクス/ログ、ジョブログ)を設定してください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/amazon-sagemaker-training-processing-instance-pref-lists/
- https://docs.aws.amazon.com/sagemaker/latest/dg/
[Cloudtrail] Analyze your CloudTrail events using natural language in Amazon Q Console
- 公開日: 2026-09-16 (JST)
- カテゴリ: Cloudtrail
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/cloudtrail-amazon-q-console/
概要
Amazon Q コンソールが AWS CloudTrail と連携し、自然言語でアカウントの API 活動や CloudTrail の設定を照会できるようになりました。クエリやログ解析を手動で書くことなく、セキュリティ調査や運用トラブルシューティングを行えます。
変更内容・新機能の詳細
今回の統合により、Amazon Q コンソールは以下の CloudTrail 関連データソースを直接参照して回答を生成します:CloudTrail のトレイル設定、CloudWatch Logs の関連ロググループ、および CloudTrail のイベントデータストア(CloudTrail Lake)。ユーザーは自然言語で「このトレイルは正しく設定されていますか」「過去1週間に特定の IAM ロールに誰がアクセスしたか」「どの API コールがエラーを出しているか」「特定 IP からのアクティビティを追跡してほしい」などと問い合わせるだけで、実際のアカウント活動に基づいた回答を得られます。これにより、従来の手作業でのログ検索や複雑なクエリ作成を省略でき、ログカバレッジのギャップ検出やデータイベント(S3、Lambda 等)の追跡状況確認も容易になります。統合は Amazon Q がサポートされる全ての AWS 商用リージョンで利用可能です。なお、出力される回答はアカウント内の実データに基づくため、一般的なドキュメントではなく具体的な操作履歴や設定の証拠に基づく調査が可能ですが、最終的な監査や変更適用時は元ログや原始的なクエリ結果を確認することを推奨します。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: セキュリティチーム、クラウド運用(SRE/運用)エンジニア、監査担当者、開発者
- 利用シーン: セキュリティ調査(誰がどのリソースにアクセスしたかの追跡)、インシデント対応(不正アクセスや権限濫用の有無確認)、運用トラブルシューティング(API エラーの原因特定、誰がリソースを作成/削除したかの確認)、コスト調査(請求スパイクの原因追跡)
- 運用効果: クエリ作成やログパースの工数削減により初動調査が高速化され、問題検出から対応までの時間短縮が期待できる(ただし最終的な変更や証跡保全は従来どおり原ログで確認)
技術的な注意点
- IAM権限: Amazon Q が CloudTrail や CloudWatch Logs、CloudTrail Lake を参照できるように、cloudtrail:DescribeTrails, cloudtrail:GetTrailStatus, cloudtrail:LookupEvents, cloudtrail:StartQuery, cloudtrail:GetQueryResults 等の CloudTrail 関連権限や、logs:DescribeLogGroups, logs:FilterLogEvents, logs:GetLogEvents 等の CloudWatch Logs 関連権限が必要になる可能性があります。必要な最小権限は環境に応じて設計してください。
- リージョン制限: Amazon Q がサポートされる AWS 商用リージョンで利用可能です。GovCloud や中国リージョンなどでは未対応の可能性があるため、利用予定リージョンでの可用性を事前に確認してください。
- コスト: CloudTrail Lake のクエリ実行や CloudWatch Logs のログスキャンにはそれぞれ料金が発生します。大量の検索や頻繁なクエリは追加コストにつながるため、運用ポリシーで実行頻度を管理してください。
- 前提条件: CloudTrail が有効化され、必要なトレイルが設定されていること(データイベントの収集を有効化しているかどうかは対象リソースに依存)。CloudTrail のイベントが保持されていない期間や未収集のイベントは Amazon Q でも参照できません。
- データ完全性と監査: Amazon Q の応答は利便性向上に有用ですが、監査証跡や法的証拠として使用する際は、元のログ(S3 配信先、イベントデータストアのクエリ結果など)をエクスポートして保存・検証してください。
- プライバシー/セキュリティ: Amazon Q が生成する回答はアカウント内部の実データに基づきます。機密情報の取り扱いやアクセス制御を考慮して、誰が Amazon Q を利用できるかを IAM/組織ポリシーで制御してください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/cloudtrail-amazon-q-console/
- https://docs.aws.amazon.com/cloudtrail/latest/userguide/cloudtrail-user-guide.html
- https://docs.aws.amazon.com/q/latest/userguide/what-is-amazon-q.html
- https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/logs/WhatIsCloudWatchLogs.html
- https://docs.aws.amazon.com/cloudtrail/latest/userguide/querying-cloudtrail.html
[Govcloud Us] Amazon Connect Customer now enables agents to bid on preferred shifts
- 公開日: 2026-09-16 (JST)
- カテゴリ: Govcloud Us
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/amazon-connect-customer-shift-bidding/
概要
Amazon Connect Customerにシフト入札機能が追加され、エージェントが希望シフトに入札できるようになりました。管理者はCSVアップロードやランダム順位でエージェントランキングを設定し、予測需要とシフトプロファイルに基づくシフトを自動生成してエージェントに提示します。
変更内容・新機能の詳細
主なワークフローは次の通りです。まずスケジューラがエージェントの優先順位(ランキング)をCSVアップロードで取り込むか、ランダムに生成します。Amazon Connect Customerは事前に設定した需要予測(forecasted demand)とシフトプロファイル(例えば月〜金6:00–22:00、9時間シフトなど)を使って必要なシフトを算出し、エージェントに選択(ランク付け)可能なシフト群を提示します。入札(ビディング)ウィンドウが終了すると、システムは各エージェントの最も高順位の“利用可能な”シフトに自動で割り当てを行います。複数エージェントが同じシフトを希望した場合は、事前に設定したエージェントランキングがタイブレーク(優先決定)に使われます。これにより、手動での割当作業が削減され、エージェントの満足度とスケジューリングの効率が向上します。機能は、Amazon Connect Customerのエージェントスケジューリングが提供されているすべてのAWSリージョンで利用可能です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: コンタクトセンターのスケジューラ、マネージャー、現場のエージェント
- 利用シーン: 定期的なシフト作成でエージェントの希望を反映したスケジュールを作成したい場合(例: 月〜金の複数重なりシフトの割当)
- 運用効果: 手動割当作業の削減によりスケジューリング工数が低減され、エージェント満足度と稼働率の改善が期待できる
- スケーラビリティ: 需要予測に基づく自動生成で大規模センターでも一貫したシフト割当が可能
- ガバメント/コンプライアンス: GovCloud(US)カテゴリにも記載されており、該当リージョンでの利用検討が可能
技術的な注意点
- IAM権限: スケジューラがCSVアップロードやランキング設定、シフトプロファイルの作成を行うためのAmazon Connect管理権限が必要です(ユーザー管理・スケジューリング関連の権限を確認してください)
- データフォーマット: エージェントランキングはCSV形式でアップロード可能。CSV列やフォーマット仕様は管理画面/ドキュメントで確認してください
- 事前設定: 正確な需要予測(forecast)とシフトプロファイル(シフト長、始業/終業時間、必須人数など)を事前に作成しておく必要があります
- 割当ロジック: 入札ウィンドウ終了後に自動割当を実行。エージェントの希望順位を最優先し、同順位の競合は事前設定のエージェントランキングで解決します
- 監査・履歴: 割当結果や変更履歴はConnectの管理コンソールやログで確認できるため、監査要件に応じた保存・確認を行ってください
- コスト: 機能自体の追加料金は記事で明示されていませんが、Amazon Connectの利用料や関連するストレージ/APIコール等のコストが発生する可能性があります。請求に影響がある場合は公式料金を確認してください
- リージョン制限: Amazon Connect Customerのエージェントスケジューリングが提供されるAWSリージョンで利用可能。利用前に自リージョンでの提供状況を確認してください