2026年10月16日
[General] AWS Transform announces Azure-to-AWS cloud-native code conversion
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-transform-azure-to-aws-code-conversion/
概要
AWS TransformがAzure SDKからAWS SDKへのアプリケーションコード変換機能をGAで提供開始しました。Azureネイティブな.NETアプリケーションの移行を自動化・加速するための変換エージェントが利用可能です。
変更内容・新機能の詳細
AWS Transformの.NETモダナイゼーションエージェントが、提出されたソースコードを解析してAzure SDKの呼び出しを検出し、対応するAWS SDK呼び出しへコード変換します。変換対象例としては、Azure Functions → AWS Lambda、Azure Blob Storage → Amazon S3、Azure Queue Storage → Amazon SQSが正式サポートされ、Azure Cosmos DB → Amazon DynamoDBはプレビュー提供されています。Transformはソースコードの評価レポートとモダナイゼーションプランで変換候補を提示し、ユーザーは提示されたオプションをそのまま受け入れるか、調整してから変換を実行できます。変換実行後は、該当箇所が変換済みであることを検証するプロセスが行われます。なお本機能はコードレベル(SDK呼び出し)の変換にフォーカスしており、アプリケーション固有のビジネスロジックやインフラ構成(例:IaC、ネットワーク設定、ランタイム環境の差異)については追加対応や手作業による調整が必要になる場合があります。利用可能リージョンは、米国東部(バージニア北部)、アジアパシフィック(ムンバイ、東京、ソウル、シドニー)、カナダ(中部)、欧州(フランクフルト、ロンドン)の8リージョンです。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: Azure上のクラウドネイティブな.NETアプリケーションをAWSへ移行したい開発者・クラウドエンジニア・SRE
- 利用シーン: Azure FunctionsやAzure Blob/Queue を用いたアプリケーションをAWS Lambda/S3/SQSへ移行するコード変換作業の自動化
- 運用効果: 手動変換工数を削減し移行期間を短縮、初期変換提案に基づく移行プランニングが容易になる(ただし変換後のテストと設定調整は必要)
技術的な注意点
- IAM権限: Transformの操作やソースコードの読み取り・書き込みに必要なAWS IAM権限を事前に用意してください(例: Transformサービス実行権限、S3/CodeCommitアクセス権などが想定されます)。
- リージョン制限: 本機能は指定の8リージョンで利用可能です。その他リージョンでは未提供のため、リージョンの確認が必要です。
- 対応サービス: 正式サポートは Azure Functions→Lambda、Blob→S3、Queue→SQS。Cosmos DB→DynamoDBはプレビューです。その他Azure特有のバインディングやマネージドサービスは変換対象外または部分的サポートの可能性があります。
- 互換性・追加作業: SDK呼び出しの置換は自動化されますが、環境変数、シークレット管理、認証(Azure AD→IAMロール)、ランタイム設定、ネットワーク(VPC)や監視・ロギングの差異、データモデルやクエリ特性(Cosmos DBとDynamoDBの違い等)については手動での調整・検証が必要です。
- テスト: 変換後は単体テスト・統合テスト・負荷試験を実施して機能・パフォーマンス・一貫性(整合性モデル)の違いを検証してください。
- コスト: Transformの利用や追加で発生するリソース(Lambda、DynamoDB、S3等)には料金が発生します。変換に伴うリファクタやテスト実行の工数コストも考慮してください。
- サポート状況: 一部変換(例: Cosmos DB→DynamoDB)はプレビューのため、商用移行前に制限事項や既知の問題を確認してください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-transform-azure-to-aws-code-conversion/
- https://docs.aws.amazon.com/transform/latest/userguide/
[Outposts] Second-generation AWS Outposts racks now supported in the AWS Mexico (Central) Region
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: Outposts
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-outposts-racks-mexico-central/
概要
AWS Outpostsの第2世代ラックが、AWSメキシコ(Central)リージョンでサポートされるようになりました。これにより、同リージョンに接続するOutpostsラックを注文して、レイテンシやデータ駐在要件に合わせたハイブリッド構成が可能になります。
変更内容・新機能の詳細
第2世代のAWS Outpostsラックは、AWSのインフラ、サービス、API、およびツールをオンプレミスやコロケーションスペースに拡張し、クラウドと一貫したハイブリッド環境を提供します。今回の拡張により、メキシコ(Central)リージョンをOutpostsラックの接続先として選択できるようになり、レイテンシ最適化やデータ主権(データ駐在)要件への対応が容易になります。加えて、顧客はOutpostsが接続できるAWSリージョンの選択肢が増えるため、設計上の柔軟性が向上します。詳細な運用手順や技術仕様(設置要件、ネットワーク接続、電源・ラック要件など)はOutpostsユーザーガイドおよびFAQを参照してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: ハイブリッド構成を必要とするエンタープライズ、公共機関、スタートアップ、コロケーション事業者
- 利用シーンまたは効果: レイテンシに敏感なアプリケーションやデータ駐在規制のあるワークロードを、メキシコ地域に近い場所で実行可能にすることで応答性向上と法令順守を支援
- 運用効果: 接続先リージョンの選択肢増加により災害対策・冗長化設計やデータ主権要件への対応が柔軟になる
技術的な注意点
- IAM権限: Outpostsの作成・管理には専用のIAM権限が必要です。プロビジョニングや管理APIの実行権限を事前に確認してください。
- リージョン制限: 第2世代Outpostsラックは今回メキシコ(Central)でサポートされますが、すべてのリージョン/国で利用可能というわけではありません。対応リージョン・国の最新一覧はOutpostsラックのFAQを確認してください。
- ネットワーク接続: Outpostsは管理プレーンやサービス接続のためにAWSリージョンとのネットワーク接続が必要です。帯域・回線冗長化、VPN/Direct Connectの要件、IPアドレッシング設計を事前に計画してください。
- 物理要件: ラックの設置スペース、電源容量、冷却、搬入経路など物理要件の確認と現地調整が必要です。設置には事前のサイト調査が求められます。
- コスト: ラック本体の購入/レンタル、運用料金、ネットワーク接続費用、設置・保守費などが発生します。見積もりは導入前に確認してください。
- プロビジョニング時間: ラックの注文〜設置〜稼働までにリードタイムが発生します。導入スケジュールに余裕を持って計画してください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-outposts-racks-mexico-central/
- https://docs.aws.amazon.com/outposts/latest/userguide/
- https://aws.amazon.com/outposts/faqs/
[General] AWS End User Messaging adds registration improvements for faster, higher-quality submissions
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-end-user-messaging-adds-registration-improvements-for-faster-higher-quality-submissions
概要
AWS End User Messagingの登録フローが改善され、米国の10DLC/ショートコード/トールフリーおよびRCS向けに準拠サンプルや条件付き必須フィールドの明示、RCS用の動画録画ガイドが追加され、初回で正しく・高速に申請できるようになりました。
変更内容・新機能の詳細
主な変更点は次の3点です。
- 準拠サンプルの追加: US 10DLC、USショートコード、USトールフリー、RCS登録に対して、準拠したオプトインのモックアップおよびサンプルメッセージを示す例が登録フローに追加されました。これにより、どのような証拠(オプトインの記録やサンプルメッセージ)が受理されやすいかを事前に確認できます。
- 登録APIレスポンスでの条件付き必須フィールドの明示: 登録APIのレスポンスに「条件付きロジック」が含まれるようになり、あるフィールドの値に応じてどのフィールドが必須になるかを明示的に返します。これにより、AIエージェントや自動化スクリプトが“推測”する必要がなく、申請に必要なフィールドを正確に埋められます。
- RCS向けのエージェント登録用動画ガイド: RCS(Rich Communication Services)で要求されるエージェント登録用の準拠ビデオ(録画)について、記録手順のウォークスルーが追加され、要件を満たす動画を正しく用意できるようになりました。 これらの改善は、AWS End User Messagingの登録が提供されている全リージョンで利用可能です。技術的には、申請時に提出する証拠(オプトイン証拠、サンプルメッセージ、場合によってはエージェント動画)をあらかじめ模倣例に合わせて準備し、登録APIの新しいレスポンスフィールド(条件付き必須フィールド情報)をパースして自動化ワークフローに組み込むことが推奨されます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: メッセージングを利用するアプリ開発者、SRE/運用チーム、マーケティング担当者、登録自動化を行うSaaS/インテグレータ
- 利用シーン: 10DLC/ショートコード/トールフリー/RCSの事前登録準備、AIやスクリプトでの自動申請、RCSエージェント動画の作成・提出
- 運用効果: 申請却下や差し戻しの減少による承認までの時間短縮、申請プロセスの自動化が容易になり人的オペレーションの削減、AIエージェントを用いた正確なフォーム入力によるミス削減
技術的な注意点
- IAM権限: 登録API呼び出しや証拠アップロードに必要なIAM権限を事前に確認・付与してください(Register/Submit系の権限)。
- API/スキーマ変更: 登録APIレスポンスに条件付き必須フィールド情報が追加されています。既存の自動化がレスポンスを解析している場合は、新フィールドをパースして必須/任意判定に反映する必要があります。
- リージョン制限: 記事記載の通り「AWS End User Messagingの登録が利用可能な全リージョン」で有効です。リージョン毎のサービス提供状況は確認してください。
- コスト: 本アップデート自体による追加料金は明示されていませんが、10DLC/ショートコード/トールフリー/RCSの各キャリアや番号取得に伴う料金(キャリア手数料、番号費用など)は引き続き発生する場合があります。
- データ/プライバシー: オプトイン証拠やエージェント動画には個人情報が含まれる可能性があります。保存・送信時は暗号化・アクセス制御・保持ポリシーを適用してください。
- 自動化対応: AIエージェントやCI/CDに組み込む場合、条件付き必須フィールドのロジックに従ったバリデーションと、サンプルに準拠したフォーマットチェックを追加してください。
- 互換性: レスポンスの拡張により既存のパーサーがエラーを出す可能性があるため、堅牢なパース処理(未知フィールドの無視など)を実装してください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-end-user-messaging-adds-registration-improvements-for-faster-higher-quality-submissions
- https://docs.aws.amazon.com/end-user-messaging/latest/userguide/
[General] AWS End User Messaging now supports Brand Profiles
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-end-user-messaging-now-supports-brand-profiles
概要
AWS End User MessagingにBrand Profiles機能が追加され、企業情報(社名、住所、税ID、連絡先など)を一度登録してSMS/RCS/WhatsAppなど複数チャネルや国の登録で再利用できるようになりました。登録の手間と人為的ミスを削減し、申請のスピードと整合性を向上させます。
変更内容・新機能の詳細
Brand Profilesは、キャリアやメッセージングプロバイダへのブランド登録時に必要となる会社情報をテンプレート化して保存・再利用できる機能です。標準フィールド(会社名、税ID、住所、連絡先など)を自動で埋めるほか、オプションの「スマートマッチ」を有効にするとAIを用いてフィールド名が異なる場合でも適切な値を推測して埋めます。Brand Profileは新規で作成することも、既存の登録情報から作成することも可能で、同一AWSアカウント下で複数ブランドを管理できます。登録開始時に保存済み情報を基にドラフトが生成され、ユーザーは送信前に内容を確認・編集できます。チャネル固有の審査や各国の規制・追加書類要件は従来どおり有効で、Brand Profilesはこれらを補助して登録作業を効率化します。なお、この記事のとおり、本機能はAWS End User Messagingが利用可能な全ての商用リージョンで利用可能です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: マーケティング/通知システム担当者、SRE/運用チーム、マルチブランドを扱う管理者
- 利用シーン: 新規チャネル(SMS/RCS/WhatsApp)や国別のブランド登録フォームへの反復入力を短縮する場面、複数ブランドを単一アカウントで管理する場面
- 運用効果: 登録作業時間の短縮、フォームへの入力ミスによる申請却下の低減、チャネル間・国間でのブランド情報整合性の確保
技術的な注意点
- IAM権限: Brand Profilesの管理・利用にはAWS End User Messaging関連の操作権限が必要です。管理者はプロフィール作成・編集・適用を行えるポリシーを付与してください。
- リージョン制限: 本機能はAWS End User Messagingが利用可能な全ての商用リージョンで提供されていますが、サービス自体のリージョン対応状況は確認してください。
- コスト: Brand Profiles自体の利用に追加料金は明記されていませんが、各キャリアやメッセージングプロバイダへの登録手数料やチャネル利用料(メッセージ送信コスト)は別途発生する場合があります。
- データ整合性/プライバシー: スマートマッチはAIを用いてフィールドを推測します。自動入力結果は必ずレビューして誤りや機密情報の流出がないか確認してください。
- チャネル別要件: Brand Profilesで自動入力しても、各国・各チャネル(キャリア、WhatsApp Businessなど)の追加書類提出や審査要件は引き続き適用されます。申請書類のフォーマット差異に注意してください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-end-user-messaging-now-supports-brand-profiles
- https://docs.aws.amazon.com/end-user-messaging/latest/userguide/
[General] AWS End User Messaging adds a guided wizard for RCS registration videos
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-end-user-messaging-adds-guided-wizard-rcs-registration-videos
概要
AWS End User MessagingがRCSエージェント登録用の画面録画を自動化するウィザードを追加しました。これにより、正しいメッセージ順での送信と録画が容易になり、RCS登録の承認取得が早まります。
変更内容・新機能の詳細
今回の更新では、RCS(Rich Communication Services)登録フォームに、画面録画(メッセージング体験のデモ)を正しく取得するためのガイド付きウィザードが組み込まれました。多くの国(米国を含む)でRCS登録には特定のメッセージシーケンスをテスト端末へ送信した上でのスクリーン録画提出が求められます。これまでは開発者が手動でメッセージをスクリプトして送信する必要があり、順序ミスや不完全な録画が発生しやすく、承認遅延の原因になっていました。ウィザードはフォーム上で各ステップを制御し、必要なメッセージを正しい順序でテスト端末に送出して録画を促します。結果として、準拠したビデオを初回で作成でき、エージェントの承認プロセスを短縮できます。ウィザードは、ビデオ提出が要求されるすべてのRCS登録フォームで利用可能です。実作業としては、RCS対応のテスト端末(電話番号・デバイス設定)を用意し、ウィザードの指示に従って画面録画を行うだけで済みます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: RCSエージェントを登録する開発者、モバイル/メッセージング担当者、SRE・運用チーム
- 利用シーン: RCS登録用のスクリーン録画作成(キャリア/国の提出要件に適合したデモ動画の取得)
- 運用効果: 手動スクリプトによるミスを削減し、ビデオ不備による再提出を減らして承認までの時間を短縮
- 導入効果: 登録作業の簡略化で開発工数が減り、リリーススケジュールの確実性が向上
技術的な注意点
- IAM権限: End User MessagingコンソールやRCS登録フォームへアクセスするための適切なIAM権限(サービス固有の権限)が必要。事前にポリシーを確認してください。
- リージョン制限: 機能自体はRCS登録が必要な国の登録フォームに表示されます。AWSリージョンとは別に、携帯事業者や国別の要件に依存します(記事では米国を含む複数国に言及)。
- コスト: 記事では追加料金の言及はありませんが、End User Messagingサービスの利用に関連する標準的な料金が適用される可能性があります。事前に価格ページを確認してください。
- テスト端末: RCS対応の実機(テスト電話番号、RCSが有効な端末)が必要。画面録画の権限(OSのスクリーンレコード許可)を事前に設定してください。
- プライバシー/セキュリティ: 録画には実際のメッセージのやり取りが含まれるため、機密情報や個人情報を含めないテストデータを使用してください。
- 互換性/要件: キャリアや国ごとに求められるメッセージシーケンスや表示要件が異なる場合があります。ウィザードは一般的な手順を自動化しますが、最終的な提出要件は各国/キャリアの指示に従ってください。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-end-user-messaging-adds-guided-wizard-rcs-registration-videos
- https://docs.aws.amazon.com/end-user-messaging/latest/userguide/
[General] AWS End User Messaging now offers managed OTP verification end-to-end
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-end-user-messaging-adds-end-to-end-managed-OTP
概要
AWS End User Messaging (Notify) がエンドツーエンドのワンタイムパスコード(OTP)管理機能を追加しました。Notify がコードの生成・配信・検証を一括で行えるようになり、電話番号やキャリア登録、配信ロジックの運用を不要にします。
変更内容・新機能の詳細
主な内容:
- マネージドOTP: Notify がワンタイムパスコードを生成し、指定したチャネルへ配信、受信者が入力したコードの検証まで行います。従来はお客様側でコードの生成・保存・期限管理・検証ロジックを実装していましたが、これを Notify 側で代行します。
- 対応チャネル: SMS(テキスト)、音声(ボイス)、および WhatsApp によるコード配信をサポートします。
- 設定(Notify code configuration): コードの種類(例: 数字/英数字)、長さ、有効期限、許可試行回数、各チャネル用のメッセージテンプレートなどを一度設定します。以後、コード送信用の API 呼び出し(1回)で配信し、検証用の API 呼び出し(1回)で利用者が入力したコードを検証します。
- 電話番号・配信管理: AWS の電話番号と配信経路を利用するため、電話番号の取得・キャリア登録・配信方法の運用管理が不要です。
- 利用開始: 記事では「5 分未満で動く OTP ソリューションを構築可能」とあり、最小限の設定で動作させられることが特徴です。
- リージョン: AWS End User Messaging が提供されている商用リージョンで利用可能(Gov/China 等は別扱いの可能性あり)。
- 実装上の補足: UI 側でコード入力の受け取りやエラー表示、バックエンドで送信/検証 API を呼び出すフローは従来通り必要です。Notify がコードのライフサイクル(保存・失効)と検証を管理するため、サーバー側でのコード保存は不要になりますが、監査ログや送信履歴等の扱いは設計段階で検討してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: ユーザー認証や多要素認証(MFA)、電話番号ベースの確認を必要とするアプリケーション開発者、SRE、セキュリティ/運用チーム
- 利用シーン: サインアップ時の電話番号確認、パスワードリセット、2段階認証、取引/重要操作のワンタイム確認コード送信(SMS/音声/WhatsApp)
- 運用効果: コード生成・保存・期限管理・配信ロジックの実装と運用コストを削減し、実装時間を短縮(記事では数分程度でプロトタイプ可能と明記)
- 対応チャネル: SMS・音声・WhatsApp を統合的に扱えるため、グローバルなデリバリー戦略の簡素化が可能
技術的な注意点
- IAM権限: Notify の送信/検証 API を呼び出すための IAM 権限が必要です。最小権限の原則に基づいて Notify 関連アクションのみ許可するポリシーを作成してください。
- リージョン制限: 商用の AWS リージョンで提供されます。GovCloud や中国リージョンは別扱いの可能性があるため、使用予定のリージョンでサービス提供状況を確認してください。
- コスト: SMS/音声/WhatsApp ごとの送信料金や電話番号の保有料金が発生します。Notify 自体に別途料金があるかはドキュメントと料金ページで確認してください(チャネル単位の課金が主)。
- WhatsApp の注意点: WhatsApp 送信はテンプレートや事前承認が必要な場合があります。WhatsApp 固有のポリシーやテンプレート承認手順を事前に確認してください。
- 利用制限/クォータ: レート制限や同一番号への送信制限などが存在する可能性があります。大量送信やバーストが想定される場合はサービスクォータを確認し、必要に応じて引き上げ申請してください。
- セキュリティ/コンプライアンス: Notify がコード管理を行いますが、監査ログの取得・保持ポリシーや個人情報の取り扱い(データ居所/ログ保存)については自社のコンプライアンス要件に合わせて確認・設定してください。
- 実装上の注意: フロントエンドでの再送制御、誤入力時のロックアウトやユーザー向けエラーメッセージ設計は引き続き実装が必要です。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-end-user-messaging-adds-end-to-end-managed-OTP
- https://docs.aws.amazon.com/end-user-messaging/latest/userguide/
[Bedrock] Web Search on Amazon Bedrock AgentCore expands to AWS GovCloud and 3 Regions
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: Bedrock
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/amazon-bedrock-agentcore/
概要
Amazon Bedrock AgentCore の Web Search ツールが、US East (Ohio)、US West (Oregon)、Asia Pacific (Sydney)、および AWS GovCloud (US‑West) の4リージョンで利用可能になりました。これにより、エージェントが最新のウェブ情報で応答を強化でき、アプリケーションやエンドユーザーに近いリージョンで低遅延に動作させられます。
変更内容・新機能の詳細
Web Search は完全マネージドのツールで、AI エージェントに対してインターネット上の最新情報に基づく“grounding”(根拠情報)を提供します。主な機能はウェブからの情報取得、要約、質問応答向けの最新化されたコンテキスト供給で、AgentCore のツールとしてエージェントのチェーンやプラン内から呼び出して使用します。今回のリージョン拡張により、US East (Ohio)、US West (Oregon)、Asia Pacific (Sydney)、および規制対応が必要なワークロード向けの AWS GovCloud (US‑West) で利用可能になり、ユーザーと近いリージョンでの低遅延化とデータ居住性・コンプライアンス要件への対応がしやすくなります。利用にあたっては AgentCore のツール設定、ネットワーク経路(インターネットアクセス/VPC 設定)、および該当リージョンでの有効化が必要です。料金やリージョンの対応状況はそれぞれのページで確認してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: AI エージェントを導入・運用する開発者、データサイエンティスト、SRE、ガバメント/規制対象組織
- 利用シーン: 研究・情報収集、記事やレポートの要約、最新情報に基づく質問応答システム、チャットボットのリアルタイム情報参照
- 運用効果: アプリケーション近傍リージョンでの実行によりレイテンシ低減が期待でき、最新のウェブ情報で回答の正確性と信頼性が向上する
- コンプライアンス効果: AWS GovCloud (US‑West) での提供により、政府機関や規制要件のあるワークロードでデータ居住性・コンプライアンスの要件を満たしやすくなる
技術的な注意点
- IAM権限: AgentCore と Web Search ツールの呼び出しに必要な IAM ポリシー(AgentCore 実行権限など)を付与する必要があります
- リージョン制限: 今回追加された4リージョン(US‑Ohio, US‑Oregon, Asia Pacific (Sydney), AWS GovCloud (US‑West))で利用可能。その他リージョンでは未対応の可能性があるため Supported AWS Regions を確認してください
- GovCloud 注意点: GovCloud は AWS の別パーティション(aws‑us‑gov)であり、アカウント、認証、エンドポイントが通常リージョンと異なります。GovCloud アカウントでの有効化と権限設定が必要です
- コスト: Web Search の利用は AgentCore の料金体系やデータ転送費用に影響します。利用量に応じた追加料金やネットワーク(egress)コストが発生する可能性があるため事前に料金ページで確認してください
- ネットワーク: Web 検索は外部ウェブへアクセスする性質上、VPC、NAT、プロキシ設定、ファイアウォールルールが影響します。プライベートサブネットやVPCエンドポイントの設計を確認してください
- データ保護: 取得するウェブコンテンツは外部情報であり、機密データの送信や保存ポリシーに注意してください。ログやキャッシュの保存場所・保持期間を設計することを推奨します
- サービス可用性: サービスの提供状況やリージョン別の稼働条件は変わる可能性があるため、最新のサポートページで確認してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/amazon-bedrock-agentcore/
- https://aws.amazon.com/bedrock/
- https://aws.amazon.com/bedrock/agentcore/
- https://aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/
[Sagemaker Studio] Amazon SageMaker Studio simplifies getting started for new AI/ML builders with new sign-in options
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: Sagemaker Studio
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/sagemaker-studio-new-sign-in-options/
概要
Amazon SageMaker Studioが新規ユーザー向けにGoogle、GitHub、Appleの外部クレデンシャルで簡単にサインインできるようになり、クレジットカード不要(多くの場合)で事前設定済みのStudio環境へ直接入場してすぐにモデルの微調整・評価・デプロイが可能になりました。
変更内容・新機能の詳細
新機能は以下を提供します。新規ユーザーはGoogle/GitHub/Appleの認証情報で簡易サインアップができ、従来のAWSアカウント作成(クレジットカード入力やコンソール内での環境構築)なしに、あらかじめ構成されたSageMaker Studio環境へ直接遷移します。Hugging FaceやAWS製品ページの深リンクからモデルをプリロードした状態で起動でき、Studio内でそのままファインチューニング、評価、エンドポイントデプロイが可能です。チーム招待はメールベースで行え、招待されたコラボレータは自分のメール認証で共有環境(モデル、ノートブック、エンドポイント)にアクセスできます。IAMユーザーの個別作成や詳細なIAM権限設定は不要です。新規サインアップにはAWS Free Tierの無料クレジットが付与され、ほとんどの場合クレジットカードの登録は不要です。プロジェクトが無料クレジットを超えた場合は有料プランへアップグレードでき、支出上限(Spend limit)を設定して予算管理できます。検証済みの顧客には、G5/G6/G6e/G4dn のGPUインスタンスがデフォルトで利用可能(エンドポイント、トレーニング、ノートブック)で、クォータ増加申請は不要です。本機能はAmazon SageMaker StudioがサポートされるすべてのAWS商用リージョンで利用できます。技術的には外部IDプロバイダとのフェデレーション(OAuth/OIDC等)と、短期的に管理されたStudio環境・IAMロールの自動プロビジョニングにより、低摩擦での開始を実現していると考えられます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: AI/MLモデルを素早く試したい開発者、データサイエンティスト、プロトタイピング担当者
- 利用シーン: Hugging Face等で見つけたモデルを即座にStudioでカスタマイズ・微調整して評価・デプロイするワークフロー
- 運用効果: アカウント作成や初期設定の工数が大幅に削減され、PoCやラピッドプロトタイプの立ち上げが短時間で行える
- チームコラボレーション: メール招待による共有環境で、IAMユーザー作成なしに共同作業が可能(オンボーディングが簡素化)
- コスト管理: 無料クレジットで試用でき、課金開始時は有料プランへの移行と支出上限設定で予算管理が可能
技術的な注意点
- IAM権限: 招待ベースの共有は従来のIAMユーザー作成を不要にするが、管理者は必要に応じて組織側のアクセス管理・監査ポリシー(CloudTrail、SCP等)を併用すべき
- リージョン制限: Amazon SageMaker Studioがサポートされる全てのAWS商用リージョンで利用可能。リージョンごとのインスタンスタイプ提供状況やクォータは確認が必要
- コスト: 無料クレジットで試用可能だが、長期的・大規模なトレーニングや推論は有料。GPUインスタンス利用(G5/G6/G6e/G4dn等)はコストが高いため、支出上限や請求アラートの設定を推奨
- セキュリティ: 外部IDプロバイダでのフェデレーションを使用するため、IDプロバイダ側のアカウントセキュリティ(MFA等)と連携ポリシーの確認が必要
- クレジットカード: 多くのケースでクレジットカード不要だが、地域や条件によりカードが必要になる場合があるためサインアップ時の指示を確認してください
- 移行・スケール: 無料環境から本格運用へ移行する際は、既存のAWSアカウントへ環境/リソースを移行する手順(IAMロール、S3バケット、VPC設定など)を計画する必要がある
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/sagemaker-studio-new-sign-in-options/
- https://docs.aws.amazon.com/sagemaker/latest/dg/studio.html
- https://docs.aws.amazon.com/accounts/latest/ug/create-and-activate-aws-account.html
[Ec2] Amazon EC2 T8i instances are now available in South America (São Paulo)
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: Ec2
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/ec2-t8i-instances-south-america/
概要
Amazon EC2の新しいT8iインスタンスが南米(サンパウロ)リージョンで利用可能になりました。従来のT3よりも高い計算性能とネットワーク/EBS帯域を低コストで提供するバースト型汎用インスタンスです。
変更内容・新機能の詳細
T8iはAWS専用のカスタム第6世代Intel Xeon 6プロセッサ上で動作し、第6世代AWS Nitroカードを搭載しています。インスタンスサイズは nano, micro, small, medium の4種類。T3世代と比較して「最大で30%の価格対性能改善」をうたっており、計算性能は最大で70%向上、ネットワーク帯域は1.25倍、EBS帯域は2.4倍向上しています。T3と同じCPUクレジット方式(StandardおよびUnlimited)を継承するため、T3からの移行が容易で、既存のバースト挙動やクレジット管理はそのまま適用できます。T8i.microとT8i.smallはAWS Free Tierの対象です。購入オプションは現時点でオンデマンドとスポットが利用可能で、Savings Planは「まもなく利用可能」と案内されています。利用可能リージョンにはUS East(N. Virginia, Ohio)、US West(Oregon, N. California)、Europe(Frankfurt, Ireland, London, Paris)、Asia Pacific(Hyderabad, Malaysia, Mumbai, Seoul, Singapore, Sydney, Tokyo)、Canada(Central)に加えて今回South America(São Paulo)が含まれます。想定ワークロードは低〜中程度のCPU利用の継続的またはバースト処理(データ処理、ログインゲートウェイ、小規模DB、バッチ処理、イベント駆動関数、CI/CD、マイクロサービス、低トラフィックWebサイト等)です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: クラウド移行を検討中の開発者/運用者、既存のT3利用者、コスト最適化を狙うSREやプラットフォームチーム
- 利用シーン: 小〜中規模の永続インスタンスやバーストワークロード(マイクロサービス、CI/CDランナー、バッチ、小規模DB、ログインゲートウェイ、低トラフィックWebなど)
- 運用効果: T3からの置き換えで同等以上の性能をより低コストで実現でき、TCO削減や性能余裕の向上が期待できる(CPUクレジット互換により移行コストが低い)
- コスト影響: 同等構成で最大約30%の価格対性能改善が見込める一方、利用量が増えると総コストは増加するためベンチマークで確認が必要
- リージョン: 南米(サンパウロ)に新規展開されたため、LATAMユーザーのレイテンシ改善とデータ主権対応に寄与
技術的な注意点
- IAM権限: 特別な権限は不要(通常のEC2起動/管理権限が必要)
- リージョン制限: リリース時点で利用可能なリージョンに制限あり(上位のリージョンリスト参照)。展開前に対象リージョンでの利用可否を確認してください
- CPUクレジット: T3と同じStandard/Unlimitedのクレジット方式を採用。継続的な高負荷ワークロードではクレジット枯渇や追加料金に注意
- Free Tier: T8i.microおよびT8i.smallがFree Tier対象。ただしFree Tierの利用条件を確認してください
- 購入オプション: 現在はOn-DemandとSpotで購入可能。Savings Planは近日対応予定のため長期利用割引を検討する場合は対応状況を確認
- EBS/ネットワーク: EBS帯域がT3比で大幅に改善。NitroベースでEBS最適化は標準で提供されるが、必要なIOPS/スループットがある場合はEBSボリュームのタイプとサイズを合わせて設計してください
- 互換性/移行: 同じクレジットモデルのためT3からの移行は容易だが、実運用負荷のプロファイリング(CPUクレジット消費、ネットワーク/ストレージ使用率)は事前に必須
- コスト: 短期的なパフォーマンス改善でTCOを下げられる可能性が高いが、長期的に高稼働が続くケースは他のインスタンスタイプ(汎用/汎用より高い連続性能)と比較検討を推奨
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/ec2-t8i-instances-south-america/
- https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/t8i/
[General] Amazon DynamoDB Streams now supports timestamp-based stream processing
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/amazon-dynamodb-streams-timestamp-processing
概要
Amazon DynamoDB Streamsがタイムスタンプ指定によるストリーム処理をサポートしました。指定した時刻以降の最初のレコードから読み取りを開始でき、途中再開やデータリプレイが容易になります。
変更内容・新機能の詳細
新たに追加された AT_TIMESTAMP シャードイテレータタイプを使うことで、任意のタイムスタンプ(過去の時刻または現在付近)を指定して、その時刻に書き込まれた最初のレコード以降からストリームを読み始められます。従来は最古の保持レコード(最大24時間分)または新規書き込み分のみを開始点にできましたが、タイムスタンプ指定により再処理やスキップ、復旧後の同期などが柔軟になります。Amazon Kinesis Client Library(KCL)経由でも、DynamoDB Streams Kinesis アダプタを用いれば AT_TIMESTAMP を利用可能です。機能はすべての商用リージョン、AWS GovCloud (US)、中国リージョンで利用可能で、追加料金はなく標準の GetRecords API リクエスト料金のみが課金されます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: アプリケーション開発者、データエンジニア、SRE/運用チーム
- 利用シーンまたは効果: 中断からの復旧(指定時刻以降のみ再処理)、デバッグ/監査のための過去ポイントからのデータリプレイ、バックログをスキップしてほぼ最新から再開、PITR(ポイントインタイムリカバリ)のエクスポート後にエクスポート時刻から同期
- 運用効果: 全ストリーム再処理の回避により処理時間とコストを削減し、必要な時間点から正確に復帰可能
- リージョン: すべての商用リージョン、AWS GovCloud (US)、中国リージョンで利用可能
- コスト: 機能自体に追加料金はなし(GetRecords等の標準APIコストは発生)
技術的な注意点
- IAM権限: dynamodbstreams:DescribeStream / GetShardIterator / GetRecords 等の権限が必要です。KCL利用時はKCLの実行ロールに適切な権限を付与してください
- イテレータ指定方法: AT_TIMESTAMP イテレータとともにタイムスタンプを指定して最初の該当レコード以降を取得します(APIのパラメータ形式はドキュメントを参照してください)
- 保持期間: ストリームの保持ウィンドウは最大24時間です。指定タイムスタンプが保持期間より古い場合は対象のレコードを読めません
- KCL/チェックポイント: 既存のチェックポイントがある場合、KCLはチェックポイントから再開します。タイムスタンプ指定は新規開始やチェックポイントをリセットした上で使用するのが想定されます
- 時間精度と境界動作: 実装は「指定時刻以降に書き込まれた最初のレコード」を返します。厳密な時間形式やタイムゾーンの扱い(例: ISO8601/エポック指定など)は公式ドキュメントで確認してください
- コスト注意: タイムスタンプで過去に遡って大量のレコードを取得すると GetRecords 呼び出しが増え、APIコストと処理負荷が増加します
- リージョン制限: 前述のとおり主要リージョン、GovCloud、Chinaで利用可能ですが、特殊リージョンやローカルの制限がないか利用リージョンのドキュメントで確認してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/amazon-dynamodb-streams-timestamp-processing
- https://docs.aws.amazon.com/amazondynamodb/latest/developerguide/streams.html
[Lambda] AWS Lambda Durable Execution SDK for Go is now generally available
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: Lambda
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-lambda-durable-go-sdk-support/
概要
AWS Lambda Durable Execution SDK for Go が GA(一般提供)になりました。Go 開発者はこの SDK を使い、チェックポイント付きで最大1年まで一時停止できる耐障害性の高い長時間ワークフロー(durable functions)をネイティブに実装できます。
変更内容・新機能の詳細
この SDK は Go 向けに最適化された Lambda Durable Execution の実装を提供します。主な機能は、進捗の自動チェックポイント化(checkpointing)、外部イベントや人間の承認を待つためのコールバック統合、人やエージェントを介したワークフロー(human/agent-in-the-loop)、信頼性の高い関数連鎖(durable invocation)、および効率的な待機(wait)操作です。待機状態は最大で1年までサスペンド可能で、開発者はカスタムの進捗追跡ロジックを実装することなく複雑なマルチステップ処理(例:インフラ自動化、ロールアウト + 承認ゲート、AI 呼び出しと人間によるレビューを含むパイプライン)を構築できます。Go への導入は go get でモジュールを追加し、provided.al2023 ランタイム上で単一の静的バイナリとしてデプロイする従来の Lambda Go ワークフローと同様です。ローカル環境では durabletest パッケージを使ってネットワークや AWS 資格情報なしにワークフロー全体をテストでき、durablelint アナライザで再開時に壊れる可能性があるコードパターンを検出できます。導入前にリージョン対応状況と料金を確認してください。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: Go で Lambda を使う開発者、SRE、プラットフォームエンジニア
- 利用シーン: 長時間・ステートフルなワークフロー(承認付きデプロイ、インフラ自動化、AI パイプライン、ヒューマンレビューを含む処理)の実装
- 運用効果: カスタム状態管理や進捗追跡の実装が不要になり、失敗からの復帰や外部イベント待ちを簡素化して保守性を向上
- 開発効果: ローカルでの完全ワークフロー検証(durabletest)と静的解析(durablelint)によりデバッグ/CI を改善
- コスト/運用面: 長期待機や追加の耐久性メカニズムにより従来の短期 Lambda 実行とは異なる課金要素やリソース設計が必要となる可能性があるため事前確認が必須
技術的な注意点
- IAM権限: 関数作成・更新、実行および SDK が利用する耐久性関連 API(該当する場合)の権限、CloudWatch Logs 権限などを事前に確認・付与してください
- リージョン制限: 一部リージョンで未対応の可能性があるため、デプロイ前に AWS Capabilities by Region を確認してください
- コスト: Durable functions の待機/ストレージ/制御プレーンに伴う追加料金が発生する可能性があります。Lambda Pricing と機能別料金を確認してください
- ランタイム/互換性: provided.al2023 ランタイムでの単一静的バイナリとしてデプロイする設計です。Go モジュール化とビルドフロー(CGO 無効化など)に注意してください
- ローカルテスト: durabletest パッケージによりネットワーク不要でローカル検証が可能ですが、本番連携(外部イベントやコールバック受信)を行う場合は本番環境での動作確認が必要です
- 解析ツール: durablelint を CI に組み込むことで、再開時に問題となるコードパターン(非再入可能な状態保持など)を早期に検出できます
- デプロイ/運用: 既存の Go Lambda から移行する際は、状態遷移・再試行ポリシー・エラーハンドリングの見直しが必要です
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-lambda-durable-go-sdk-support/
- https://aws.amazon.com/lambda/pricing/
- https://aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/
- https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/welcome.html
[Aiml] Muse Spark Open model now available on Amazon SageMaker JumpStart
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: Aiml
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/01/muse-spark-open-on-sagemaker-jumpstart/
概要
Metaのコーディング最適化オープンモデル「Muse Spark Open」がAmazon SageMaker JumpStartで利用可能になりました。大規模なコードベースや長時間のエージェント作業を1つのコンテキストで扱えることを特徴とします。
変更内容・新機能の詳細
Muse Spark OpenはMixture-of-Experts(MoE)アーキテクチャを採用したコーディング最適化モデルで、総パラメータは816B、トークンあたりアクティブになるパラメータは42Bです。モデルは1Mトークンのコンテキストウィンドウを持ち、依存関係やレガシーコード、数千ファイルに及ぶプロジェクトを分割せずに入力できます。入力はテキストだけでなく画像、ドキュメント、音声、音声+映像などのマルチモーダルを受け付け、出力はテキストです。実際の開発ワークフロー(マルチファイルのリファクタ、長時間のデバッグ等)で訓練されており、計画→実行→観察→自己修正を長期にわたって行うエージェント的な利用に向きます。SageMaker JumpStartではBF16版(Muse-Spark-Open-816B-A42B)とNVFP4量子化版(Muse-Spark-Open-816B-A42B-NVFP4)の2バリアントを提供。NVFP4版はメモリ使用量を概ね1/4に削減し、コスト効率の改善を図れます。JumpStart経由で数クリック(またはSageMaker Python SDK)により、顧客自身のAWSアカウント内にエンドポイントをデプロイでき、ソースコードやプロンプトの完全な管理が可能です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: ソフトウェアエンジニア、AI/MLエンジニア、SRE/運用チーム、プロダクトマネージャー
- 利用シーン: 大規模コードベースのリファクタリング、長時間のデバッグ作業、マルチファイル自動修正・解析、マルチモーダル開発支援(ドキュメント+画像+音声を含むワークフロー)
- 運用効果: 1Mトークンのコンテキストによりプロジェクト全体を分割せず取り扱えるため、精度向上と手戻り削減が期待できる。NVFP4量子化でメモリ・コストを大幅に削減して経済的に導入可能。エンドポイントが顧客アカウントで動くためセキュリティとデータ統制が保てる
技術的な注意点
- IAM権限: SageMakerでモデルをデプロイ・実行するための権限(例: sagemaker:CreateModel, CreateEndpointConfig, CreateEndpointなど)と、必要に応じてS3/ECR等へのアクセス権を準備してください
- リージョン制限: 全リージョンで即時提供されない可能性があります。使用前にSageMaker JumpStartのコンソールで対象リージョンの提供状況を確認してください
- コスト: 大規模モデルは高性能GPUインスタンスを必要とし、推論時間・稼働時間に応じてコストが高くなります。NVFP4版はメモリ消費を約1/4に抑えコスト削減に有効ですが、推論品質・スループットの検証を推奨します
- インフラ要件: MoEと1Mトークンの扱いはGPUメモリ・ネットワークI/Oに負荷をかけます。低レイテンシや高スループット運用では専用のGPUインスタンス構成や水平スケーリング設計が必要です
- 互換性/ソフトウェア: NVFP4量子化は特定のGPUドライバやランタイム(NVIDIA系の最適化等)に依存する場合があります。SageMaker Python SDKとJumpStartのドキュメントに従ってデプロイ手順を確認してください
- データ保護/コンプライアンス: エンドポイントは顧客アカウント上で実行されるため、入力データのログ保存、暗号化、アクセス制御、監査ログの設定を行い、組織のコンプライアンス要件を満たしてください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/01/muse-spark-open-on-sagemaker-jumpstart/
- https://docs.aws.amazon.com/sagemaker/latest/dg/jumpstart.html
[Omics] AWS HealthOmics now supports shared VPCs
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: Omics
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/omics-workflows-shared-vpcs/
概要
AWS HealthOmicsがAWS Resource Access Manager(RAM)を使用した共有VPC(Shared VPC)をサポートしました。これにより、別アカウントで管理されているVPCのサブネットとセキュリティグループを共有して、各アカウントのバイオインフォマティクスワークフローをその共有サブネット内で直接実行できます。
変更内容・新機能の詳細
技術的には、ネットワーク管理アカウントがAWS RAMを使ってVPCのサブネットおよびセキュリティグループを他アカウントと共有し、AWS HealthOmicsは参加アカウントのワークフロー実行インフラ(ワーカーノードやENI)を共有サブネットに直接配置します。これにより、各アカウントごとにAWS PrivateLinkエンドポイントを個別作成したり、VPCピアリングや個別のルートテーブル管理を行う必要がなくなり、中央集約型ネットワークでの運用負荷を低減します。ワークフローは共有VPC経由でプライベートにデータへアクセス可能となり、研究者や開発者は自アカウントのまま作業できます。サービスはHIPAA適用対象で、機能はAWS HealthOmicsが利用可能な全リージョン(US East(N. Virginia, Ohio)、US West(Oregon)、Europe(Frankfurt, Ireland, London)、Israel(Tel Aviv)、Asia Pacific(Singapore, Seoul, Tokyo))で提供されます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: バイオ医療・ライフサイエンスの研究者、データ処理チーム、クラウドネットワーク管理者
- 利用シーン: 中央ネットワークチームが1つのVPCを管理しつつ、複数アカウントでHealthOmicsワークフローを実行してプライベートにデータへアクセスするケース
- 運用効果: VPCエンドポイントの重複作成やVPCピアリング・ルートテーブルの個別管理を削減し、ネットワーク運用コストと複雑さを低減できる
技術的な注意点
- IAM権限: RAMのリソース共有(ram:CreateResourceShare / ram:AcceptResourceShareInvitation 等)や、HealthOmics側でのENI作成・アタッチ(ec2:CreateNetworkInterface / ec2:AttachNetworkInterface 等)に必要な権限を事前に整備してください
- RAM設定: サブネットとセキュリティグループを共有する際は、正しい共有先(アカウントIDまたは組織単位)を指定し、対象アカウント側で共有招待を受諾する必要があります
- ネットワーク/ルーティング: 共有サブネットのルートテーブル、セキュリティグループ、ネットワークACLがワークフロー通信要件(S3/VPCエンドポイント、オンプレ接続など)を満たすよう設定してください。共有SGのルールは意図した通信を許可するよう確認が必要です
- VPCエンドポイント/PrivateLink: 共有VPCを使うことで各アカウントに個別のPrivateLinkエンドポイントを作る必要は減りますが、サービスによっては引き続き専用エンドポイントやNAT/インターネット経由のアクセスが必要な場合があります
- コスト: RAM自体の追加費用は発生しませんが、データ転送、NATゲートウェイ、VPCエンドポイント、及びワークロード実行に伴うEC2/EBS等の通常コストは発生します。従来の複数エンドポイント運用が不要になることでコスト削減が見込めます
- リージョン制限: 本機能はAWS HealthOmicsが提供されているリージョンで利用可能です(US East (N. Virginia, Ohio)、US West (Oregon)、Europe (Frankfurt, Ireland, London)、Israel (Tel Aviv)、Asia Pacific (Singapore, Seoul, Tokyo))。リージョン非対応の場合は利用できません
- コンプライアンス: AWS HealthOmicsはHIPAA適用対象サービスです。PHIを扱う場合はAWSとのBAA(Business Associate Agreement)締結や組織内のポリシー遵守が必要です
- 導入の注意点: 共有VPCの設定変更は複数アカウントに影響するため、変更管理(変更権限の限定、テスト環境での検証、監査ログの有効化)を徹底してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/omics-workflows-shared-vpcs/
- https://docs.aws.amazon.com/ram/latest/userguide/what-is.html
- https://docs.aws.amazon.com/health-omics/latest/userguide/
[Ec2] Amazon Time Sync Service adds support for microsecond-accurate time on 135 additional EC2 instance types in all commercial regions
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: Ec2
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/time-sync-additional-instances-all-regions
概要
Amazon Time Sync Serviceが追加の135種類のEC2インスタンスタイプ(12ファミリー)でマイクロ秒精度の時刻をサポートしました。これにより、Nitro Systemの参照クロックを直接利用したマイクロ秒精度の時刻とナノ秒精度のハードウェアタイムスタンプが全ての商用リージョンで利用可能になります。
変更内容・新機能の詳細
今回の拡張で、C8a / C8i / C8i-flex / C8id / M8i / M8i-flex / R8a / X8i(Gen8の8ファミリー)およびC9g / C9gd / M9g / M9gd(Gen9の4ファミリー)を含む135の追加インスタンスタイプでマイクロ秒精度の時刻がサポートされます。実装はAWS Nitro System上で動作する参照クロックを直接利用し、Precision Time Protocolハードウェアクロック(PHC)とナノ秒精度のハードウェアタイムスタンプを提供します。利用には新しい配置戦略であるPrecision Time Placement Group(PTPG)を作成し、PHC対応でインスタンスを起動する必要があります。低遅延が必要なワークロードは、PTPGをCluster Placement Group(CPG)に関連付けることで、低レイテンシとマイクロ秒精度の両方の恩恵を受けられます。主な利点としては、アプリケーションイベントの厳密な順序付け、片方向(1-way)ネットワーク遅延計測、分散トランザクションの高速化などが挙げられます。ドキュメントや既存のタイム同期ソフトウェア(chrony / linuxptp など)でPHCを利用する設定が可能です。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: 分散システム開発者、SRE、リアルタイム解析や高精度測定を必要とするアプリケーション運用チーム
- 利用シーンまたは効果: イベントの厳密な時系列付与、1-wayネットワーク遅延の精密計測、分散トランザクションやレイテンシ依存処理の性能向上、金融/計測/テレコム/IoTなどの用途
- 運用効果: ログやトレースの時刻ズレが削減され、根本原因解析や性能ボトルネック特定の精度が向上。低遅延配置(CPG)との併用で、より一貫した低遅延かつ高精度な動作が可能になる
技術的な注意点
- IAM権限: PTPGや配置グループ作成にはec2:CreatePlacementGroup等のEC2配置権限が必要です
- OS/ドライバ: PHCハードウェアタイムスタンプを利用するには、Linuxカーネルとchronyやlinuxptp等がPHCをサポートしている必要があります(ディストロにより設定手順が異なります)
- 起動要件: マイクロ秒精度を利用するにはインスタンスをPTPGで起動(あるいはPTPGに関連付け)してPHCを有効化する必要があります
- 配置制約: PTPGは配置制約を導入するため、キャパシティの都合で起動失敗やアベイラビリティゾーン間配置の制約が発生する可能性があります
- リージョン制限: 全ての商用リージョンでサポート開始(GovCloud/中国リージョン等の商用外リージョンには含まれない可能性があります)
- コスト: 公式アナウンスに追加料金の言及はありませんが、PTPGやCPGによる配置制約により望むAZでの起動が難しくなる等の間接的な運用コストが発生する可能性があります
- 既存の時刻設定との併用: デフォルトのNTP/chrony設定とPHCを併用する際は設定の競合を避けるために設定変更(優先順位や参照クロックの指定)が必要です
- 互換性: 全てのアプリケーションがPHC/Timestamping APIを直接利用できるわけではないため、アプリ/ライブラリ側の対応が必要になる場合があります
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/time-sync-additional-instances-all-regions
- https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/time-sync.html
[General] AWS Transform for full-stack Windows modernization now supports Aurora PostgreSQL cross-region deployment in 7 more Regions
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: General
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-transform-full-stack-aurora-cross-region
概要
AWS Transform for full-stack Windows modernization が、変換後の Amazon Aurora PostgreSQL を別リージョンへデプロイするクロスリージョン展開をサポートし、さらに7つの追加リージョンで利用可能になりました。これによりデータ居住性、レイテンシ、災害対策要件に沿った配置が容易になります。
変更内容・新機能の詳細
本アップデートでは、SQL Server のデータベース定義(DDL)ファイルをアップロードし、変換プランでターゲットの AWS リージョンを指定することで、変換後の Aurora PostgreSQL クラスターを別リージョンにデプロイできるようになりました。変換ワークフローはデータベース側だけでなく依存する .NET アプリケーションも対象とし、接続文字列の更新や ADO.NET / Entity Framework のデータアクセス呼び出しを PostgreSQL 互換に自動または半自動で修正します。これにより、SQL Server→Aurora PostgreSQL のモダナイゼーションを行った後に、運用や規制要件に応じてデータベースのリージョン選択(データ居住性、遅延短縮、DR設計)が可能になります。拡張により、以下のリージョンで利用可能です: US East (N. Virginia), Europe (Frankfurt), Europe (London), Asia Pacific (Mumbai), Asia Pacific (Seoul), Asia Pacific (Tokyo), Asia Pacific (Sydney), Canada (Montreal)。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: SQL Server から Aurora PostgreSQL への移行を検討しているアプリケーション開発者、DBA、クラウドアーキテクト、SRE/運用チーム
- 利用シーンまたは効果: データ居住制約やコンプライアンス要件に合わせたリージョン配置、ユーザーに近いリージョンへのデプロイでのレイテンシ低減、リージョン障害時のディザスタリカバリ(別リージョンにレプリカを配置)
- 運用効果: .NET アプリケーションの接続修正作業が自動化され、移行工数とヒューマンエラーが削減される可能性がある
- 可用性/回復性: クロスリージョン配置により災害対策の柔軟性が向上するが、リージョン間のレプリケーション設計が必要
- コスト影響: データ転送(リージョン間)の料金や追加の Aurora クラスター運用コストが発生する可能性がある
技術的な注意点
- IAM権限: 変換/デプロイ実行に必要な IAM 権限(Aurora 作成、VPC/サブネット設定、Secrets Manager/Systems Manager パラメータアクセス等)を事前に確認してください
- リージョン制限: 本機能は拡張されたリージョンで利用可能。対象リージョン一覧を確認のうえ利用してください(例: Tokyo, Seoul, Mumbai 等)
- 互換性: SQL Server のすべての機能が自動変換できるわけではありません。ストアドプロシージャ、T-SQL の拡張、Windows 固有機能などは手動対応やコード修正が必要となる場合があります
- アプリケーション変更: ADO.NET/Entity Framework の変更は自動化されますが、接続プール設定やトランザクションの挙動等、アプリケーション固有の検証が必要です
- データ移行コスト/ネットワーク: リージョン間を跨ぐデータ移行はデータ転送料金と移行時間(レイテンシ)を伴います。大容量データの移行計画を事前に策定してください
- バックアップ/DR: クロスリージョン配置時はバックアップポリシーとリストア手順を検証してください。スナップショットのリージョン間コピーなど追加設定が必要です
- DB バージョン: 対応する Aurora PostgreSQL の具体的バージョンや SQL Server のバージョン要件を事前に確認してください
- ログ・監視: 新しいリージョンでの監視・ログ収集(CloudWatch, X-Ray 等)の設定を忘れずに行ってください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/aws-transform-full-stack-aurora-cross-region
- https://aws.amazon.com/transform/
[Msk] Amazon MSK Connect and AWS Glue Schema Registry are now available in the AWS European Sovereign Cloud (Germany) region
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: Msk
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/amazon-msk-connect-aws-gsr-additional-aws-regions
概要
Amazon MSK Connect と AWS Glue Schema Registry が AWS European Sovereign Cloud (Germany) リージョンで利用可能になりました。これにより、同リージョンで稼働するストリーミングワークロード向けの接続・ガバナンス機能が強化されます。
変更内容・新機能の詳細
今回のリリースで、Amazon MSK Connect(フルマネージドな Kafka Connect 実行基盤)と AWS Glue Schema Registry(サーバーレスなスキーマ管理機能)が AWS European Sovereign Cloud (Germany) リージョンで利用可能になりました。MSK Connect は Amazon MSK と連携して、ソース/シンクコネクタのデプロイ、監視、スケーリングをインフラ管理なしに行えます(自動スケーリング、ペイ・アズ・ユー・ゴー課金)。コネクタはデータベース、ファイルシステム、検索インデックスなど外部システムとのデータ移動を担います。AWS Glue Schema Registry は Apache Avro、JSON、Protobuf のスキーマをサポートし、スキーマの検証・バージョン管理・互換性ルール(進化ルール)を提供します。スキーマレジストリはサーバーレスで無料の機能として提供され、Amazon MSK、Amazon Kinesis Data Streams、Amazon Managed Service for Apache Flink、AWS Lambda といったサービスのクライアント(C#/Java 向けライブラリ含む)と統合できます。これにより、分散アプリケーション間でのデータフォーマット統一、下流障害の低減、クロスチームでのデータ契約管理が容易になります。なお、MSK Standard ブローカーは既に同リージョンで利用可能であり、今回の追加によりストリーミング基盤の機能が補完されます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: ストリーミングアプリケーション開発者、プラットフォーム/データ基盤チーム、SRE/運用担当者
- 利用シーン: Kafka を中心としたデータパイプラインでの外部システム連携(DB、検索、ファイルストア等)の簡素化、スキーマ管理によるメッセージフォーマットの統制
- 運用効果: コネクタのフルマネージド運用によりインフラ運用負荷を削減、スキーマ検証により下流エラーや互換性問題を早期に防止
- コスト影響: MSK Connect は稼働リソースと転送、監視に基づく課金;Schema Registry 自体は無料機能だが、MSK ブローカー、データ転送、CloudWatch、ストレージ等の利用に伴う費用が発生
- リージョン制限: 本発表は AWS European Sovereign Cloud (Germany) に対する追加で、他リージョンとの対応状況は別途確認が必要
技術的な注意点
- IAM権限: MSK Connect 実行ロールやコネクタがアクセスする外部リソース(Secrets Manager、S3、RDS 等)への適切な IAM ポリシーが必要です
- リージョン制限: 対象は AWS European Sovereign Cloud (Germany) リージョン向けの提供開始。他のソブリンクラウドやリージョンでの可用性は別途確認してください
- ネットワーク/セキュリティ: MSK Connect は顧客 VPC 内でコネクタを実行するため、サブネット・セキュリティグループ・ルーティングの設定(プライベート接続や NAT、VPC エンドポイント)が必要です。MSK とコネクタ間は TLS による暗号化を利用できます
- 互換性: Schema Registry は Avro/JSON/Protobuf をサポート。既存クライアントは AWS 提供のクライアントライブラリ(C#/Java)での統合検証が推奨されます。スキーマ互換性ポリシー(互換性モード)を事前に設計してください
- 運用監視: MSK Connect のメトリクスとログは CloudWatch や Amazon Managed Service の監視機能で収集・可視化します。コネクタの障害時の再起動ポリシーやデッドレター処理を設計してください
- コスト: Schema Registry 自体は追加課金対象外だが、MSK Connect の実行、ストレージ、データ転送、CloudWatch ログ等で追加コストが発生します。見積もりを行ってから導入してください
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/amazon-msk-connect-aws-gsr-additional-aws-regions
- https://docs.aws.amazon.com/msk/latest/developerguide/msk-connect.html
- https://docs.aws.amazon.com/glue/latest/dg/schema-registry.html
[CloudFront] Amazon CloudFront announces dual-stack support for VPC origins
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: CloudFront
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/cloudfront-vpc-origin-dualstack/
概要
Amazon CloudFrontがVPC内のプライベートオリジン(ALB/NLB/EC2)に対してエンドツーエンドでIPv6配信を行える「dual-stack VPC origins」をサポートしました。これにより、オリジンをパブリックにせずにIPv6アーキテクチャや規制要件に対応できます。
変更内容・新機能の詳細
CloudFrontのVPCオリジン機能は、Application Load Balancer、Network Load Balancer、またはEC2インスタンスをプライベートサブネットに配置し、CloudFrontのみが到達できるようにするものです。本アップデートではこれらのVPCオリジンをdual-stack(IPv4/IPv6両対応)として設定可能になり、CloudFrontがクライアントからのIPv6トラフィックをオリジン側へIPv6でそのまま届けられるようになりました。従来はパブリックオリジンに対してのみdual-stackが可能で、VPCオリジンへの接続はIPv4のみでした。今回の対応により、オリジンをパブリックサブネットに移すことなくIPv6通信を実現できます。dual-stack VPCオリジンは、VPCオリジンがサポートされるAWSのCommercialリージョンですべて利用可能で、利用自体に追加料金は発生しません。設定面では、オリジン(ALB/NLB/EC2)がIPv6を受け入れるようにリスナーやネットワーク設定を整え、セキュリティグループ/NACLでIPv6トラフィックを許可する必要があります。運用面ではCloudFrontアクセスログやオリジンログでIPv6接続の確認・監視を行うことを推奨します。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: Web/アプリ配信を行うクラウドエンジニア、SRE、ネットワーク/セキュリティ担当者
- 利用シーン: IPv6必須の規制対応やIPv6ネイティブ環境でのコンテンツ配信(例: IPv6のみのクライアントを持つサービス)
- 運用効果: オリジンをパブリックに曝け出すことなくエンドツーエンドでIPv6を実現でき、セキュリティ要件を維持しつつネットワークアーキテクチャの近代化が可能
- コスト影響: dual-stack自体に追加料金は無し。ただし通常のデータ転送料金やCloudFrontのログ/監視コストは発生する
技術的な注意点
- IAM権限: CloudFrontディストリビューションとVPCオリジンを設定・変更するためのCloudFrontおよびVPC/ELB/EC2関連の権限が必要です(例: cloudfront:UpdateDistribution、ec2:Modify*、elasticloadbalancing:*など)。
- リージョン制限: VPCオリジンがサポートされているCommercialリージョンで利用可能。詳細な対応リージョンは公式のリージョン一覧を確認してください。
- セキュリティ設定: オリジン側のセキュリティグループおよびNACLでIPv6トラフィックを受け入れるルールを追加する必要があります。CloudFrontからのIPv6送信元プレフィックスはAWSが公開するIPレンジ(IPv6部分)または管理プレフィックスリストで確認してください。
- オリジン設定: ALB/NLBやEC2側でIPv6リスナー/アドレスを有効にし、オペレーティングシステムやアプリケーションがIPv6接続を処理できることを確認してください。
- コスト: dual-stack機能自体は追加料金なし。従来通りのデータ転送費・リクエスト費用・ログ保存費用などは発生します。
- テスト/監視: デプロイ後はCloudFrontアクセスログ、オリジンアクセスログ、ALB/NLBの接続ログなどでIPv6経路が使用されているか検証してください。負荷テストでIPv6経路のパフォーマンスとTLS/ヘルスチェック動作を確認することを推奨します。
参考情報
- https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/cloudfront-vpc-origin-dualstack/
- https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudFront/latest/DeveloperGuide/private-content-vpc.html
- https://ip-ranges.amazonaws.com/ip-ranges.json
[RDS] PostgreSQL 19 RC1 is now available in Amazon RDS Database Preview Environment
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: RDS
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/postgresql-19-rc1-amazon-rds-database-preview-environment/
概要
Amazon RDSのDatabase Preview Environmentで、PostgreSQL 19 Release Candidate 1(RC1)が利用可能になりました。主にBeta 4期間のバグ修正と安定性向上を中心としたリリースです。
変更内容・新機能の詳細
PostgreSQL 19 RC1は安定性に重点を置いたプレリリースで、Beta 4でのテスト期間に見つかった不具合修正や改善を含みます。主な改善点は以下のとおりです:
- 複雑なテキスト検索式(tsquery 等)に対するエラーハンドリングの改善により、異常系の挙動がより明確で予測可能になりました。
- 並列化された autovacuum の強化(hardening)により、複数ワーカー環境での自動バキュームの安定性と競合対策が向上しています。
- GIN(Generalized Inverted Index)インデックスのメンテナンスの信頼性向上により、更新やバキューム時のインデックス破損や不整合のリスクが低減されます。
注意点(Preview Environment固有):
- Preview環境のDBインスタンスは最大60日間保持され、保持期間終了後に自動削除されます。
- Preview環境で作成したスナップショットはPreview環境内でのみ復元/作成に使用可能で、一般のRDS環境へ移行できません。
- データの入出力はpg_dump/pg_restoreなどのダンプ/ロード機能を使って行う必要があります。
- 料金はUS East (Ohio) リージョンの価格に準じて請求されます。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: データベース管理者、DBエンジニア、アプリケーション開発者
- 利用シーン: PostgreSQL 19の新機能と修正点を事前評価してアプリの互換性やクエリ挙動を検証する場面(テスト/検証環境)
- 運用効果: 本番導入前にインデックス挙動やautovacuumに関する問題を早期検出でき、アップグレード計画のリスク低減に寄与する
- 制約/注意: プレビュー環境は一時的(最大60日)でスナップショットやインスタンスの持ち出し制限があるため、本番データの直接運用や長期保存には不向き
技術的な注意点
- IAM権限: RDSインスタンス作成・削除・スナップショット操作(例: rds:CreateDBInstance, rds:DeleteDBInstance, rds:CreateDBSnapshot 等)の権限が必要です
- リージョン制限: 料金はUS East (Ohio)(us-east-2)に準拠しています。プレビュー環境の提供リージョン/可用性は限定される可能性があるため、コンソールで提供状況を確認してください
- データ移行/バックアップ: PreviewスナップショットはPreview内でのみ利用可能。データを外部に持ち出すにはpg_dump/pg_restoreやpg_dumpall等でダンプしてインポートする必要があります
- コスト: Previewインスタンスは課金対象です(US East (Ohio)の価格に基づく)。長期稼働や大規模インスタンス利用はコストに影響します
- 互換性/安定性: RC(Release Candidate)であり、まだ最終安定版ではありません。本番環境への導入は避け、互換性テストやパフォーマンス検証に限定してください
- 自動削除: 最大60日後にインスタンスが自動的に削除されるため、重要データは定期的にダンプして保存してください
参考情報
[Redshift] Amazon Redshift long-term system table retention with Amazon S3 Tables is now available in additional AWS Regions
- 公開日: 2026-10-16 (JST)
- カテゴリ: Redshift
- リンク: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/10/redshift-long-term-system-table-retention-expansion/
概要
Amazon RedshiftのシステムテーブルデータをApache Iceberg形式のAmazon S3 Tablesへ長期保存できる機能が、追加のリージョンで利用可能になりました。これにより既定の7日間を超えて監査・可観測性データを保持できます。
変更内容・新機能の詳細
この機能を有効化すると、Redshiftはシステムテーブル(クエリ実行履歴、スロット/ノード統計、監査ログ等)のデータを自動的にAmazon S3 Tables(Apache Iceberg形式)へ書き出します。書き出し後のパーティショニング、コンパクション、保持ポリシーはAWS側で管理されるため、自前のETLパイプラインや本番環境への負荷を心配せずに長期保持が可能です。保存されたIcebergデータはRedshiftから直接クエリできるほか、Amazon Athena、DuckDB、その他Iceberg互換エンジンで読み取り・分析できます。複数のデータウェアハウスのシステムテーブルを単一の場所に集約してクロスウェアハウスの可観測性分析を行う運用も容易になります。さらに、AWS Agent Toolkitによりシステムテーブルデータを用いたパフォーマンス可視化や最適化提案のスキルが提供されます。今回の展開で、追加リージョン(Asia Pacific (New Zealand)、Canada West (Calgary)、AWS GovCloud (US‑East)、AWS GovCloud (US‑West))で利用可能となり、対応はAmazon RedshiftのProvisioned(RGおよびRA3インスタンス)とAmazon Redshift Serverlessに対して行われています。
影響範囲・利用シーン
- 対象ユーザー: Redshiftを運用・監視するSRE/運用チーム、データエンジニア、監査・コンプライアンス担当者
- 利用シーン: 長期監査ログ保存、クエリ性能履歴の長期分析、インシデント調査、複数クラスターのクロス分析/可観測性ダッシュボード作成
- 運用効果: カスタムETLやログ同期の削減により運用負荷を低減し、本番クラスターへのリソース競合を回避。IcebergフォーマットによりサードパーティツールやAthenaなどでの分析が容易になり、観測性向上とコンプライアンス対応がしやすくなる
- リージョン: 追加対応リージョンは Asia Pacific (New Zealand)、Canada West (Calgary)、AWS GovCloud (US‑East)、AWS GovCloud (US‑West)。その他のリージョンの対応状況はドキュメントを確認してください
技術的な注意点
- IAM権限: RedshiftがS3 Tablesへ書き込むための適切なIAMロールやS3への書き込み権限が必要です。アクセス制御やクロスアカウント配置を行う場合は事前にポリシーを確認してください
- リージョン制限: 本リリースで挙げられた追加リージョンのみ拡張されています。利用前にターゲットリージョンでのサポート状況を公式ドキュメントで確認してください
- サポートされるインスタンス/モード: Amazon Redshift Provisioned(RGおよびRA3インスタンス)とAmazon Redshift Serverlessで利用可能と明記されています。既存の他インスタンスタイプの対応はドキュメント参照
- データ形式と互換性: 出力はApache Iceberg形式のS3 Tablesです。Iceberg互換エンジン(Redshift、Athena、DuckDBなど)で読み取り可能ですが、クエリ実行時の接続設定やIAM権限は各エンジン側で別途必要です
- コスト: S3への追加ストレージ料金およびS3リクエスト料金、Icebergデータに対するクエリ(Athena/Redshift/DuckDB等)実行時の課金が発生します。データ保持期間の長期化に伴いストレージコストが増加する点に注意してください
- データ管理: パーティション、コンパクション、保持はAWSが管理しますが、保持ポリシーの設定方法やデータ削除の運用ルールは事前に確認してください
- セキュリティ/コンプライアンス: 保存場所(リージョン/アカウント)と暗号化設定(SSE-S3/SSE-KMS等)の要件を確認し、必要に応じてKMSキーやアクセスログの管理を行ってください